DCブランド世代にとって象徴的なブランドがある。1970年にスタートした「ビギ」だ。デザイナーの菊池武夫氏と経営者の大楠祐二氏によって生まれ、菊池氏の二度の独立や労使問題、三井物産による被買収など紆余曲折を繰り返しながらも、「一枚の布が生命をもつ」という服づくりのスピリッツは、今なお異彩を放っている。
誕生から50年以上が経過する中、ブランド“BIGI”こそ名をとどめていないが、トレンドを敏感にキャッチし、自らのテイストやオリジナリティを保ちながら新しい潮流を切り拓こうとする企業姿勢は変わらない。(株)ビギ傘下の「モガ」「レキップ」「ヨシエイナバ」「フラボア」などにも、そうした精神とスタンスは脈々と受け継がれている。
そんなブランド群の中で、筆者が注目していたのが「wb(ダブルビー)だ」。モガやヨシエイナバに比べると誕生はずっと後(2004年)になるが、他社にはない独特な素材使いやカッティングの秀逸さは、往年のビギを彷彿させた。ターゲットは30代後半からの洋服好きで働く女性。コンサバエレガンスを旨とする大企業のOL向けというより、仕事も遊びも自分らしく自由にこなす大人の女性に向けたブランドだ。
wbがスタートした当時は平成不況、デフレ禍の只中。大手アパレルは卸先が売上げ急落を利幅で埋めるために求めた歩率アップにより、商品原価を下げざるを得なくなった。また、ODM(相手先デザイン生産)など安易な外部委託に走った結果、各ブランドは急速に個性やクオリティを失い、凋落していった。
一方、wbは外部環境の変化に左右されることなく、ひたすら独立独歩の服づくりを貫いた。企画デザインに注力し、素材や加工などに原価をかけ、服選びで妥協しないファンに向けたアイテムを生み出す。皮肉なことにそんな服は、百貨店の客層に好まれた。松屋銀座、日本橋三越、大丸東京、そして各地の一番店では、コンスタントにファンを集客。都市部、地方を問わず洋服好きがいる限り、その傾向は変わらなかった。
ところが、昨年2月、突如、wbのショップ閉店とモガへの統合がリリースされた。詳細な理由のわからない。元々、モガはキャリア志向の女性のためのブランドで、シックで落ち着きのあるウエアを展開していた。ただ、誕生から50年を経過したロングランブランドで、活性化の意味を込めて新しい血を入れたかったのか。後発のwbもキャリア狙いのため、両ブランドの明確な線引きが難しくなったからか。
親会社である三井物産としては、ブランドの特徴を明確にした方が素材調達を担う商社としては、OEMを含めブランドの世界観に合致したものを効率的に手配、生産しやすい。そのため、よりコアなファンを獲得せよとの命を下したか。それとも、主な販路である百貨店から、モガの活性化を求められたか。いずれも憶測の域を出ないが、そうした理由が考えられる。
アパレルビジネスである以上、売上げが頭打ちのブランドはテコ入れし、時間の経過ともに陳腐化したブランドは、企画スタッフを交代させるなどの対策を取らざるを得ない。もちろん、wbの遺伝子をモガの中で、個性としてどう昇華させるか。それには大いに期待できる。
では、wbの後継ブランドはあるのか。ふとそんなことも考えた。レキップやヨシエイナバはメーンターゲットが50代で、実際の客層はさらに上がる。フラボアは30代でも着こなせるが、個性的なデイリーカジュアル。「アデュートリステス」や「ロワズィール」はガーリッシュテイスト。メーンターゲットは30代以下で、オフィシャルには不向きである。wbの受け皿となり、洋服好きを唸らせるブランドが必要ではと思っていたら、ビギ側もちゃんと考えていたようで、秋には「DÉPAREILLÉ(デパリエ)」をデビューさせた。
