INSIDE SORAMAME

私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

チラシのオモテ(41)

2009年03月07日 |    ┣ チラシとキロク
(つづき)
平成6年12月21日現在の、桜ケ丘地区と都心部を都市高速経由で結ぶ「無番」の路線図及び時刻表の一部。

路線図のほうは一見かっこいいが、よくみると「四王子坂1丁目」「空港ランプ」「千代町ランプ」など、けっこういい加減である。

この当時の系統と平日の運行本数は以下の通りである(ちなみに画像にあるのは土曜日の時刻表)。

 ひばりが丘→空港通ランプ→天神→空港通ランプ→桜ケ丘第四   … 3本
 桜ケ丘第五→空港通ランプ→天神→空港通ランプ→桜ケ丘第四 … 1本
 桜ケ丘第四→空港通ランプ→天神→空港通ランプ→桜ケ丘第四  … 4本
 ひばりが丘→月隈ランプ→天神→月隈ランプ→ひばりが丘    … 8本
 四王子坂→月隈ランプ→天神→月隈ランプ→宇美営業所     … 1本
 四王子坂→月隈ランプ→天神→月隈ランプ→四王子坂      … 1本

上記のうち、月隈ランプ経由の便が、現在の「390番」の原型といえるだろう。
当時はまだ「38番」と「39番」も天神までやってきていたので、都市高速系統はあくまで「おまけ」的な位置付けだったように思える。
平成8年の大改正で、「37番」とともに「39番」が呉服町ランプから福岡タワー方面に行くようになり、「38番」も実質免許維持路線化に伴い博多駅止めとなったことで、それ以降、天神と桜ケ丘地区を結ぶ路線は都市高速経由のみという状態が続いている。

また、上記系統とは別に、極楽寺や原田橋方面から「→亀山→空港通ランプ→天神北ランプ→天神→千代ランプ→空港通ランプ→亀山方面へ」という系統も運行されていたが、現在は下志免以北の県道福岡太宰府線から都市高速に乗る路線はなくなっている。
下志免以南については、その後にできた「370番」で代替しているとみることもできる。

当時は、現在とは違い循環運行が行われていた。
都市高速を天神北ランプで降りて、都心部を通って、再び千代ランプから都市高速に乗るという、現在、500番台東部地区からの「直行」で採用されている手法の先駆けということができる(500番台は双方向の運行、かつ、一般道路経由と都市高速経由の組み合わせのため、まったく同じパターンという訳ではないが)。
天神から北・東・西方向には折り返し場があるが(北…那の津口や那の津四丁目など、東…吉塚営業所など、西…西公園など)、南方向にはなかなか適切な場所がないため、天神北ランプで都市高速を降りて都心部に入ってきたバスが循環運行となることは、ある意味必然なのかもしれない。

糟屋郡南部(志免町宇美町)と都心部を都市高速道路経由で結ぶ路線は、現在のように「370番」「390番」という番号が与えられるまでは、長らく「無番」であった。
番号が固定されない自由度からか、ルートの変化も目まぐるしく、私も、全ての過程を押さえきれていないというのが正直なところである。
ご存知の方がいらっしゃれば、教えていただけたら幸いです。
(つづく)
コメント
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