雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

仙丈ヶ岳 (3033m)・甲斐駒ヶ岳(2987m)…3日目

2024年08月06日 | 百名山の山


仙水小屋からの紅葉


   2013/10/13~15(日祝火) 仙丈ヶ岳(3033m)・甲斐駒ヶ岳(2987m)       
                                      <百名山2座>

(1日目) 北沢峠(2032m)~仙丈ヶ岳(3033m)~馬ノ背ヒュッテ(2640m)
(2日目) 馬ノ背ヒュッテ~北沢峠~甲斐駒ヶ岳(2987m)~仙水小屋
(3日目) 仙水小屋(2130m)~北沢峠


(3日目)仙水小屋(7:45)→長衛小屋(8:30)→北沢峠(8:50~10:00)~南アルプス林道バス~戸台口(10:50)


登頂の皆さんを見送り、のんびり下山!


予想通り、外はまだ真っ暗の4時ジャストに、朝ご飯ですよ~と若い男性が起こしに来た。(息子さんかも?)
空を見上げると雲の合間に星が出ていたので、天気は何とかもちそうだなーと皆で話していたのだった。

他の皆さんは全員登頂組であり、朝食を早々に済ませて、暗い中ヘッデンで出発準備をされており
仙水小屋もトイレと洗面は外にある為、出発される皆さんに「気をつけて行ってきて下さい」と見送った。

北沢峠発の一番バスが 10時だったので、我々は早起きしてもする事がなく、またお布団に潜った!
オーナーの奥さまに、ゆっくりして行って下さいと言われたが、何故か落ち着かず少し早めに出る事に。
雲が多くなったと思ったら出発して直ぐにポツポツ雨となり、傘を差しての下山となってしまったのである。

仙水小屋から北沢峠までの標高差は 100m程しかないので、我々の下山には何の影響もなかったが
ふと頭を過ったのは、甲斐駒ヶ岳を目指して登って行った、他の皆さんやご夫婦の事であった。
雨は途中で何度か止んだりもしたが、北沢峠に着いて9時頃には、止む間もなく降ってきており
稜線では風もあり岩稜は危険である! その後、午後からの天気は大きく崩れて大降りとなったので
あの急登を登る前に、途中で断念して引き返して来ていれば良いのだが、と心配になった。

北沢峠のバス停はテントが張られ、テーブル、イスなど設置されていたが、通常はバスも1日数本しかなく、
平日の為か臨時バスもナシ!(旧)長衛荘とバス停を行き来しながら待つ事、1時間ちょい。
長衛荘は何か食べながら待つと言う事も出来て、寒さもしのげたので、やはり有難い存在であった(^^)v

初日の朝は薄暗い中を出発したので気付かなかったが、南アルプス林道の紅葉は今がピークで綺麗だった。
約1時間後に戸台駐車場に到着して、駐車場隣の仙流荘で3日ぶりのお風呂に入る事が出来た。
そして、これも明るくなって気付いたのだが、駐車場の一角に仮眠室があるではないか!(中は覗いていない)
しかも我々が止めた車から数歩の場所!何故気付かなかったのか?…時既に遅しであった!

朝ご飯が予想外の早朝4時と言うこともあって、お腹も空き、昼は早めに食べたかったがグッと我慢!
その訳は、甲斐駒ヶ岳から下山後の夕食にと考えていた、観光荘の「うな重」を昼に変更して食べる為である。
仙流荘から走る事約1時間、お目当ての「上うな重」を頂き、頑張った自分たちに贅沢ご褒美(^^)v

やっぱりどんな時でも下調べは大事!仮眠室は見つけられずに失敗したが、うな重は大当たりだった。
カリカリとした焼き具合が絶品で、南アルプスに縁がある時には、また是非寄りたいお店の一つとなった。


明るくなったら紅葉が目につく!


 
仙水小屋の朝食                   明るくなって小屋周りの紅葉に気付く!


 
仙水小屋と小屋前のテーブル


 
仙水小屋のトイレと洗面所


小雨が降ったり止んだり・・・



仙水小屋の近くに北沢の源流があり、この小屋は水が豊富である。



丸太を若干削ってあるので、まぁ有難い (^^ゞ



仙水小屋から長衛小屋まで、数回渡りながら北沢沿いの下りとなる。



栗沢山への分岐を通り過ぎる!



最後は立派な橋を渡ると長衛小屋



8時半頃、この時間の長衛小屋は静かだった!



「南アルプス開拓の父」と言われる北沢長衛のレリーフ



長衛小屋を後にする。(中央建物は公衆トイレ)と書かれていた。



北沢峠に向かう途中にあったテン場



仙丈岳2合目コース入口、北岳展望台まで3分の案内!


北沢峠に戻ってきた。



(旧)長衛荘でしばし待機させて頂く!


 
10月中旬でも標高2000mを越える北沢峠では、雨の影響もあり気温8度、長衛荘では薪ストーブが焚かれていた!


そして駐車場に戻ってきた。


 
駐車場にあった更衣室兼登山者の仮眠室               駐車場隣の仙流荘で入浴



頑張ったご褒美「上うな重」・・・縦走後の恒例となる (^^♪



お天気は崩れ、午後から大雨となる。 


結論から言うと2日目の計画変更は大正解であった!(幸運を勝ち取った)
無理をしない計画を立てたのだが、変更しなければ危うく雨の甲斐駒ヶ岳となったのである。
雨とガスの為断念という結果も有り得ただろう!と思うと、2日目の12時間、良く頑張った (*^_^*)



仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳(完)



コメント
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