ビギ公式サイトのブランド紹介には以下のようなフレーズがある。「女性本来の魅力を演出する、時代の変化によりさまざまなものが交差し合わさる、私の好き(好み、個性)の組み合わせ それがDÉPAREILLÉ」と。
自分の魅力を服によってどう引き立たせるか。そんな服は時代、シーズンによって様々な表情を見せるものがいい。そこで違った好きに出会い、違った自分を主張できる。着る人を幾重にも演出する服がデパリエなのだ。wbに比べるとやや上の年齢向けにも見えるが、30代後半から40代前半の服が甘くて若づくりを意識するものが多いためか、大人びてもエージレスな自分を演出したい人向けには、格好のブランドだと思う。
こんな服が欲しかったと実感できる服
別のリリースによると、「デパリエは、1960年代のパリの女性をテーマにデザインしたコートやジャケットなどのアイテムを主力にする」という。他のアイテムにしても、シャツの襟に芯地を入れてコシを出し、ドレスをテーラードカラーにするなどして、マニッシュなイメージも併せ持たせたという。キャリア向け、オフィシャル着用も頷ける。
価格はデザイナーズブランドとしてはMAXの設定。例えば、ラメファンシーツィードジャケットは143,000円、リボンヤーンラメツィードジャケットは121,000円、シルクストレッチワイドパンツは41,800円、シルクストレッチスカートは41,800円、ハイゲージ2WAYプルオーバーは44,000円(すべて税込)となっている。
ここ最近、メディアは物価高を声高に叫び、消費者が生活防衛に追われると警鐘を鳴らす。にも関わらず、デパリエのオンラインサイトではすでに高価格帯でもSOLD OUTのアイテムがある。ラメファンシーツィードジャケット143,000円、ファンシーツィードジャケット101,200円、ラメファンシーツィードジレ88,000円、 ノーカラーリバーベスト88,000円、ファンシーツィードフリンジジレ79,200円、オーガンジーランダムタックプリーツスカート37,400円(すべて税込)などで、女性ならではのデザインが完売している。
やはり、商品の良さを見抜けるお客には、「この素材使い、このデザイン、この質感なら、十分に値ごろだから、買い」とのスイッチが入るのだ。それには巧みな販売戦略とプレスプロモーションが奏功したと考えられる。デパリエでは、Advance Reservation
2022A/Wと銘打った「秋冬物の先行予約」の第1弾を7月22日にスタート。第2弾は一週間後の7月29日に開始したが、第3弾、第4弾はそれぞれ8月19日と9月22日にスタートした。
残暑が残る中で、実需期とは開きもあるが、洋服好きにアイテムを小出しに見せることで少しずつ購買意欲を煽っていく、いわゆるデザイナーブランドの手法である。その間、8月9日には2022年秋冬コレクションをweb上でも公開している。当然、wbの後を引き継ぐ大人向けのブランドがいつデビューするかは、メディア関係者も期待したはず。ビギの服づくりを40年以上見てきた筆者が「これだよ」と感じるくらいだから、ファッション誌の編集者が誌面で取り上げたくなるのは想像に難くない。
ビギが旬だった70年代後半も、代表の大楠氏は「アンアンが成り立っているのは、ビギがあるからだ」と、豪語していた。裏を返せば、ファッション誌が売れるために不可欠なブランドを出版社サイドが求める傾向は、今も変わらない。その意味で、デパリエは大人の女性向け雑誌では、トップリコメンドになる可能性もある。
話はズレるが、先日、日本テレビのアナウンス部が初のアパレルブランド「アウディーレ」を発表したとの報道があった。同社は2022~24年の中期経営計画で「テレビを越えろ、ボーダーを越えろ。」というスローガンを掲げ、新規事業の創出に注力。「全員ビジネスプロデューサー主義」を社員に投げかけていたが、その一環でもあるようだ。
