富山きのこクラブ

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奥能登山菜・野草観察その3

2005年05月01日 | きのこ
私のたっての願いで、マツタケ山を見せて貰う事となった。
050501_mathutakeyama1この山は大野さんのお隣さんの山で、県が補助金を出して、能登マツタケ山の再生事業を行っている由。かつては1シーズン150Kgも収穫でき、マツタケで1年間暮らしたそうだが、手入れをする人もいなくなり、だんだんと山が荒れていっているとの事…山中に番小屋があり、シーズンともなれば人を雇ったり、親戚総出で監視しているそうだが、今でも盗人は後を絶たないそうだ。
このお隣さんご夫妻にお会いした。なかなかりっぱなお家だが、息子は後を継がずお二人の代でお終いだそうだ…私がもらおうかしら?

050501_urasima1まるで釣り糸を垂れているような姿から「ウラシマソウ」という名前がついている。サービスエリアで1株1200円で売られていた。
ゼンマイ、ワラビ、蕗、セリ、釣鐘にんじん、ヨモギ等を採取。約2時間ほどの山歩きだったが、暑くて疲労を感じた。

能登食菜市場で昼食…かに釜飯。縞えびと鯛の御頭を仕入れて、明日は舟田と飲むことにしよう。
七尾美術館で長谷川等伯の「松林図」を観た。愛する家族を失った悲しみと孤独感が、焦燥として靄のかかった七尾の松林に投影されているのだとの事で…妻と二人でブルーな気分に落ち込んでしまった。本当に国宝と呼ばれるだけのものではあるが…等伯の作かどうかは論議があるそうだ。