そろそろ

路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信のブログ

マックさん!! あんたが、それを言ったらおしまいよ。

2008-12-11 22:59:41 | 日々の泡立ち。


 今朝、電車の中で、こんな広告を見た。
  どうやら、日本マクドナルドが出したものらしい。ダメでしょう。
これ。インパク勝負のコピーライター、それを平気で流す会社側の広
告担当者、最終的にGOを出した経営陣。

  この広告には掲出する側の驕りがある。ソニーやキヤノンが業績悪化
を理由とする人員削減を発表する中、同社は比較的に好調な業績推移を
見せる。しかしながら、それは、尊敬に値する「商道」や顧客発想を貫
いた結果では決してない。安いからでしょう。見上げた商品やサービス
はない。

  どこの店舗でもよい。同社の営業店に行ってみるがいい。掃除が行き
届かない店内。壊れそうで貧弱なつくりの汚れたソファ。それだけでは
ない。マニュアルに書かれた事以外は、何一つするものかという態度の
若年店員。それをたしなめる事もしない正社員。一度、「休憩」ともな
れば長蛇の列に制服姿で並び、訳知りの会話を恐縮する事もなくするア
ルバイト。

 大人の街、虎ノ門の店舗では、寡黙に食事をする客の席に、休憩時間
に入ったバイト達のバカ騒ぎがこだまする。こんな営業をしている会社
が、どうして道徳的に偉そうな事が言えるのか。あんた達に、言われた
くない。こうした反応がある事位、いつも営業店をまわっているエリア
・マネジャーが気付くべき。現場を歩いた人間なら、わかる。「うちの
会社が、それを言ったら、まずい」って。

 しかしながら、今回の広告が確信犯的な別の意図があるのなら、また、
話は変わってくる。例えば、こんな刺激的な広告をあえて出して、同社
が、社会の反応を見ようとしているのなら。そして、その反応に合わせ
て、今後の接客を考えようとしているなら(大して、クレームもこない
のなら、やはり最近の社会の道徳に対する意識が鈍っているのだから、
適当な接客でよいと判断したりして)。

 とはいうものの、そんな調査を必要とされる社会と思う事自体、極め
て不愉快なのであるが・・・。みなさんは、どう思う?

           路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信

追記・行ってきました。ダーヴィッシュのインストア・ライブ。はじめて
間近で見る本場のアイリッシュ・ケルト系の演奏。最高の浮遊感を味わい
ました。
 ミュージシャン達も、みんな素朴な人達で、ブズーキの人なんか、演奏
前に話し掛けたら、「私は、オープンAで、あの人は、オープンD」とか
気さくに教えてくれた。アイリッシュ・ケルト系の音楽の一番、よさそう
な音源には、まだ、たどり着けていない。でも、これを機会に、ちょっと
はまってしまいそうだ。

「ジャパニーズ・ビンテージ」なんて、なんて書いたけど。

2008-12-09 21:41:00 | お茶の水博士と歩く楽器街


「ジャパニーズ・ビンテージ」なんてって、書いた
けど、今日、いつもよく行く新聞社のギター好きの営
業の人と話しをしたら、「やっぱ、ジャパニーズ・ビ
ンテージが面白くて」と言っていた。

 青柳流のこだわりから言うと、楽器は、きちっとつく
っていればよいというわけではなくて、ラフにつくった
部分が「音のよさ」「音の味」につながっている気がし
てならない。よく言う70年代の日本の楽器は、確かに、
しっかりつくられていて、ちゃんと保管されていたもの
がある。ネックもビシッとまっすぐで。写真の72年製
のモーリス・アコースティックは、うちの近所にある
「ハード・オフ」で3000円で買ったものだけど、ネッ
クもまっすぐだし、演奏する上では何の問題もない。

 このギターを手に入れた直後は、似たような掘り出し
物があるんじゃないかと、そこいら中のリサイクル・シ
ョップを探して歩いた。挙げ句、栃木とか茨城にまで遠征
して、「ジャンク・ギター」を探した。

 「3000円のタマを10本、手に入れても3万だろう。だ
ったら、オーディトリアムとか色々なスタイルや変わった
色のとかも欲しい」

 なんて思っていくのだけれど、実際、いってみるとそう
そう、よいものはないのね。あるのは、みんなお腹が出て
たり、ネックが、これでもかって反り返っていたり。

 でもねぇ、第2、第3の「モーリス」に出会えるのでは
ないかって、リサイクル店の寄り道はやめられない。

 恐らく、今日のお方も、そんな楽しみ方をしてんだろう
な。最後に、そんな探索で、つかんだ事を一つ。やはり、
「掘り出し物は、都市部にしかない」という事。私は、栃
木県出身だから、あえて言うけれど、田舎の人は、まず、
そんなにこだわって「新品」を買っていない。だから、何
年後、何十年後に放出される物もそれなりになってしまう。
だって、田舎のリサイクル店では、通販もののブランドが
多いもの。都市部に住んでいる人なら、家の近所のリサイ
クル店に「だめもと」で何回も通う事かな。1年に1本位は
面白いものに出会えるんじゃない。

 後、「ハード・オフ」のジャンク・コーナーを侮らない
事だよね。では。アディオス!!