プロデュースした郡司恭子アナは、「自分にとって心地よい選択をするためにどのような服を選び、まとうと良いか。服の提案だけでなく、その過程にも寄り添うブランドにしたい」と、コメントしている。まあ、日テレには10年ほど前、超ミニホットパンツ姿で堂々と出社し、局員を唖然とさせたアナウンサーがいた。上層部はこの一件をよく思っていないはずで、「アウディーレ」の企画に当たっては、何らかの指示もあったのではないか。
デザインや製造、実売の有無など詳細はわからない。ただ、商品を見る限りでは、画面の向こう側にいる高齢の視聴者を意識したのか、スーツにしても、ドレスにしてもコンサバエレガンスなテイストに落ち着いている。その対極にあるのがデパリエなのだが、こちら方が似合うメディア関係者も確かにいる。
ジュンコシマダ、フリーツプリーズを難なく着こなした元アナでタレントの楠田枝里子氏、現役時代はデザイナーズファッションにも臆することがなかったフジテレビの阿部知代アナウンス室デスク担当部長、そしてパリの女性をテーマにするならこの人、小泉進次郎元環境大臣のクリステル夫人。仕事で見事にキャリアを重ねたお三方にはフィットするはずだ。
もちろん、少し年齢が下がる方々でも、セントフォース所属の中田有紀アナや長久保智子アナ、キー局ではテレ朝の森川夕貴アナなら映えるだろう。独特な世界観を持つデパリエは、クールで少しアンニュイな雰囲気を醸すキャラクターの方が合致する。こればかりは人気アナや実力派キャスターだからと、着こなせるわけではない。人柄とセンスは必ずしもリンクしないからだ。有働由美子キャスター然り、和久田真由子アナ然り、TBSの江藤愛アナ然りである。
このコラムではかつて「女子アナとエムズグレイシー」というタイトルで書いた。今度は「デパリエとメディアウーマン」なんてコラムをもいいかと思う。今年の紅白歌合戦で司会を務める桑子真帆アナの衣装も気になるところだが、キャラ的にデパリエのテイストは難しいかも。それでも、スタイリストがどう動くかだ。ブランドプレスの意気込み、そしてリース次第だと思うが、果たして。
誕生から50年以上が経過する中、ブランド“BIGI”こそ名をとどめていないが、トレンドを敏感にキャッチし、自らのテイストやオリジナリティを保ちながら新しい潮流を切り拓こうとする企業姿勢は変わらない。(株)ビギ傘下の「モガ」「レキップ」「ヨシエイナバ」「フラボア」などにも、そうした精神とスタンスは脈々と受け継がれている。
そんなブランド群の中で、筆者が注目していたのが「wb(ダブルビー)だ」。モガやヨシエイナバに比べると誕生はずっと後(2004年)になるが、他社にはない独特な素材使いやカッティングの秀逸さは、往年のビギを彷彿させた。ターゲットは30代後半からの洋服好きで働く女性。コンサバエレガンスを旨とする大企業のOL向けというより、仕事も遊びも自分らしく自由にこなす大人の女性に向けたブランドだ。
wbがスタートした当時は平成不況、デフレ禍の只中。大手アパレルは卸先が売上げ急落を利幅で埋めるために求めた歩率アップにより、商品原価を下げざるを得なくなった。また、ODM(相手先デザイン生産)など安易な外部委託に走った結果、各ブランドは急速に個性やクオリティを失い、凋落していった。
一方、wbは外部環境の変化に左右されることなく、ひたすら独立独歩の服づくりを貫いた。企画デザインに注力し、素材や加工などに原価をかけ、服選びで妥協しないファンに向けたアイテムを生み出す。皮肉なことにそんな服は、百貨店の客層に好まれた。松屋銀座、日本橋三越、大丸東京、そして各地の一番店では、コンスタントにファンを集客。都市部、地方を問わず洋服好きがいる限り、その傾向は変わらなかった。
