雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

立山室堂で遊ぶ…雪の大谷~室堂展望台~一ノ越

2012年06月07日 | 富山県の山

立山の雷鳥


2012/5/13(日)  立山室堂で残雪と眺望を楽しむ♪


金沢森本IC(5:20)→立山IC経由立山ケーブル駅(6:40~7:10)→立山高原バス(7:35~8:15)→
室堂(8:20)→展望台(9:45~10:10)→一ノ越山荘(11:50~12:40)→みくりが池温泉(13:40~14:20)
→雪の大谷(14:50~15:15)→高原バス(15:30)→ケーブル乗り継ぎ立山駅(16:25~16:40)→
立山IC(17:10)→金沢森本IC(18:00)


1羽だけど白い雷鳥にも会えた


今日は、予定では28名参加の医王山「読図とロープワーク訓練&ランチパーティー」の日であったが
義父の49日法事までは、何となくワイワイガヤガヤは避けたく、静かな山歩きがしたいなと考えていたところへ
不参加なら留守宅をお願いします!…という電話を頂いたのだった。 う~ん…と、やや迷ったけどお断りしたので
ちょっぴり(勝手に)背中を押して貰った気分で、密かに考えていた室堂から浄土山へ登ろう計画の実行を決意!
こしのしらやまさんのブログ情報により、もしかして白い雷鳥に会えるかも知れないと、そっちの期待も大きかった。
一人のはずだったが、急きょAさんが一緒に行くことになり、マイカーでは久々の遠出である。

7時発の一番ケーブルを目指して早めの出発!6時半には立山駅Pに着いてしまったので
余裕だね!と言いながら車の中で朝ごはんのパンを食べていたら、ちょっとしっぱい (^^ゞ
既に行列ができていて、7時発は売り切れており、7時10分発の臨時便になってしまった。
朝ごはんは乗り継ぎのバスの中で食べるべきだったかな?GWが過ぎても立山はかなりの人気で
今日は天気も良く、早く並んだ人のほとんどが、スキーやボードを抱えている若者たちだった。

今日は飛びっきりの青空となり、バスの中から見える雪山がより白く、どの山も一段と近くに見えて別世界。
雪の大谷を通り抜けて室堂に着くと、前日からの観光客やスキーヤーで賑わっていたので
一刻も早く脱出して高い所に行こうと、まずは浄土山を目標にコンパスを合わせて登り始めた。
途中から急坂となり登れそうにないので、ザックを担いだ人たちが向かっている展望台の方に方向転換!
展望台からは槍ヶ岳や穂高連峰、薬師岳や鍬崎山、その奥には白山も見えて、しかも鮮明!
期待以上の眺望だったので、これは浄土山の山頂からと同じ位の眺望だねと、ここで満足 (^^)v

展望台から少し戻って、今度は一ノ越山荘を目標に、けっこう急坂をトラバース。。。
アイゼンを付けていたので心配はなかったが、油断すると滑るので、前回の雪山訓練を思い出して
山側と谷川の足が滑りにくい方向を探りながら、色々試して、安定して歩ける角度を見つけた。
雪山訓練よりもロングコースで緊張は続いたが、一ノ越への登山道に合流してホッとする。
今回、スキーのストックを持参してきたが、やはりピッケルがあればより安心だったかなと思った。

一ノ越方面は大勢の登山者やスキーヤーが目指しており、基本的には何処でも歩けたのだが
山荘までずっと10m間隔位で棒が立ててあり、親切な登山道案内なので安心できた。
一ノ越からは雄山や浄土山に向かう人がおり、雪山の場合浄土山へはこのルートを歩くべきだったと知った。

一ノ越山荘の裏で昼休憩とし、雄山に登る人たちや、気持ち良く滑るボーダーを観察しながら過ごす!
そして下山は、立山室堂山荘前からみくりが池を一周してターミナルに戻る事とした。
池に近付くにつれ、長靴を履いた観光客の団体さんや、街歩きと何ら変わらぬ皮靴にスーツ姿の男性まで
特に注目は中国人の団体さんが実に多かった事!中国語があちこちで飛び交っていた (^^ゞ

みくりが池温泉で一休みしていたら、白い(まだら模様かな?)雷鳥がいて、
人が近くにいても全く気にするでもなく、マイペースでハイマツに顔を突っ込み何かを食べていた。
浄土山には登らなかったので、もう会えないかなと諦めていただけに、会えて嬉しかった♪

その後はターミナルに戻り、雪の大谷の一番高い壁の箇所まで往復15分程散歩してみたが
今日の展望台からの眺望が余りにも素晴らしかったので、比較すると雪の大谷に余り感動はない。
ほんの少しの高度差であの眺望に出会えるのだから、次回は頑張って雄山に登らなきゃと思った。


久しぶりに100km先まで見通せた気分!


 
ケーブルにはギュッと詰め込まれて我慢の7分間、バスに乗り換えて雪の大谷を通り抜ける。


雲上の別世界に着いた!



