ここ数年、クリスマスはデザイン三昧になっている。
昨年はレザーのロングコートをモデル使ってプロモ。
今年は夏頃からドレスのイメージが浮かんで、11月に
デザインを開始した。コンサバなエレガンスイメージを
取り払ったシンプルでスノッブなカッティング。
ぜったいにかっこいい女が着るドレスにしよう。
色はあえて官能度を出すために薄いパープルにした。
いつもは苦労する生地探しがスムーズに進んだことも
あって、11月末にドレスが完成。そこまでは
順調に進んだかに見えた。
ところが、撮影のシチュエーション決めではたと困った。
どんなカットの写真にするか。モデルで撮るか、
置き撮りか、それともセットを組むか。
いろいろ考えた挙げ句、ドレスを脱いだ感じで
ソファの上に無造作に置き、アクセサリーも放り投げた
シチュエーションのカンプを作り上げた。
カメラマンと相談すると、カンプイメージだと
ホリ(ホリゾント)バックのスタジオ撮影は、
切り抜いたような写真に見え、厳しいという。
だったら、ロケだ。一応、バックをロフトのイメージで
考えていたので、どこか古いビルで撮ればいい。
あれこれリストアップしていたが、カメラアングルや
借用の問題でこれも二転三転。最後はカメラマンの
アイデアで須崎埠頭の倉庫街で撮ることに決着した。
ロケハンしてもらったところ、コンクリートの
朽ち具合もちょうどいい。念のため、自ら現地を
確認しにいった。問題ない。12月初めに撮影決行だ。
ところが、ここでまた問題が生じた。ドレスを置く
ちょうどいい「ソファー」が見つからないのだ。
ヤコブセンじゃ丸いし、ドレスのテイストとあわない。
ミッドセンチュリーのストライプは、トラッド過ぎる。
流行のクラシックラインは、ギャルの部屋っぽい。
インターネットから、街のインテリアショップ、
中古家具店、大川のメーカーまで探し尽くしても
見つからない。撮影日が近づいて焦る。
そのとき、ふと閃いた。やはり、スタジオで撮ろう。
ドレスのシルエットや生地感を生かすにはドレスを
クローズアップする撮り方がベスト。ソファーがある
シチュエーションなんかどうでもいい。そうだ。これだ。
決して妥協ではない。それでいこう。
こうして12月5日、無事に撮影は終了した。
ちなみにバックにある赤いファブリックは
事務所のカーテンを利用したものである。
昨年はレザーのロングコートをモデル使ってプロモ。
今年は夏頃からドレスのイメージが浮かんで、11月に
デザインを開始した。コンサバなエレガンスイメージを
取り払ったシンプルでスノッブなカッティング。
ぜったいにかっこいい女が着るドレスにしよう。
色はあえて官能度を出すために薄いパープルにした。
いつもは苦労する生地探しがスムーズに進んだことも
あって、11月末にドレスが完成。そこまでは
順調に進んだかに見えた。
ところが、撮影のシチュエーション決めではたと困った。
どんなカットの写真にするか。モデルで撮るか、
置き撮りか、それともセットを組むか。
いろいろ考えた挙げ句、ドレスを脱いだ感じで
ソファの上に無造作に置き、アクセサリーも放り投げた
シチュエーションのカンプを作り上げた。
カメラマンと相談すると、カンプイメージだと
ホリ(ホリゾント)バックのスタジオ撮影は、
切り抜いたような写真に見え、厳しいという。
だったら、ロケだ。一応、バックをロフトのイメージで
考えていたので、どこか古いビルで撮ればいい。
あれこれリストアップしていたが、カメラアングルや
借用の問題でこれも二転三転。最後はカメラマンの
アイデアで須崎埠頭の倉庫街で撮ることに決着した。
ロケハンしてもらったところ、コンクリートの
朽ち具合もちょうどいい。念のため、自ら現地を
確認しにいった。問題ない。12月初めに撮影決行だ。
ところが、ここでまた問題が生じた。ドレスを置く
ちょうどいい「ソファー」が見つからないのだ。
ヤコブセンじゃ丸いし、ドレスのテイストとあわない。
ミッドセンチュリーのストライプは、トラッド過ぎる。
流行のクラシックラインは、ギャルの部屋っぽい。
インターネットから、街のインテリアショップ、
中古家具店、大川のメーカーまで探し尽くしても
見つからない。撮影日が近づいて焦る。
そのとき、ふと閃いた。やはり、スタジオで撮ろう。
ドレスのシルエットや生地感を生かすにはドレスを
クローズアップする撮り方がベスト。ソファーがある
シチュエーションなんかどうでもいい。そうだ。これだ。
決して妥協ではない。それでいこう。
こうして12月5日、無事に撮影は終了した。
ちなみにバックにある赤いファブリックは
事務所のカーテンを利用したものである。