ユーロ2008予選が11日各地で行なわれました。
監督就任後3連勝を記録しているスティーブ・マクラーレン監督率いるイングランド代表はアウェイでクロアチアと対戦。
マクラーレン監督は、親善試合ではなくユーロ予選で代表選手の大半が未経験の3-5-2のシステムを採用するという大胆な行動に出ました。
イングランド代表は、試合開始から新システムに困惑しているのか動きが鈍くクロアチアからないない得点を奪えない展開が続き後半16分にはクロアチアに先制点を決められてしまいます。この1点で試合の流れを掴んだクロアチア代表は相手GKがオウンゴールするという幸運も手伝って2-0でグループリーグ最大の敵イングランドを下し1位に浮上しました。
この敗戦で英国メディアがマクラーレン監督のシステム選択のミスを攻めることは避けられず英国内の“大物監督を代表監督に”“インポッシブル・ジョブ(不可能な任務)”という声もよりいっそう強まりそうです。
この失態返上するためにも07年3月24日のイスラエル戦に勝利して首位奪還を目指して欲しいところ。
スティーブ・マクラーレン(イングランド代表監督)
「負けてしまったのだから、戦術が機能したとは言えない。システム変更を決めたのは私だ。だから、すべては私の責任。批判は甘んじて受ける。ただ、国際レベルにおいて、システムのオプションを複数持つことは不可欠だと、私は今でも考えている。3-5-2を試したことに後悔はない。厳しい状況に追い込まれたのは事実だが、先はまだ長い」
11日の結果
ポーランド2-1ポルトガル
グルジア1-3イタリア
ウクライナ2-0スコットランド
ボスニア・ヘルツェゴビナ0-4ギリシャ
アイルランド1-1チェコ
スロバキア1-4ドイツ
クロアチア2-0イングランド
アイスランド1-2スウェーデン
オランダ2-1アルバニア
オウンゴール後のロビンソン