ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

きもの形状記憶

2015-01-19 09:16:35 | 着付け、試行錯誤

 

年末から年始にかけて、というより、この何か月か、柔らかものを着る回数が増えたせいか、

紬のときに、身体にうまく馴染みません。

柔らかもののときには、衣紋を抜くようにしていますがーこれが私には結構難しくてーー紬のときには、あまり衣紋を抜かないようにしています。

 

技術伴わないクセに、こんな風に変えようとするものだから、身体が微妙に戸惑うように思います。

苦労したのは、新しい久米島紬と紅花染め郡上紬。

きものと身体は初対面、の上、それまで柔らかものに馴染んでいた身体が、「ん、誰? この人?」という状態でした。

「ずっと柔らかもので、ワタシ(紬)のこと忘れてたよね」と拗ねたのかもしれません。

 

きものは、何度も着るうちに、自然に身に添うようになるといいます。

まさに身体もきもの、お互いが「形状記憶」して、紐一本、締めるときにも「おお、そうだった」

と「阿吽(あうん)の呼吸」で寄り添っていくのですね。

きもの友達のRさん、彼女の着付けはいつもきれいで、拝見するたびに、「うん」といえば「すん」という呼吸の良さ、リズムを感じます。

 

「きょうは、ダメだわ」と言うときでも、私から見れば、きれいな着付け。

彼女、着付けは習っていなくて、すべて自分流なのです。

頭より身体に覚えさせてきたのかもしれません。

習うより慣れろ、と言いますが、まさにきものはそれ。

何度も身に着けているうちに、きものがワタクシの身体を「記憶」してくれるんですね。

7年前、着始めたばかりの頃。襟も合ってないし、お尻周りのひどいこと。

身体は、まだきもの拒否?状態。

私の身体は、いかり肩で典型的な洋服体型のせいか、いくら頭で覚えても最初はまったくNGでした。

大久保信子先生によると、「いかり肩の人は、きものを着たとき肩甲骨を寄せるようにするといいのよ」と仰いますが、これだって、「なるほど」とは思っても、習慣にするのは大変です。

 

これも、頭に叩き込んでおいて、できるだけ実践してみよう。

 

色の勉強にしても、本で読んだときにはわかったような気になりましたが、いざ実践となると、頭は真っ白、「まったく記憶にございません」

「トライ&エラー」、「トライ&サクセス」ではないところを鑑みるに、すぐに「サクセス」してはダメなんですね。それでは身体が覚えない~~、よかった

ホント、頭だけではダメだわと、何度も実践して身体に覚えさせなきゃと、この年になって深~く納得した紫苑でした。

 

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