ところが、昨年2月、突如、wbのショップ閉店とモガへの統合がリリースされた。詳細な理由のわからない。元々、モガはキャリア志向の女性のためのブランドで、シックで落ち着きのあるウエアを展開していた。ただ、誕生から50年を経過したロングランブランドで、活性化の意味を込めて新しい血を入れたかったのか。後発のwbもキャリア狙いのため、両ブランドの明確な線引きが難しくなったからか。
親会社である三井物産としては、ブランドの特徴を明確にした方が素材調達を担う商社としては、OEMを含めブランドの世界観に合致したものを効率的に手配、生産しやすい。そのため、よりコアなファンを獲得せよとの命を下したか。それとも、主な販路である百貨店から、モガの活性化を求められたか。いずれも憶測の域を出ないが、そうした理由が考えられる。
アパレルビジネスである以上、売上げが頭打ちのブランドはテコ入れし、時間の経過ともに陳腐化したブランドは、企画スタッフを交代させるなどの対策を取らざるを得ない。もちろん、wbの遺伝子をモガの中で、個性としてどう昇華させるか。それには大いに期待できる。
では、wbの後継ブランドはあるのか。ふとそんなことも考えた。レキップやヨシエイナバはメーンターゲットが50代で、実際の客層はさらに上がる。フラボアは30代でも着こなせるが、個性的なデイリーカジュアル。「アデュートリステス」や「ロワズィール」はガーリッシュテイスト。メーンターゲットは30代以下で、オフィシャルには不向きである。wbの受け皿となり、洋服好きを唸らせるブランドが必要ではと思っていたら、ビギ側もちゃんと考えていたようで、秋には「DÉPAREILLÉ(デパリエ)」をデビューさせた。
ビギ公式サイトのブランド紹介には以下のようなフレーズがある。「女性本来の魅力を演出する、時代の変化によりさまざまなものが交差し合わさる、私の好き(好み、個性)の組み合わせ それがDÉPAREILLÉ」と。
自分の魅力を服によってどう引き立たせるか。そんな服は時代、シーズンによって様々な表情を見せるものがいい。そこで違った好きに出会い、違った自分を主張できる。着る人を幾重にも演出する服がデパリエなのだ。wbに比べるとやや上の年齢向けにも見えるが、30代後半から40代前半の服が甘くて若づくりを意識するものが多いためか、大人びてもエージレスな自分を演出したい人向けには、格好のブランドだと思う。
こんな服が欲しかったと実感できる服
別のリリースによると、「デパリエは、1960年代のパリの女性をテーマにデザインしたコートやジャケットなどのアイテムを主力にする」という。他のアイテムにしても、シャツの襟に芯地を入れてコシを出し、ドレスをテーラードカラーにするなどして、マニッシュなイメージも併せ持たせたという。キャリア向け、オフィシャル着用も頷ける。
価格はデザイナーズブランドとしてはMAXの設定。例えば、ラメファンシーツィードジャケットは143,000円、リボンヤーンラメツィードジャケットは121,000円、シルクストレッチワイドパンツは41,800円、シルクストレッチスカートは41,800円、ハイゲージ2WAYプルオーバーは44,000円(すべて税込)となっている。
ここ最近、メディアは物価高を声高に叫び、消費者が生活防衛に追われると警鐘を鳴らす。にも関わらず、デパリエのオンラインサイトではすでに高価格帯でもSOLD OUTのアイテムがある。ラメファンシーツィードジャケット143,000円、ファンシーツィードジャケット101,200円、ラメファンシーツィードジレ88,000円、 ノーカラーリバーベスト88,000円、ファンシーツィードフリンジジレ79,200円、オーガンジーランダムタックプリーツスカート37,400円(すべて税込)などで、女性ならではのデザインが完売している。
