富山きのこクラブ

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金沢21世紀美術館

2007年05月04日 | 日記・エッセイ・コラム

5月4日 良い天気
念願の金沢21世紀美術館に行ってきた。
「我が文明/グレイソン・ペリー展」が催されていたが、お目当ては建物自体。
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21世紀美術館は都市型の美術館としてのコンセプトが明快に打ち出されており、その円形の建物は「オープン」である。垣根が無いから道行く市民が気楽に建物に入って覗けるようになっている。周りの芝生ではコンサートやフリーマーケットが行われている。
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二人のお気に入りは「Swimming Pool 」Leandro Erlich(2004)だ。
プールをガラスで上下に仕切り、上に水を張って、下の空間には人が入ることが出来るようになっている。中からは、水膜を通して外界を観察できる、逆に、水膜を通った光は様々な模様を中に投影する仕組みだ。
Dscn1596もうひとつのお気に入りは「Blue Planet Sky」James Turrell(2004)。
天井を四角く切ってある部屋で、周りがベンチになっている。観客はベンチに腰掛けて、天窓(…というには余りにも大きいか?…天井の開口部か?)から空を見上げるのである。
天気が良かったせいも有るが…とても気持ちが良い…風も感じるし…。子供連れや恋人達がゆったりとくつろいでいる、豊かな空間に仕上がっている。

Dscn1590「我が文明/グレイソン・ペリー展」は最低最悪。
「芸術」に名を借りた性倒錯者の慰み物だ。どうして、猥褻物陳列罪で訴えられないのか?思わず目を背けてしまう映像も展示されている。
お子様連れでゆくならば、「芸術とはこんなものではない」と教えることが出来る、良い反面教材だ。

Dscn1598野菜や果物の皮をつかった「ピールアート」はチョットマニアックだ。(説明のおばさんがそういう感じ…?)。玉ネギとか…ドライになっているのでチョット見には何の皮か判らないものもある。
帰りに近江町市場を冷やかして…満足の一日だった。