INSIDE SORAMAME

私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

もっと愛をください(12)

2010年12月10日 |    ┣ 愛をください
(つづき)
愛をください(4)」で取り上げた「一頭目の馬」、「もっと愛をください(1)」で取り上げた「二頭目の馬」に引き続き、北九州市門司区に居る「三頭目の馬」。
ただし実際には三頭目ではなく、「馬」は他にも登場している。

「上馬寄」の「馬」の字は「うま」とは読まず、「寄」も「より」や「キ」などとは読まない。
このように、一文字一文字は簡単に読めても、それらが合わさると意外な読み方となるような例が、本当の意味での「難読」といえるのではないだろうか。

このバス停には、「門司駅~大里桃山町~上馬寄~緑ケ丘~藤松~砂津小倉駅前~三萩野~木町~愛の家」を結ぶ「49番」(赤坂海岸経由の「49-1番」ではありません)、「恒見営業所~桜ケ丘~門司駅~社ノ木二丁目~上馬寄~藤松~緑ケ丘~社ノ木二丁目~門司駅~桜ケ丘~恒見営業所」を結ぶ「47番」「48番」、「田野浦・門司学園高校~門司港駅~門司駅~社ノ木二丁目~上馬寄~緑ケ丘~藤松~砂津~小倉駅前~魚町小倉北区役所・青葉車庫」を結ぶ「94番」が停車する。
門司駅方面、小倉方面ともに運行本数はかなり多く、丘陵地の住宅地の住民の足として、バスが根付いている印象を受ける。

「47番」と「48番」は福岡地区と同様「兄弟路線」である。
「社ノ木二丁目~藤松~緑ケ丘~上馬寄~社ノ木二丁目」の区間でループを形成しており、門司駅方面から来て「藤松→緑ケ丘→上馬寄」と回るもの(内回り)が「47番」で、「上馬寄→緑ケ丘→藤松」と回るもの(外回り)が「48番」である。
ただ、「47番」「48番」というのは、あくまでループ区間の外(というよりは「ループ区間に進入する直前まで」と言ったほうが適切だろうか)から見たときの分け方であり、ループ区間内及びループ区間を抜け出した後は、全てが「47番」として運行される。
このため、実際はここ「上馬寄」には「48番」は停車しない(「48番」で「上馬寄」に行くことはできるのに、不思議ですね??)。

一見ややこしい感じもするが、かつての「8番」と「8-1番」のようにループ区間を抜けても異なる番号であり続ける必要はない訳で、そう考えればなかなか合理的といえそうだ。
行先番号の統一循環運行が古くから定着している例といえるかも(ループ区間がさほど長くなく、また、「49番」も含めれば本数はかなり多いため、「乗り間違えても、大きな時間のロスなく目的地までたどりつける」というのも「定着」している要因かもしれない)。

ちなみに、写真左ののりばの行先案内には「小倉方面」とあるが、こののりば(社ノ木二丁目方面から来たバスが停車)に停車する小倉方面行きは平日に一日2本の「94番」のみであり、一時間あたり約4~5本運行されている「49番」の小倉方面行きは、写真右ののりば(大里桃山町方面から来たバスが停車)で待つ必要がある。
(つづく)

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2 コメント

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藤松方面 (ちくしの疾風)
2010-12-12 17:38:23
この47番ですが恒見から門司方面に向かう場合『藤松方面』、『緑ヶ丘方面』というように結構意味の分からない案内で私も『いったい何が違うんだ?』と思ったみたいですが藤松が先か緑ヶ丘が先かというもんだったんですね~?

でも恒見路線は相変わらず循環路線が多いものですが裏門司(私の造語)の路線は非常に本数が少ないです。。
Unknown (soramame)
2010-12-12 22:58:03
ちくしの疾風さん、こんにちは。

たしかに、藤松方面、緑ケ丘方面、では、正確な意味はわかりませんね。
地元の人に伝われば、それでよいということなんでしょうけど。

なお、「裏門司」という言葉は、昔から広く使われている言葉ですよ。

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