生まれて初めて路上で歌った日の事を鮮明に覚えている。
いい取材ができた夜だった。文筆業としての先生、ノンフィク
ションライターの佐瀬稔さんと新宿の紀伊国屋書店のホール
で演出家の宮本亜門さんを取材した。恐らく、カメラは佐藤龍
さん。
その日の取材があまりにもよくて、インタビュー終了後、佐
瀬さんが「1軒、行きましょう」と、ホールからほど近いライオン
に誘ってくれた。当然の事ながら、そこでの話も盛り上がった。
「では、また」と佐瀬さんと別れて、新宿駅の地下に降りると
そこには1人のギターリスト。外国人の旅の人、アドラー。
彼の歌を聴き「お前もどうぞ」とギターをわたされ歌う。
すると「お前、何やってるんだ」と、たまたま通りかかった先
輩ライターの大堀操丸さんに声をかけられた。あれから20年
以上。ここを通る度にあの日を思い出すのだ。
路上音楽情報紙「ダダ」編集発行人・青柳文信
http://pub.ne.jp/solo_solo/
マイスペース(演奏動画)
http://www.myspace.com/tokyojuggler
青柳文信著「路上ライブを楽しむ本」読書直前ワクワク紹介
「持つべきは、ヒッピーな友達だ。サンキュー、13号倉庫!!」
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