6月7日に開幕したユーロ2008で波瀾が起きています。
グループB第2戦、第1戦で勝利しているドイツとクロアチアの直接対決は2-1とクロアチアが勝利。これでクロアチアはグループ突破決定、ドイツは最終戦で開催国オースリアとグループ突破をかけて対戦します。
グループCではオランダが早々とグループ突破決定。初戦で独W杯優勝国のイタリアを軽くあしらい、第2戦でも独W杯準優勝のフランスを4-1と大勝で下し危なげなく突破を決めました。
大会前はオランダをグループ敗退させるだろうと見られていたイタリアとフランスは蓋を開けてみれば手も足もでず大敗を喫するという最悪の展開。
2分けと好調のルーマニアも影も気になる最終戦は17日に行われます。
グループDではスペインがラウルの背番号7を継いだビジャがハットトリックの活躍でヒディグ率いるロシアを下し好調、前回覇者のギリシャはスウェーデンにあっさりと敗北。
グループAではポルトガルが2連勝でグループ突破決定、開催国スイスは2連敗でグループ敗退。開催2ヶ国がグループ敗退の危機というW杯、ユーロ史上稀にみる一大事です。
グループ最終戦
グループA
スイスvsポルトガル
スイスは開催国でありながらグループ敗退が決定。せめてこの試合に勝って、オースリアにエールを送れるか…?
トルコvsチェコ
グループ突破をかけた両者の直接対戦。トルコは引き分け以上で突破決定と優位に立っていますが、チェコが底力を見せる可能性も大いにあります。
グループB
ポーランドvsクロアチア、オーストリアvsドイツ
クロアチアに思わぬ敗戦を喫したドイツ、プライドもズタズタで望む最終戦は開催国オーストリア。ここでオーストリアが負ければ、W杯とユーロどちらを見ても初となる開催国が1国も決勝トーナメントに参加していないサッカーの歴史上初の事体となります。
元ドイツ代表カーンが語るように“記録は破られるもの”開催国のジンクスが崩れるのか・・・注目です。
グループC
オランダvsルーマニア、フランスvsイタリア
予想通り大混戦となった死のグループC。早々と突破を決めたオランダと勝利で突破が決まるルーマニアの対戦。
フランスとイタリア相手に分けたルーマニアだけに最終戦も番狂わせが起きるかもしれません。オランダが勝ちにこだわるのかどうかでルーマニア、イタリア、フランスの運命は大きく変わります。
もし突破できなくてもワールドカップの雪辱を果たせれば満足かも…