隻手の声(佐藤節夫)The voice of one hand clapping.

世の中の片手の声をココロで聴こう。

久松真一記念館再訪Visit Hisamatsu Museum again.

2010-01-10 22:17:24 | Weblog
久松真一記念館再訪Visit Hisamatsu Shinichi Memorial Museum again.
平成庚寅廿二年睦月十日

2年ぶりに、英会話仲間のKさんと久松真一記念館を訪れた。
落ち着いた佇まいに二人とも感動。新しく看板が立てられて、我々を迎えてもらえた。Kさんは茶道に造詣が深く、抱石庵の茶室にいたく感心して見えた。
にじり口や水屋など本格的に久松真一氏がお茶を点ててみえた茶室を拝見できた。建築家が、参考にするほど今では見かけない茶室の出来である。
掛け軸には何と「隻手の声」の<手>が描かれてある軸が掛けてあった。
早速ブログのプロフィールに載せました。有り難い館長さんの心である。
床の間には正月らしく12年ぶりという寅の軸だ。画面いっぱいに目のクリクリとしたかわいい寅だ。扁額には「大道」という字がのびのびと書かれてあった。
縁側には大きな火鉢に炭が熾してあり、三人で囲みしばし談笑した。
二階は春の日差しが暖かく、床にはこれまたかわいい寅の軸が掛けてあった。 館長さんが時節に合わせて立てかけられた屏風には、りっぱな草書が躍っていた。とても読めないが、

 行 到 水 窮 処
 坐 看 雲 起 時   とご案内されている。
四双屏風という大きな作品です。上の写真です。

こうした書を拝見できるのは記念館ならではですね。
最後には、稲沢からみえたお客人と一緒に、お菓子とお抹茶を頂く。
次回が楽しみな訪問であった。

お読み下され、感謝致します。
ご案内
久松真一記念館   岐阜市長良福光228-2
        Tell 058-231-5317
        入館料1000円(抹茶とお菓子付き)
蔵ギャラリー茶室、八白庵
岐阜市八代1丁目11-10
        Tell 058-232-5523
        入館料500円(抹茶出ます)
両方とも開館日 毎月第2,4日曜日 要予約
        午前10~12時 午後2~4時

*追伸 
 2階の床の間のかわいい寅の軸は仙崖和尚様によるものでした。