2006FIFAワールドカップ終了後から勢いがとまらないドイツ代表は5月31日、ユーロ2008の前哨戦としてセルビアと対戦しました。
ドイツは先制点を奪われるも、その後同点に追い付き後半37分には主将のミヒャエル・バラックが逆転弾を放ち2-1で逆転勝利を飾りました。
ドイツは4年前のユーロ2004で死のグループにエントリー、初戦で強豪オランダに引き分けたまでは良かったものの、第2戦で格下のラトヴィアにまさかの引き分けを喫すると勝利で決勝トーナメント進出が決まる最終戦で既グループ突破をを決めていたチェコに屈辱的な敗戦を喫しグループリーグ敗退、そのため今回のユーロは雪辱を果たすための大会となります。
ドイツは今大会、くじ運に恵まれた形となりました。
エントリーされたのはグループB。クロアチア、開催国のオーストリア、ポーランドと同組。ドイツの実力なら全勝もあり得る組み合わせだけに決勝トーナメント突破は確実です。
決勝トーナメントも強豪が揃っているグループC，Dを避け、グループAとの対戦。グループAはC・ロナウドのポルトガル、因縁のライバルであるチェコ、開催国スイス、伏兵のトルコが揃うグループ。恐らく1位ポルトガル、2位チェコとなるでしょう。
チェコは前回大会準決勝進出時の影は微塵もない上に、エースのロシツキーが怪我で欠場と最悪の状況下。となるとドイツが決勝までに当たる最大の敵はポルトガルとなりますが、欧州CLとプレミアリーグ、FAカップなど、クラブで殆どの試合に出場したC・ロナウドが消耗したポルトガルはドイツにとって目じゃないかもしれません。
果たして優勝最有力候補ドイツは前回大会の雪辱を果たせるか？