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チラシのオモテ(32)

2008年10月09日 |    ┣ チラシとキロク
(つづき)
市内電車の代替路線のうち、城南線、九大前を通る「10番」と「20番」に関する昭和59年4月27日時点の時刻表の一部である。
当時のこの路線は以下のような経路であった。

「10番」
姪浜~藤崎~西新~六本松~渡辺通一丁目~博多駅~呉服町~県庁~九大前
「20番」
西新~六本松~渡辺通一丁目~天神~呉服町~県庁~九大前

「10番」の郊外向けには、西新や藤崎までのものがあり、都心向けでは博多駅止めもあった。
また、都心向けは「10番」「20番」ともに警察本部前止めがあった。
警察本部前止めは他の路線にもたくさんあったが、吉塚営業所の開設とともになくなっている。

「10番」はその後、郊外部にのこ渡船場行きや原北中学校行き、都心部に九大病院行きなどができ、複雑化し始めたため、「8番」「9番」「10番」に分割・再編された。

一方の「20番」は、その後、「ドーム・タワー循環線」のあとを受け、「25番」とともに、西新から福岡タワー南口まで延長が行われたりもしたが、他の路線で十分代替がきくという判断からか、路線自体が廃止となり、現在は欠番となっている。

現在、西新~六本松~渡辺通一丁目~博多駅間には、「9番」「10番」「15番」が走っているが、「85番」の廃止により復活した「15番」(タワー~西新~博多駅~ゆめタウン博多)が博多駅で分断されてしまったこともあり、これらの線引きがかなりあいまいになっている。
個人的には無駄に番号を消費しているように見えてしまい、もっと整理できるのではないかと思うのだが…。

ちなみに、「10番」の分割を機に、これらのバスの方向幕の経由地表記は「城南」から「薬院駅」へと更新が進んだ。
六本松から城南線に入ってくるバスには「城南」という表記のままのものも多かったが、いずれはすべて「薬院駅」に統一していく方針なのだろうと思っていた。
しかし、行先表示のLED化に伴い、「城南線」(「線」が付くようになった)と「薬院駅」の2つを一緒に表記したものがみられるようになり、再び混沌としてきている。
方向幕に比べてただでさえ情報量が少ないLEDなので、「博多座」と「明治通」、「国体道路」と「キャナルシティ」、そして「城南線」と「薬院駅」などについては、このうちどちらか一つだけの表示に統一して、そのかわり、それ以外の経由地表示を充実してもらいたいものである。

表示の問題はこれまでいろいろと書いてきた。
私自身、街をゆくバスの行先表示を見るたびに、ついつい頭の中でいろいろと添削してしまっている(笑)のだが、現実には、あまり改善は進んでいない。
実際のところ利用者の人たちはそこまで真剣に表示を見ている訳ではなく、表示を考えるほうも真剣に考えるだけ損だと考えている面もあるのかもしれない…。

なお、この時刻表では「渡辺通一丁目」のことを「一丁目」と表記している。
たしかに昔の人には「渡辺通一丁目」のことを「一丁目」という人がなぜか多い…。
(つづく)
コメント (2)
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