Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

POLDARK 08

2015-04-28 00:14:00 | POLDARK

CORNWALL todayより

D「ジュリアの歯がまた生えて来た」(と言うことは1歳前後でしょう)
R「もうすぐギャリックなみに噛むな」
デメルザがかいがいしくスコーンのようなものを焼いて銅鉱に届けても、まだロスの表情は硬いままですが、冗談を言うくらいには2人の仲は冷たくはない、と言ったところでしょうか。でも家に届いていたヴァリティからの手紙にはノーコメントです。まだtrying to forgiveのようですね。

喉の病気が流行っていて、フランシスの家も使用人ごと全員やられたようです。
喉が痛いフランシスが「posset(ミルク酒)を持って来させろ」と言えば、
おばあちゃんは「バリティだったらhoney and liquorice(蜂蜜入り甘草)を処方するよ」と言い、
フランシスは「チョーク先生(家庭医)ならleechesを処方するな」・・・! 
leechってヒルのことですよね、ああ、フランシスのお父さんが重病の時に血を抜いてた医者がいました!辞書には、本物のヒルを医療用の吸血に使ったとも、また人口放決血器のこともこの名を使ったとあります(goo)。ああ、また何の役にも立たない英語を調べてしまった・・・

ロスの製錬会社Cornmoreの命運を賭けた競りがやって来ました。資本がないながらもかき集めてチャンスを掴もう(製錬する銅を買えないと会社運営しようがないわけです)とするロスに、デメルザは自分の宝石やドレスも使うようにオファーします。ううう、見ているのも辛いぞ。さすがにそこまで貧窮してないとロス。

しかしオークションではジョージの会社に買い漁られてしまいました。ロスの銅山の鉱石でさえも。ここでCornmore社は解散せざるを得なくなりました。暗~~い影を背負ってひとり寂しくパブを出たロスに明るく話しかけて来たのはジョージ。
G「Ross! You're becoming a hermit.(隠遁生活に入るのかい)」
G「It goes without saying I would offer a generous price.
  僕が良い値をつけるからああなるんじゃない。」
「What is it that offend you, Ross? 何を怒っているんだ、ロス?
That we Warleggans have dared to drag ourselves out of poverty and aspire to gentility?
  ウォレガンズ家が貧困から這い上がって上流を目指すことかい?」
R「Poverty doesn't offend me. Nor does aspiration. 貧困も野心もかまわん。
  But you're mistaken if you think greed and exploitation are the marks of a gentleman.
だがもし貪欲さと搾取が紳士の証とでも思っているなら間違っているぞ。
G「You know, one of these days you'll find yourself without means, without colleagues,
without friends, and no-one to blame but yourself.
なあ、そのうち、打つ手も、仕事仲間も、友も失うことになるぞ。自分で種を蒔いてるんだぞ。」

この明るい口調、いつもジョージはロスには仲良さそうに口をききます。フランシスにはビジネスライクなのに。硬派なロスに比べ、洒落もののジョージで、全てが対照的な2人ですが、ジョージは自分にないものを持つロスが好きなんでしょうね。でももちろん、それだけではないのが男の感情の複雑さよ。
家では一族で「ウチが高値をつけるまでは奴の銅の値上がり策も功を奏していたが、今や会社も仕事もなく銅は値下がり、巨額の負債をかかえるだろう」なんて話してますよ。

ロスは弁護士(会計士の仕事もしてるみたいですね)に立寄り、ジョージに負債返却のため船を売った人の話を聞き、自分の負債も予定外に多いことを知ります。そして彼の銅鉱資産を負債を上回る額で買値をつけた人がいることも聞きます。ロスはその人がジョージの手先であると見抜きます。銅鉱を売る代わりに更なる負債額をかかえようとするロス。

ロスがオークション後にパブに泊まると知っているデメルザは、フランシスの家が病人だらけと聞き、行って自分も病人なのに子供の世話をするエリザベスの代わりに看病をします。家に帰り、その話を聞いたロスはまた不機嫌に。まあ、村の半分が病に倒れているのに確かにそれは自殺行為・・・でも死にそうな子供を誰が見殺しにできるのでしょう。案の定その夜、娘ジュリアとデメルザが発病・・・すぐにドゥワイト医師に見てもらうも治療法はなく、今夜が峠と。こんなうろたえたロスは見た事ないくらい心配していても、デメルザは熱で悪夢を。それが恐いんですよね、ロスに愚行を責められているの・・・そしてエリザベスがロスを奪って行ってしまうという・・・病床では私も悪いことを考えてしまうけれど、これは、辛すぎる(涙)。

そしてジュリアはドゥワイトの看護もむなしく死んでしまいます。デメルザの意識も戻らないうちに葬儀が執り行われたのは、病気だから?早すぎる?!と思ったのですが、フランシスや村人も集まってるので、2日くらいは経過しているのでしょうか。自宅でロスの娘の死を知ったジョージも複雑な表情を浮かべます。こういう顔をするのでやっぱり単なる悪役じゃないのですよね。彼は。

ドゥワイトの勧めで外出したロスが見つけたものは、悪天候に遭難し座礁したジョージの親戚の帆船でした。一族の旗艦船事業として先日処女航海に出航したのを彼は見ているので、閃きに微かに目がキラリ。ジュリア埋葬の参列者に食事も提供できなかったと悔やんでいた彼に思わぬ幸運だったのです。領主様、村の者を海岸に集めて船から食料を運ばせました。飢えていた村人は大喜びです。

・・・しかしロスの幸運、船がポルダークの土地に流れ着いた知らせを受けたジョージの父を激怒させます。確証もないのにと動かぬジョージを怒鳴りつけ、略奪の罪に問うと。この災害を利用せよと。恐い!じいさま。金持ち2世のジョージよりもやはり叩き上げの親父さんは容赦ない。

難破船の生存者が見つかったのでロスが自宅に案内し医師に見せると、家ではエリザベスがデメルザを看病していました。自分の子の代わりにロスの子を死なせた辛さから「助けたい」と言う彼女に
R「You can pray to God I do not lose the love of my life. 俺の愛するたったひとりの人を奪わないでと神に祈ってくれ」と言うんですね。エリザベスは目を見張って一瞬沈黙するんですが、私の推測ではこの時「もう私を愛してないのだ」と一筋の希望が消えたのでしょう。ああ、この言葉デメルザに聞かせたかった。

この時、ロスの手の中で意識が戻ったデメルザはエリザベスを見て「あなたを連れに来たの?」と悪夢の続きをまだ見ていますが
R「No, she'll never take me.」と返事するロスです。

夜が明け、海岸で夜の騒ぎの片付けの中顔を合わせるロスとジョージ。
ジョージはお悔やみを言い、「敵同士だと君は言うが僕たちは似た者同士だ。同盟を結ぶべきじゃ?」
しかしロスの答えは
「God forbid I should ever be so desperate.」
うううむ、寂しそうだぞ、ジョージは。

娘を失った事を知って悲しむデメルザとロスは、海岸で洗礼式に結んだリボンを風に放します。ロスは「フランシスを自分の銅鉱に誘って協力しあう」と、彼女が壊し罪を感じている一族の仲の修正を約束します。

しかし希望を見たふたりに近づき、ロスを逮捕したのは、ジョージの家で「積み荷は漂着した土地の所有」と言ったら賄賂を渡された警察官でした。崖っぷちに取り残されるデメルザ・・・・


POLDARK WILL RETURN


そうですか?!えぇーーー?!
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