人混みで賑やかだったターミナルを抜けて、雲上の別世界にやって来た! ワンダフル~ \(^o^)/


  
雄山と山頂神社をアップ! 雄山に後ろ髪ひかれながら、今日は浄土山方面に向かう。              


振り返ると、眩しいとしか言いようのない美しさだ!



雄山~真砂岳~別山



室堂平が一望! 真っ白な奥大日岳と大日岳、富山湾の水平線も見えていた。



こんなに近かったのか?層ヶ岳、猫又山、毛勝山、そして剣岳の頭も見えてきた。


展望台からの眺望。。。



五色ヶ原がスパッと切れていた! いつか花の季節にここを歩いてみたい。



カシミールで山座同定。


 
野口五郎、槍ヶ岳、奥穂連峰              薬師岳、北薬師岳


 
    笠ヶ岳                     水晶岳、赤牛岳



写真では言い表せない美しさ、鍬崎山を見下ろす!その奥に白山連峰、金剛銅山、白木峰など。



白山のアップ…青の世界に浮かんでいるように見えていた。


次は一ノ越に向かう!


 
(左画像)雄山方面登山道に合流!展望台から登山道までのトラバースがスリル満点!(アイゼン必須)
(右画像)夏道は斜面化し急登なので登れなかったが、一ノ越側から登っている人を多数見かけた。


 
この時、頭上の太陽には綺麗な虹色の「日暈」                山荘手前

 
一ノ越山荘…1階の窓はまだ雪に埋まっているようで、明り取りの穴が掘られていた。



一ノ越から雄山方面を見上げる!



山荘前の眺望…遠目とは言え、燕岳から大天井岳への稜線が水平に見えており、何だか不思議。



カシミールで山座同定。



100km程先か?と思われる山も確認できる鮮明さだった。


一ノ越から下り方向!



この眺望を眼下に見ながら、室堂山荘からみくりが池を回って、ターミナルに戻ろうと予定を立てる。



下山してすぐ、左手に彩雲 (3分程で消えた)


 
        室堂山荘と室堂山         剱御前小舎と剱御前岳も確認できた。



白一色のみくりが池…この辺りから雲が増え始める。


みくりが池付近で雷鳥に出会う



白い羽毛が今にも抜け落ちそうに浮いている。


 
コンデジではなかなか上手く撮れなかった (@_@。 でも、もしや偶然にもカメラ目線?


せっかくなので、雪の大谷最高地点だけ見に行く!


 
     最高地点、本日は15m        帰路のバスより…称名の滝とハンノキ滝



報告がかなり遅れました。 m(__)m


コメント (10)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 唐松岳(2696.4m)2012GW…八... | トップ | 白抜山~鷲走ヶ岳2012/5月 »
最新の画像もっと見る

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
スパーマジック! (へぼつり師)
2012-06-07 21:42:45
綺麗ですね雪の立山。
ウットリするくらい綺麗です。
私も来年浄土山に行ってみようかな!
しかし雷鳥をアレだけ近くで撮影できるなんて
どんなマジックを使ったんですか(笑
返信する
へぼつり師さんへ (snoopy)
2012-06-07 22:29:41
コメントを頂きありがとうございます。

スーパーマジックの秘密をお教えしましょう!
それは…コンデジでも光学16倍ズームレンズのマジックです (^^ゞ
雷鳥は4m程の距離にいたので大きく撮れたのですが、
手前のハイマツにピントが持っていかれて、三脚もないので直ぐに見失い、上手く撮れませんでした。
雷鳥も良く動くので失敗作が多い中での一枚です。
へぼつり師さん来年是非、私は立山(雄山)に登りたいです。 (^^)v
返信する
負けました (こしのしらやま)
2012-06-08 05:31:56
最初、雄山登るつもりで一ノ越へ向かったので、浄土山の登りは楽すぎでした。
しかし、展望鮮明で最高ですね(私の時はボヤボヤ)
浮遊の白山!これも最高(白山見えませんでした)
さらに彩雲と日暈のおまけまでついて!
雷鳥の見た数だけは私の勝ちです(Hihihi)
私は来年は別山乗越から雪の剣岳を撮影したいです。
ところで6/3奥医王山で清掃活動していたKHCの方々にお会いました。Snoopyさんもいらっしゃったのですか?

