Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

ポール・スミス展

2016-08-19 15:57:00 | ファッション
ポール・スミス展「HELLO MY NAME IS PAUL SMITH」へやっと行ってきました。7月から東京だったのでゆったり構えてたら、もう来週火曜日までに。

公式HPの映像でもざざっと展示の雰囲気はわかるので、ぜひリンク先をご覧くださいね。また「つべ」でもプレス公式のテレビ番組ダイジェスト動画が複数ありますので概要はそちらでも。

美術館によくある音声ガイドとして、ヘッドフォンを500円くらいでレンタルというのがありますが、こちらでは特製ピンクのイヤホンを無料配布してもらえ、ガイドは自分のスマホで聴けるという企画が大変に親切だと思いました。ヘッドフォンを借りるのって衛生上抵抗を感じるし・・・。

また、会場内に記念撮影ブースがあり、それをポストカードにしてもらえるとかSNS投稿できるというイベント性も楽しいです。私が撮影スポットを通った時は、年配のシックなご夫婦が仲良く撮影されていて、心温まりました。若い入場者が多い展覧会で年配の方を見かけるだけでも嬉しいですがデジタルツールを利用して幸せそうな高年者をロールモデルとして若い方達が見ているというのもいい。

では撮影OKだったので、私が気になったもの達をレポします。



上は1990年代によく見た「SKY」というメンズ雑誌のPOPだと思います。
なぜこれに目が止まったかというと、右二人のモデルと私は仕事をしたことがあってつい懐かしかったからです・・・。右の人はフランス人のジェローム、真ん中の人は、名前が思い出せない~私が働いていたメンズブランドのカタログでがっつり1日中スタジオにこもっていたというのに。可愛かったのに。



「裏切りのサーカス」のポスターです。サー・ポールは確か衣装協力ではなく、70年代のビジュアル特に色彩のアドバイザーだったと記憶してます。ポスターも製作したのからしら?右下にサインが入ってるんですが。



うふふふふ。なぜかフィレンツエのホテルのメモ用紙に描かれたスクリュー・ドライバー、ダーレク、ターディス。



クリケットの試合は延々と続くのですが、試合中にもお茶タイムがあると聞いてましたが、本当でした。



コラボのミニの正面ライト二つの間に、ブリテン島のオブジェが付いてました。このデコボコは何なのか不明。



数あるコラボ製品展示の中でも一際観客が素通り「HPソース」豪華化粧箱入り。



世界中のショップから、15店舗くらいの写真とマテリアルが展示されてました。イギリスやヨーロッパのは歴史的建築物のエレガントな、アメリカのはウルトラモダンなミニマル建築、東京のはイマイチつまらないなーと思いきや、京都店が秀逸。



同じくこれはロンドン店の一つなんですが、最も古い店のひとつでコベントガーデンのですね。私が初めてロンドンに行った、コベントガーデンの地理も把握してない時からあって、その頃はまだ紳士と子供服しかなくて、値段も格式も敷居も高かった。まるで個人博物館でものぞくように、捕って食われるかのような面持ちで勇気を出してロンドンのお店に入った頃の気持ちを思い出してキュンとなるお店です。


ところで展示のかなり初めの方に、70年代にオープンしたサーの初めての3×3mのショップがあります。動画にも出てきます。レプリカなので白1色ですが、作り付けの棚に丸いカーブがあってとっても私好みです。当時だと木製で味があったのでしょうね。サイズは小さくてもああいう愛らしいお部屋に住みたいなあ。

それと初めての展示会サロンのレプリカとして、パリのホテルの1室の衣装だなやベッドの上にサンプルを展示したお部屋もあり、それも70年代のことですが、実際に私が21世紀になってからロンドンやパリの展示サロンを回った時にもまだ、ホテルの部屋でサロンを開いていたブランドもありました。その時は、なんてヨーロッパ的なんだろうとちょっぴり感動したのを覚えています。ヒルトンなど有名なホテルのお部屋を見ることもできましたし。