隻手の声(佐藤節夫)The voice of one hand clapping.

世の中の片手の声をココロで聴こう。

たそがれの放浪者A wanderer in the twilight

2006-09-18 10:53:37 | Weblog
たそがれの放浪者A wanderer in the twilight.       平成丙戌年長月十八日
 
 次から次へと起こる事件や問題で自分自身を見失いかけそうになる。
昨日は、自由民主党の3総理大臣候補が、朝から「腐りかけた日本」を「美しい日本」にしようとTVに出演。おおよその本音が出てきたように感じた。と同時に小泉首相がキャッチフレーズは良かったが、改革は十年スパンで見なくてはならないため元に戻るような(抜け穴つくり)動きと、年金、財政破綻の恐れは一層叫ばれるようになった。8年も「0金利」で国民は耐えに耐えたことを辞めていく小泉首相は肝に銘じてもらいたい。お陰で各銀行は黒字になった。福井総裁も安泰です。
どうして格差社会になったかはこれだけでも明らかであろう。一流企業はこれでいいが、中小はまだこれからだと思います。安倍氏は「再チャレンジ支援」でお願いしますと言っている。ひびがはいった壁に防水塗料を塗るみたいです。しっかり塗ってもらいたい。

 ところで表題にあるように「たそがれの放浪者」私の人生の先輩Kさんから、すばらしい感動の体験の一報を受け取りました。TVの「ウルルン滞在記」さらがらの報告で、大自然を満喫して見える様子が伝わってきました。一報をご紹介致します。


たそがれの放浪者、からの一報やっと送れる状況になりました、仲間にもお伝え頂ければ幸いです。

9月1日到着後の一週間は、勝手知ったるオクラホマの事、感激の再会や懐かしの地再訪
などアット言う間に過ぎて、ニューメキシコへの途上「ルート66」のノスタルジックな街々を巡るのも
望んだ様に快調な滑り出しとなりました。

リオグランデ高地の農牧場に辿り着いたとたん、状況一変、その直後から西部ファミリーの一員に即組み込まれて、飄々たる旅人気分は吹き飛び、すぐさま心身フル稼働。
日本人的に考えれば不便な野中のアドービ(日干し煉瓦)小屋をあてがわれ、生活の用は総て100m離れた母屋に通って足すのです、まさにTV番組「ウルルン」のレポーターの心地。
朝から午後までの農園での作業で限界使用の老体に、牧場パーティ、町のイヴェント、ホームバーベキュー、ピクニック、時に牛追いと、何でも有りの毎日で、大概の事に慣れてるつもりが、今度ばかりはマジ・サバイバルな毎日であります。

そんなハードさを帳消しにしてくれるのが、当地の遠大無比な景観です、すでに1300mの高地なのです、目を上げれば「リオグランデ川」を挟む肥沃な平原砂漠が碧空のかなたに何百キロも続き、そこへ3000m越えの勇壮な山並みが点在するのですから、まさに絶景。 
早朝から日没まで見飽きる事は無く、夜は夜でかぶさる様な星屑で夢心地、UFO報告で有名な土地柄と言うのもうなずけます。
アルバカーキの南100キロ、ソッコーロと言うのが最寄の町です、そのヒスパニックな小さな古都から車で30分の野中に居る訳です。

苦しいのか嬉しいのか、やや混乱の第一報となりましたが、これが求めていた場所かとも思い、チャレンジを続けていられると言うのが実態です。
メールも何日か置きにしか送受信出来ない様な環境ですが、時に便りを頂ければ嬉しいです。

以上ですが、彼はまだ2か月さすらうそうだ。世界は本当に近くなったと言う感がします。いつか私もこういう旅行記が書けたらと思った。
お読みくだされ感謝致します。