      路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信

追記・「ハード・オフ」は、明らかに、日本の楽器文化を変
えている。柏の「ハード・オフ」なんて、とんでもないぜ。

追記2・『ギブソン』という歌を書いた。「あの人がくるのを
オレ達は待ってる」ではじまる。ギター好きとのセッションで
歌いたい。今週末、志木の「画廊」の先生の所にでも行こうか。
「先生!! セッションしようぜ。オー、ヤアー!!」

臼井浩二君と園部道雄君を取材した「あの場所」で。

2008-12-07 22:56:55 | 路上ライブ


  中学の頃、弾いていたギターが、ええ感じの枯れた音
を出すようになってきた(ブランドは、サム。シカモアと
いうメープルによく似た材をつかったハミング・バード・
モデル)。「ジャパン・ビンテージ」なんて呼称は、楽器商
の人が、ビジネスをやりやすくするために生み出した臭いが
ぷんぷんする言葉で、確かに、侮れないものもあるけれど、
「クズはクズ」。

  しかし、木材部分の経年変化は明らかにある。マーチン
やギブソンのちゃんとしたモデルに比べれば、チープなつく
り。材も基本的に合板で硬い音。だけど、それなりに味わい
があるのです。大切にしたげよう。

 写真は、本日、東京・池袋の「びっくりガード」で歌った
直後に撮った。ウイロードと並ぶようにあるのに、通行量が
ほとんどないガード。『別冊宝島・裏東京観光』の原稿執筆
の時、臼井浩二くんと園部道雄くんの取材をした時を思い出
した。

      路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信


相変わらず、いい絵、撮ってるらしい明日香嬢。

2008-12-07 02:13:49 | 路上ライブ


  笹山明日香嬢は、相変わらず、いい絵、撮ってる
らしい。12月13日から23日まで、東京・九段下「テ
ラス」(03-6662-5350)で写真展をやるという。
告知の葉書をもらった。

 あの人の被写体に接近するスタンスは、凄いよ。あの
寒い冬の京都で、夜、ミュージシャンたちにつきあって、
「あの時の寒い京都の雰囲気が撮れた」とか喜んでい
たっけ。だから、その後に、「路上のミュージシャンを
撮っています」なんて人にたくさん会ったけれど、失礼
ながら、「どいつも、こいつも中途半端だな」とか「あ
んた道端の人が撮りたいんじゃなくて、売名したいだけ
やろう」とか思ってた。例外は、大阪、博多にお1人ず
つしかいない。

 撮るとか、書くとかいう輩は、こうじゃなくちゃね。

    路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信

追記・今日は、ちょいと池袋で歌いました。撤収して、
地下鉄に入ったら、いつも「寒い」と思っていたホーム
が、すこぶる温かく感じた。もう、身体がどうかしてき
ているのかもしれない。嫌~な感じなのだ。寒くて、頭
がとれちゃうかと思ったぜ(笑)。



スクープ! SAYBOW、湯川トーベン、小川銀次の共演映像を発見!!

2008-12-06 00:18:50 | 日々の泡立ち。


 この前、日記に書いたテンソーの再結成DVD、
見つからないんだよねぇ。もう何軒、探したろう。

 で、どうせねぇんだろと入った茶水の新しいディ
スク・ユニオンで、とんでもないのを見つけてしま
った。物は、これ(写真)。タイトルは『Second
day--D-1 nights』。

 RCにいたギターの小川銀次、子供ばんどのベー
スだった湯川トーベン、そして、テンソーのボーカ
ル、田中聖一が共演している映像作品。どうして、
こんな作品があるのか、まったくわからないのだけ
れど、どうやら2001年7月の島根県のライブらしい。

 セイボーは、『Going Home』とか、『省みるの
も』、そして、『st.ドブ板』を歌っている。

 トーベンは、アルファベッツ時代の『君は太陽』と
か、子供ばんど時代の『キャプテン・キッド』、そし
て『サマータイム・ブルース』まで歌っている。

 何か、青柳さんの高校時代に聴きまくった曲をがん
がんやっている。収録も131分と長い。
 気づいたら、もう夜中の12時をまわっている。志木
の駅で、リゾネーターのジョンが待っているかな。何
か、久しぶりに、熱中してしまったのだ。

   路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信

追記・今日、ioraのクリスマス・ライブのチケットを
予約した。何か、寒いし「独り身」の僕は、よい歌を
聴いて時を過ごすのさ。

 また、「まっつぐ」の人達に、「最近、青柳さん、
ioraにはまっているから」と言われそうだ。というか、
はじめて彼らの演奏を池袋で聴いた時からかな。今度
の会場も、彼らの住まいの近くのアットホームな店で
よさそうだけれど、このバンドは神奈川の海の近くの
店、茅ヶ崎『ラナイ』で、じっくり見たい。 

うたうたい「のえ」声ある限り。

2008-12-03 22:19:54 | 路上ライブ


2008年11月28日、金曜日に、高円寺「MoonStomp」
で開かれた「のえ追悼集会」の情報をミキさんが、アップ
しました。

 下のアドレスより、GO!
http://hwm5.gyao.ne.jp/miki1973/noe.htm


出演(敬称略)は、オーバーズ(カブと降平)、
仁義なき兄弟(クヤ他)、花ちゃん、さっちゃん、
山ちゃん、プチフェノその時集まったみんな、
マル、太田直理、川津誠司(代読:カブ)、
行方知レズ(まさき、葛西他)、マイアミ、
ミナミ、矢野忠、ミキ・・・。

   路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信