富山きのこクラブ

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涙のきのこ合宿(2006.9.16-17)

2006年09月19日 | きのこ

2006.9.16(土)
楽しみにしていたきのこ合宿だが、膝の調子は最悪…涙を堪えての合宿となった。膝を一晩中冷やしたが改善の兆しは見られなかった。
台風13号が接近しているので、今年の雲行きも怪しい。
伊藤家のいつものペースで、現地の到着は集合時間の5分前であった。
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「日和田はきのこのパラダイス!」と…一昨年も橋屋さんに乗せられたのだが、今年もきのこの出し惜しみをしてるんじゃないの?
ベニテングタケやオオツガタケの姿は全く見えない。まあ、ここに来れただけでも良しとするか…
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ナイトセミナーは小寺祐三氏の「顕微鏡できのこを観る」。厚板ガラスにピスの径の穴を開け、ミクロトーム上で細片を切り出す「ガラスの俎板」や柄付き針の先端を曲げて、その弾力でサンプルを押し潰す方法、湯浸レンズのクリーニング方法等、面白い話が盛り沢山だった。
このような講義は素面の時に受けなくては…先生がお酒も飲まずに講義しているのに、こっちはチューハイ飲みのみというのは、チョット失礼だよネ…妻は私の横で寝ているし(^^;
しかし、「浅井さんの下で3年間勉強させてもらいましたが、とうとう浅井さんの技量に達することが出来ませんでした。」との弁、小寺氏の謙虚な態度は…伊藤家も見習うべきと…「実るほど頭を垂れる稲穂かな」だよね!それにしても浅井郁夫恐るべし!

2006.9.17(日)
台風13号は九州付近にあって猛威をふるっているけど、当分こちらには来そうもない。幸い雲の切れ間も見えてきて、雨は落ちて来ないようだ。
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今回も、初お目見えのきのこが沢山あった。執念で…ベニテングタケとオオツガタケも採取された。今年は暑い夏の影響なのか?全般的にきのこの発生が遅いようである。

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昼食後、今回の観察会で登場したきのこの名前当て試験があった。No10-カワムラジンガサタケ[Phaeocollybia festiva (Fr.) Heim]が…見た瞬間に判らないと判かった?
「私、テストするのは好きだけど…テストされるのは嫌い。」
「良く判るけどネ、面白かったよ」
来年の合同合宿は福井で行われる。「7月7日にお会いしましょう!」との事だった。
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「お父さん!このヤマイグチ…切り口の色が変わってくるけど大丈夫?」
「え~っ!そいつはスミゾメヤマイグチ[Leccinum griseum (Quel.) Sing.] だよ、濃い顔付きだよね」
「「食べられるのでしょ?」
「食毒不明!だと」
「なぁ~んだ ガッカリ。でもヤマドリタケモドキは甘みがあって美味しいわ!」
「マスタケの唐揚げも美味しいよ」

いろいろ有ったけど…今年も楽しい合宿だった。鬼が笑うかもしれないが…来年は有峰周辺での菌学会のフォーレが企画されているようだし、今から楽しみなことではある。
橋屋さん、栗林さんご苦労様でした。小寺先生ありがとうございました。


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