お正月明けから受験対策、受験が終わってからは学年末試験対策を行い、創研塾はこの2か月間、ずっと開校してきました。今日も朝から試験勉強に生徒たちが来ています。朝から試験勉強に取り組んで相当疲れているはずの生徒が、「今日の夜、塾を開けてもらえませんか。」と相談しに来ています。生徒たちが毎日塾に来ていますから、私ももちろん毎日塾に来ています。知り合いからは休み無しで大変でしょうとよく言われますが、「まぁ、慣れちゃいました。」と笑って答えるようにしています。
今日は創研塾を卒業した生徒から、「大学受験がほぼ終わったので、報告に行きたい。」と連絡がありました。明後日まで学年末試験があるので、その後話を聞かせてもらうことになっています。その生徒も高校受験の際には本当によく頑張っていて、毎週のように「夜、塾を開けてもらえませんか。」と私に相談しに来ていました。
このように生徒たちが自分から塾に来て勉強したい、と言い始めたのは思い起こしてみると30年前からのように思います。当時在籍していた生徒が、夜10時の授業終了後も残っていきたいとか、休みの日にも塾で勉強したいと言って頑張って行ったことが今も引き継がれています。当時若かった私は、その生徒を連れて授業終了後にラーメン屋さんに何度か行きました。少しこってり目でチャーシューがこれでもかと並ぶその店は、雑誌などにも時々紹介される有名店です。
年を重ねるにつれて夜中にラーメンを食べられなくなり、その店を訪れることはほぼ無くなってしまいました。しかし、その店の店長さんの連絡先をスマホに登録していたため、ある日facebookの知り合いかもに店長さんが出てきました。懐かしく思って店長さんのfacebookを覗いてみると、そのラーメン屋さんから独立して、丼をメインにした店を出していることを知りました。
先日、思い切ってその店を訪ね、「私のことを覚えていますか?」と聞いてみました。多分10年以上は会っていなかったにも関わらず、一瞬私の顔を見て、「あっ!覚えていますよー。先生ですよね?」とちゃんと覚えていてくれました。数分後には名前まで思い出してくれました。
伝統は自然と受け継がれていくものですし、人とのつながりはずっと続いて行くものなんだなと、このところ感じています。
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