ティエリー・アンリ、ハビエル・サビオラなどのビックプレーヤーが移籍市場を賑わす中、チェルシー首脳はシェフチェンコ、バラックという経営重視の獲得をした昨シーズンを反省してジョゼ・モウリーニョの望んだ選手を次々に獲得、移籍市場が閉じる約1ヶ月前に補強を済ませました。
チェルシーが獲得したのは24歳のイギリス人MFスティーヴ・シドウェル、25歳のイスラエル人DFタル・ベン・ハイム、ペルー代表のFWクラウディオ・ピサーロ、フランス代表MFフローラン・マルダ、更にポーツマスからレンタル移籍中のイギリス人DFグレン・ジョンソンを呼び戻しました。
ジョゼ・モウリーニョ（チェルシー監督、ポルトガル）
「移籍市場はまだ開いているし、その間は何が起きるかわからない。だが、うちの場合はもう補強はないだろう。今いるメンバーは非常にいい顔ぶれだし、選手層も厚くなった」
昨年9月、ジュリオ・バチスタとのレンタル移籍でレアル・マドリードに入団したホセ・アントニオ・レジェスの移籍問題でレアルがアーセナル側に1,000万ユーロ払うことで合意に至りそうです。
優勝決定戦で2ゴールを決めたレジェスを当初レアルは獲得するつもりはなく、レジェスはアトレティコ・マドリード移籍を望んでいましたが、アトレティコ側はレジェスを望んでいなくレジェスの移籍問題は難航しましたが、カペッロ監督の後任のシェスター監督がレジェス獲得を強く望んだためにレアルが獲得に向けて動き出し現在に至り、17日にもレアル移籍が決まりそうです。
ハビエル・サビオラ（アルゼンチン代表、レアル・マドリード）
――レアル・マドリード入団について
「レアル・マドリードからオファーがあるって聞いたとき、一瞬たりとも迷わなかったよ。このクラブでプレーするのは僕のキャリアにとってとても大きなチャンスだからね。レアル・マドリードはこれまで素晴らしい選手をたくさん輩出してきたし、そんなクラブに入れるのは誇りに思うし、すごく嬉しい」
――バルセロナからレアルに移籍したことについて
「誰かを裏切ったわけでも殺したわけでもない」
「別に申し訳ないとは思っていないよ。僕は今だけを見ているし、今日はとっても幸せな気分だ」
――バルセロナの元チームメイトの反応は？
「たくさん電話をもらった。こんなに応援してくれるなんてちょっと驚いたよ。みんな僕の活躍を願ってくれた」
――ラポルタ会長は貴方を非難していましたが…
「バルサでの最後の会見に彼を呼びたかったよ。でも僕はみんなに感謝している。バルサでもいい思い出しかない」
――バルセロナでの最後のシーズンについて
「僕は練習してプレーするだけ。落ち着いていたから何も問題なかったし、バルサが僕を批判する必要もないと思う」
――レアルではポジション争いが待ち構えていますが…
「それはバルサでもレアル・マドリードでも同じだよ。みんなプレーしたいからね。僕は他の選手と同じようにチャンスがあると思う。それに何より大切なのはこの偉大なチームにいるということなんだ」
――レアルの一員になったという自覚はあるか…？
「選手のキャリアには色々な段階があるから、それを乗り越えることが大切。僕はレアル・マドリードの選手としてチームに貢献するだけ。自覚はそのうち生まれてくるし、今はこのチームで頑張ることだけを考えているよ」
