今朝、電車の中で、こんな広告を見た。
どうやら、日本マクドナルドが出したものらしい。ダメでしょう。
これ。インパク勝負のコピーライター、それを平気で流す会社側の広
告担当者、最終的にGOを出した経営陣。
この広告には掲出する側の驕りがある。ソニーやキヤノンが業績悪化
を理由とする人員削減を発表する中、同社は比較的に好調な業績推移を
見せる。しかしながら、それは、尊敬に値する「商道」や顧客発想を貫
いた結果では決してない。安いからでしょう。見上げた商品やサービス
はない。
どこの店舗でもよい。同社の営業店に行ってみるがいい。掃除が行き
届かない店内。壊れそうで貧弱なつくりの汚れたソファ。それだけでは
ない。マニュアルに書かれた事以外は、何一つするものかという態度の
若年店員。それをたしなめる事もしない正社員。一度、「休憩」ともな
れば長蛇の列に制服姿で並び、訳知りの会話を恐縮する事もなくするア
ルバイト。
大人の街、虎ノ門の店舗では、寡黙に食事をする客の席に、休憩時間
に入ったバイト達のバカ騒ぎがこだまする。こんな営業をしている会社
が、どうして道徳的に偉そうな事が言えるのか。あんた達に、言われた
くない。こうした反応がある事位、いつも営業店をまわっているエリア
・マネジャーが気付くべき。現場を歩いた人間なら、わかる。「うちの
会社が、それを言ったら、まずい」って。
しかしながら、今回の広告が確信犯的な別の意図があるのなら、また、
話は変わってくる。例えば、こんな刺激的な広告をあえて出して、同社
が、社会の反応を見ようとしているのなら。そして、その反応に合わせ
て、今後の接客を考えようとしているなら(大して、クレームもこない
のなら、やはり最近の社会の道徳に対する意識が鈍っているのだから、
適当な接客でよいと判断したりして)。
とはいうものの、そんな調査を必要とされる社会と思う事自体、極め
て不愉快なのであるが・・・。みなさんは、どう思う?
路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信
追記・行ってきました。ダーヴィッシュのインストア・ライブ。はじめて
間近で見る本場のアイリッシュ・ケルト系の演奏。最高の浮遊感を味わい
ました。
ミュージシャン達も、みんな素朴な人達で、ブズーキの人なんか、演奏
前に話し掛けたら、「私は、オープンAで、あの人は、オープンD」とか
気さくに教えてくれた。アイリッシュ・ケルト系の音楽の一番、よさそう
な音源には、まだ、たどり着けていない。でも、これを機会に、ちょっと
はまってしまいそうだ。