ロンドン兵隊さんパッケージの「スペアミント」キャンディー9/29付記事のコメント欄で、ましゅまろさんから「グラナダ版ホームズに『ハンバーグ』という名のミント飴が出て来て、字幕も当初ハンバーグだったが、後にキャンディと改名された」というお話を教えてもらいました。そんな肉の匂いのしそうな飴があるの?!と興味津々で調べたら、本当にあったのです!
挽肉で作るのはHamburg、ミント飴の方はHumbugでした。
そして、ましゅまろさんも驚いてらっしゃいましたが、ウィキペデア(英語のみ)には、ちゃんと「『6つのナポレオン』で犯人の張り込み中、レストラードにミントを出したワトソンにホームズが「ハンバーグなんてやってる場合じゃないよ』と諭す」と書いてあるんですよ~!さらに、ましゅまろさんのご報告によると、「レストラードは最初タバコを吸いたくてホームズに聞いたら『ダメ!』と断られてしょぼんとしたので、ワトソンがこの飴を差し出した」んだそうです。かわいいじゃないですか、ワトソン君&しょぼんとした警部。
そしてこのhumbugには、飴の他に、詐欺とかペテン師という意味がもともとあるので、ホームズの台詞には「飴なんてなめてる場合じゃない」と「そんなものでごまかしてる場合じゃない」という意味が込められているのではないか!と、ましゅまろさんとコメント欄で盛り上がったのでした。コメント欄はお読みにならない方もいらっしゃると思うので、改めて記事にさせていただきました。ましゅまろさん、ありがとうございます。
ウィキの原文はこちら↓
While awaiting the appearance of a villain in "The Six Napoleans" episode of "The Return of Sherlock Holmes" series, Jeremy Brett as Holmes admonishes Edward Hardwicke's Dr. Watson, while offering Colin Jeavon's Inspector Lestrade one of these sweets with, "Watson, this is no time for humbugs!"
このHumbugs、現在でも存在してます。ロンドンの量り売りキャンディーバーや駄菓子屋さんで見る定番です。
こんな感じで子供の手に触れてしまう状態で売られてるんですよね・・・日本では衛生上なさそうです。ちなみに、飴類のことをイギリスではsweets/スィーツと言います。この量り売りのコーナーはpick'n'mix。・・・・ああ、また読んだだけで歯が痛くなりそうな記事になってしまいました。すみません。甘党です。