ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

ルールより難しい「自由」

2015-01-26 09:39:42 | しきたり、ルールについて考えた

 

 きものを着るとき、一番のネックは「たくさんのしきたり、ルールがありそうで、それが面倒」という方がいます。

 きもののルールってなんだって、改めて考えてしまいました。

というのは、娘の友達の読モ女性が、「きもの着てお出かけしたいのですが~~」なんて言ってきました。

若い人のライブでのきものは~~」

 

差し上げるきものはあるのですが、「基本的なことを教えて」なんて言われて、「基本ってなんだ」と考えた次第です。

「ルール」なんていろいろ言っていたらメンドウで仕方がないし、相手も求めていないでしょう。

そこで、

 着付けでいえば、最低限のルールは「左前に着ないこと」

 夏は薄物、冬は合わせくらいでしょうか。

この二つに決めました

 

「着物着たいわあ」と若い人が口にするとき、その意味は「ファッションとしてのきもの」

 人と差別化したファッションを身に着けたい。

  まあ、あと紋付とかなどのフォーマルのルールなどは、もし必要なら、もっと興味を持ったときに、自分で調べたり、質問したりすればいいと、これは紫苑の判断。

 

写真は、年末にBSでやっていた「きもの百科」

 

そんなとき、つくづく感じるのは、「ルール」より「自由」のほうが難しい、ということです。

 

 お茶席には、もう最低限の決まりごとがありますから、一番楽。

 ビジネスのときにも、まあ、ファッションですね。

 相手によっては、少しきちんと感。

 でもこれだって、着物を着ているというだけで喜んでいただける。

メンドウなルールというよりTPOを考えれば自ずから決まる。

七緒でもやるのね、こんな特集」

七緒でもやるのね、こんな特集、その後」

 洋服だってカジュアル化が進んでいる現在、きものはある程度クリアしていればほとんどの場所でOK。

  

 

ビジネス・半分ビジネス」

 

しきたりやルールを、どのくらい知るのかも、その人次第、いわば「自由」

 で、最近実感するのは、この「自由」の難しさ。

「ルール」「しきたり」は必要に応じて覚えればいいけど、「自由」はそういうわけにはいかない。

 きもの仲間との着物。

 何を着てもいい、となると悩むこと、悩むこと。

 「自由」ということは、「その人のセンス勝負」ということ?

 「色」を学びはじめて、このセンスを身に着けるのも難しいなと実感している次第です。

 そういえば、若いときに「自由からの逃走」(フロム著)なんて本を読んだな。

 「自由」には自己責任が伴い自分の頭で考えなくてはいけないので、「自由は怖い」と、逃げたくなる心理があるとかなんとか、そんな本だった

 イラスト描ければ、ルールと自由のあいだで板挟みになる紫苑を描けるんだけど~~。植田正治さんの写真で代用。済みません。真ん中が紫苑(笑)、でも「自由」のほうを向いているわ。

 

逆にいえば、「きものって最低限のルールさえ押さえておけば、洋服よりおしゃれに見えて、楽は楽」ということ。

 ファッションセンスの乏しいワタクシごときでも、この年齢で「おしゃれ」の、末席とはいえ、加えてもらえるようになったのは、ひとえにきもののお蔭です(感謝。御礼)

娘の友達、わが家で「きもの遊び」したいそうです。(着付けというには~~)

はい、ぜひ。

「決まりとかいろいろあるけど、でも、それだってファッションの場合自由、自分で決めればいいんだよ」と言うことにいたしましょう。

 

「習うより慣れる」がファーストステップ。

 

いまどきの若い人、センスあるから、ワタシと違って、自由をどんどん楽しめることでしょう。

 

いいなあ、ワタシも若い時からもっと自由に着たかった~~。

二十代リベンジきもの」

自由に着れなくてふてくされ気味?

でも、若い人がきものの興味を持ってくれるのは、嬉しいわあ。

ぜひ一緒にお出かけいたしましょう。

 

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コメント (2)
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