返信する
こしのしらやまさんへ (snoopy)
2012-06-08 07:02:38
コメントを頂きありがとうございます。

いや~今回はどちらかと言うと白い雷鳥さんに会いに行ったので、負けましたー m(__)m
でも眺望は素晴らしく、来年も是非行きたい場所ですね!
雪の剱岳の写真も、色んな場所(山)から撮ってみたいです。

こしのしらやまさん、6月3日は奥医王山でしたか。
清掃登山には毎年参加していたのですが、人が大勢参加の賑やかな山行は何となくしばらく避けたくて
犀川河原でも散歩(ジョギング)しようと考えていたところ、急きょ白山に誘って頂き3人で登ってきました。(途中まで)

私は準備を兼ねて今日から3日間、義父の49日法事で福井に行ってきます。
何で賑やか山行を避けたかったのか良く分からないのですが、これで区切りがつきそうです。
返信する
雪が多いですね (ざわちゃん)
2012-06-10 18:11:37
私は昨年の6月後半に立山登りましたが前半だと沢山雪がありますね~。

雷鳥は外見に似合わない鳴声(ガーガー)で鳴くので、すぐに分かりますね^^
今の時期の立山は人も少なくて(観光客が)
好きですぅ。
この時期の立山も歩いてみたいのですが・・・
休みがモットあればいいのになぁ。と。

ではまた。
返信する
びっくり! (のの ☆)
2012-06-10 20:50:09
鈴が岳 大日山と検索したらこちらのサイトにたどり着き なんと管理人さんが snoopyさんだったんですね!
昨日の土曜日 雨でなければ鈴が岳 大日山に行くつもりで 色んなサイトを見ていたんです。
あ・・↑には ざわちゃんさんのコメントが。。(^^ゞ
立山 素晴らしい景色で 別世界を見てるようです。写真もすっごく美しい。
私には 絶対自分の目で見ることが出来ない景色です。
ありがとう~ こんな景色を見せてくれて。
また いっぱい写真 撮って下さいね。楽しみにしてます。
返信する
ざわちゃんへ (snoopy)
2012-06-10 21:47:58
ざわちゃんも立山で雷鳥さんに会えたのですね!
確かに鳴き声は(ガーガー)で可愛くないかも?
一度雷鳥一家を見た事があって、♂雷鳥が私の前の男性を威嚇しに足元までトコトコ来て、もの凄い鳴き方でした!
あっけに取られて、カメラのシャッター切るのを忘れて、撮ったのは後ろ姿のみ (^^ゞ
観光客もスキーヤーも少ない立山良いですな!そんな環境私も好きですぅ。(まね)
夏は混むのですが、立山黒部アルペンルートの石川県民感謝デー(3割引き)があるみたいですよ。
ざわちゃんお休みがあったら、ず~っと山に籠っていそう(笑)
返信する
のの ☆さんへ (snoopy)
2012-06-10 22:04:12
わっこっちもビックリ! のの ☆さんだー (^^)
始めまして!…でも、ざわちゃんの所からお邪魔した事あります。
ざわちゃんの話では、一眼持って良い写真をいっぱい撮ってる綺麗な方だと…。
ブログも楽しかったです♪ そんな、のの ☆さんに褒めて頂けて光栄です。
いつも報告が遅いのですが、実は私も5月24日に緑のニリンソウを見ました。
また遊びに来て下さいね! のの ☆さんの所にも遊びに行きます。
これからもどうぞ宜しくお願いいたします。
返信する
雪の立山 (山のいっちゃん)
2012-06-15 22:50:14
山のいっちゃんです。お久しぶりです。しばらくぶりで訪問したらあちこちに精力的に活動されてますね。あいかわらず綺麗な写真に感心します。私のピッケルが木製では恥ずかしく(?)グりベルのブレンバSAに新調し、アイゼンのほうはさびたタニの10本爪を押入れから引っ張り出して4月29日に雄山まで往復してきました。ケーブルカーでは連休で混みすぎて臨時のバスでの往復でした。帰って来てからあんまり動かなかったのに急に動いて腰を痛めて6月中旬の今日まで接骨院通いです。カナディアンロッキーの湖畔めぐりツアーに本日出発する予定でしたが3カ月延期してもらいました。それまでまた、また復帰してブナオ峠から奈良岳往復に挑戦したいと思ってます。今の体力、脚力なら10時間かかるかもしれません。
返信する
山のいっちゃんさんへ (snoopy)
2012-06-16 00:34:53
山のいっちゃんさんお久しぶりです、コメントとご訪問ありがとうございます。

木製ピッケル持っている方を今冬何処かで見かけました。今は買うに買えない貴重なものですね!
新調されたピッケルは、グリベルのブレンバSAでしたか。
実は私が買ったのも同じグリベルSAの赤いピッケルですが、ブレンバでは無いので価格ではグッと負けました (^^ゞ
4月29日は、残雪の量も多くてかなり本格的な雪山だったのではと思われますが、雄山まで行かれたのですね!
それにしても、3ヶ月後にカナディアンロッキー湖畔めぐりとは、何と何と羨ましい 。。。
私はブナオ峠から大門山と赤魔木古山往復は行ったことあるのですが、奈良岳は未踏です。
その先に見えていた大笠山にもいつかは行ってみたいのですが、なかなか。
山のいっちゃんさん奈良岳頑張ってください、復帰したらまたご報告お待ちしています。(^.^)
返信する

コメントを投稿

富山県の山」カテゴリの最新記事