やはり、商品の良さを見抜けるお客には、「この素材使い、このデザイン、この質感なら、十分に値ごろだから、買い」とのスイッチが入るのだ。それには巧みな販売戦略とプレスプロモーションが奏功したと考えられる。デパリエでは、Advance Reservation
2022A/Wと銘打った「秋冬物の先行予約」の第1弾を7月22日にスタート。第2弾は一週間後の7月29日に開始したが、第3弾、第4弾はそれぞれ8月19日と9月22日にスタートした。
残暑が残る中で、実需期とは開きもあるが、洋服好きにアイテムを小出しに見せることで少しずつ購買意欲を煽っていく、いわゆるデザイナーブランドの手法である。その間、8月9日には2022年秋冬コレクションをweb上でも公開している。当然、wbの後を引き継ぐ大人向けのブランドがいつデビューするかは、メディア関係者も期待したはず。ビギの服づくりを40年以上見てきた筆者が「これだよ」と感じるくらいだから、ファッション誌の編集者が誌面で取り上げたくなるのは想像に難くない。
ビギが旬だった70年代後半も、代表の大楠氏は「アンアンが成り立っているのは、ビギがあるからだ」と、豪語していた。裏を返せば、ファッション誌が売れるために不可欠なブランドを出版社サイドが求める傾向は、今も変わらない。その意味で、デパリエは大人の女性向け雑誌では、トップリコメンドになる可能性もある。
話はズレるが、先日、日本テレビのアナウンス部が初のアパレルブランド「アウディーレ」を発表したとの報道があった。同社は2022~24年の中期経営計画で「テレビを越えろ、ボーダーを越えろ。」というスローガンを掲げ、新規事業の創出に注力。「全員ビジネスプロデューサー主義」を社員に投げかけていたが、その一環でもあるようだ。
プロデュースした郡司恭子アナは、「自分にとって心地よい選択をするためにどのような服を選び、まとうと良いか。服の提案だけでなく、その過程にも寄り添うブランドにしたい」と、コメントしている。まあ、日テレには10年ほど前、超ミニホットパンツ姿で堂々と出社し、局員を唖然とさせたアナウンサーがいた。上層部はこの一件をよく思っていないはずで、「アウディーレ」の企画に当たっては、何らかの指示もあったのではないか。
デザインや製造、実売の有無など詳細はわからない。ただ、商品を見る限りでは、画面の向こう側にいる高齢の視聴者を意識したのか、スーツにしても、ドレスにしてもコンサバエレガンスなテイストに落ち着いている。その対極にあるのがデパリエなのだが、こちら方が似合うメディア関係者も確かにいる。
ジュンコシマダ、フリーツプリーズを難なく着こなした元アナでタレントの楠田枝里子氏、現役時代はデザイナーズファッションにも臆することがなかったフジテレビの阿部知代アナウンス室デスク担当部長、そしてパリの女性をテーマにするならこの人、小泉進次郎元環境大臣のクリステル夫人。仕事で見事にキャリアを重ねたお三方にはフィットするはずだ。
もちろん、少し年齢が下がる方々でも、セントフォース所属の中田有紀アナや長久保智子アナ、キー局ではテレ朝の森川夕貴アナなら映えるだろう。独特な世界観を持つデパリエは、クールで少しアンニュイな雰囲気を醸すキャラクターの方が合致する。こればかりは人気アナや実力派キャスターだからと、着こなせるわけではない。人柄とセンスは必ずしもリンクしないからだ。有働由美子キャスター然り、和久田真由子アナ然り、TBSの江藤愛アナ然りである。
このコラムではかつて「女子アナとエムズグレイシー」というタイトルで書いた。今度は「デパリエとメディアウーマン」なんてコラムをもいいかと思う。今年の紅白歌合戦で司会を務める桑子真帆アナの衣装も気になるところだが、キャラ的にデパリエのテイストは難しいかも。それでも、スタイリストがどう動くかだ。ブランドプレスの意気込み、そしてリース次第だと思うが、果たして。