リーガ・エスパニョーラ第5節、レアル・マドリードvsアトレティコ・マドリードの1戦が10月1日レアルの本拠地サンティアゴ・ベルナベウで行なわれました。
レアルにとって、バルサと同勝ち点となって迎えたこの“マドリード・ダービー”は絶対に勝たなくてはいけない試合。前日にバルサが勝利していることもあってこの試合は重要性は増した。
しかしレアル・マドリードは試合開始直後、早くもサンティアゴ・ベルナベウに集まったサポーターにため息を吐かせてしまう。前半6分、スペイン代表FWファルナンド・トーレスと独W杯で芸術的なボレーシュートを決めたアルゼンチン代表マキシ・ロドリゲスのコンビプレーから伏兵ミスタが決めて先制。ホームのレアルは出端を挫かれる。
その後、ジダンが引退した穴を埋めていたグティがアトレティコの激しいプレッシャーによって潰されレアルは苦戦。その後、ポルトガル代表マニシェのループ、ペトロフのボレーシュートなどがレアル守備軍を襲い、レアルサポーターがリーグ戦初敗北を覚悟するようなシーンが続きレアルは防戦一方。このレアルのピンチを救ったのが先日代表落ちしたレアル・マドリードキャプテン、ラウル・ゴンサレスでした。
前半37分、それまでアトレティコのプレッシャーに潰されていたグティが相手ディフェンスの隙を付き左サイドをドリブル突破し右サイドへセンタリング、グティの絶妙なクロスをペルニーアの裏で待っていたラウルが走り込み右足でゴール!!レアルが同点に持ち込みます。
後半に入り、レアルは前半とは打って変わって圧倒的にボールを支配します。レアルは、全盛期を彷彿とさせる早く、正確なパスを回しでアトレティコを翻弄。逆転ゴールもまじかかと思われた後半17分、悲劇がレアルを襲いました。フェルナンド・トーレスを倒したとしてセルヒオ・ラモスが2枚目のイエローカードを提示され退場。その後レアルの勢いは落ち後半43分、カシージャスと1対1の状況を作ったアトレティコの若きエース、アグエロがシュートを放ちレアルは最大のピンチを迎えましたが、ボールはクロスバーを超えて危機一発。結局同点で試合終了。レアルは、4位に後退しました。
レアル・マドリード1-1アトレティコ・マドリード
前半6分、ミスタ(アトレティコ)
前半38分、ラウル(レアル)
リーガ・エスパニョーラ第6節
ヘタフェvsレアル・マドリード
【インタビュー】
カシージャス(レアル・マドリード)
「試合内容は良かった。1人少ない状況でのプレイだったので。前半は褒めるところがない。後半、セルヒオの退場まではかなり良い状態だった。ゆっくりとしたスタートで最初のチャンスで彼等がゴールを決めた。グティに対しては激しいタックルが4回あった。前半、僕らはメヒアの1回だった。ラウルはスペイン代表入りできる状態であることを示そうとしてとても意欲的だった。」
レジェス(レアル・マドリード)
「絶好のチャンスで足が滑った。試合に関しては、結果は芳しくない。ラモスが抜けるまでは上手くプレイしていた。疲れがあったし、1人少ない状況でプレイすることになった。こう言ったダービーでプレイするのは感動物だね。こう言った試合で成長していくんだから。ホームグランドでは負けるわけにはいない。」
リーガ・エスパニョーラ第5節
ラシン・サンタンデール1-1セルタ
バレンシア4-0ヒムナスティック
マジョルカ1-2ビジャレアル
セビージャ1-0ヘタフェ
エスパニョール0-0オサスナ
サラゴサ1-1レバンテ
レクレアティーボ2-0ベティス
ラ・コルーニャ2-0Rソシエダ