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S夫人と加山雄三。

最愛の最後のペットを亡くしてもう別れが辛いので、ペットは卒業と自分に言い聞かせて早三年半が経ちました。家でくつろぐ時に、犬は何かと大変だけどなんとなくまったりと猫でもいたらいいなとか思うけれど、猫の寿命と自分達の年齢を考慮するとやはり躊躇してしまいます。娘に私達に何かあったらその後飼ってくれるか聞いたら、それは多分だいぶ先のことだろうからその頃の事情もわからないから、約束できないと言われました。それもそうですよね。他に保護猫などそこそこ歳をとった猫を飼うというのもありといえばありでしょうが、そこまでして... とも思います。

ところがいろいろ調べると、最近は信託制のようなしくみで飼主が高齢になり病気や死亡で飼えなくなった時にそれ以降のペットの生涯生活を保証する制度もあるそうです。とはいえ、まあせめて最近はウェブ、YouTubeで猫情報を見て諦めていました。

軽井沢のご近所お友達ご夫婦のSさん、8年前に愛犬と共に軽井沢に移住されたが残念ながらワンちゃんは亡くなりました。するとその直後、ある日、玄関先で猫の鳴き声がするので戸を開けると、ずっとこちらをみて泣いていたそうです。結局その牝猫は、いとも自然にSさんご夫婦に懐き飼い猫となります。名前はタイちゃん。こりゃもう間違いなくワンちゃんの生まれ変わりですw

過日お茶に伺い タイちゃんを見ながら、「猫飼いたいけれど自分達の年齢がねー...」というとS夫人が「あらまだまだ大丈夫!明日からもっと歳をとるでしょ、今この瞬間が一番若いでしょ!若いうちに決断しないと明日以降もっと歳を取りますよ!」なんて背中を押すようなお言葉・・・

さて、今日 新聞記事で病気をきっかけに昨年末で実質引退した加山雄三のインタビューで、引退後、最近はどんな日々ですか?という質問でこんなことを言っていました。

「今はゆっくり起きて飯食って便所いってのんびり絵を描いてます。ほんとは動物が好きなんでせめて猫を飼いたいけれどケアアウスに住んでいる今、もう猫は飼えないのでYouTubeで猫の動画を見て楽しんで、気がつくと夜中の3時になってます(笑)」

それを見て、あはは、昭和のヒーローも私とおんなじことしてるわと思いつつ、ふと・・・おいおい、あたしゃ86歳の老人と同じだな!と思うとS夫人の「今日が一番若い!」というお言葉が脳裏に蘇るのでした。 

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