まこも刈る 大野川原の 水隠(みごも)りに 恋ひ来(こ)し妹が紐解く 我(あれ)は(万葉集二七〇三・作者未詳)
まこも刈る 淀の沢水 雨降れば 常よりことに まさる我が恋(古今和歌集・紀貫之)
三島江の入江のまこも 雨ふれば いとゞしほれて 刈る人もなし(新古今).
日くるればさそひし物をあかぬまの まこもがくれのひとりねぞうき(古今著聞集 二十魚虫禽獣)
霜むすぶ入江のまこもすゑわけて たつみとさぎのこゑもさむけし(夫木和歌抄 十七水鳥 前大納言忠良卿)
五月雨はみつのみまきのまこも草 かりほすひまもあらじとぞ思ふ(袋草紙 二 相模)
さみだれは 美豆(みづ)の御牧(みまき)の まこも草 かりほすひまも あらじとぞ思ふ(後拾遺206)
まこもおふる伊香保の沼のいかばかり波こえぬらん五月雨のころ(内裏名所百首・順徳院)
まこも刈る 淀の沢水 雨降れば 常よりことに まさる我が恋(古今和歌集・紀貫之)
三島江の入江のまこも 雨ふれば いとゞしほれて 刈る人もなし(新古今).
日くるればさそひし物をあかぬまの まこもがくれのひとりねぞうき(古今著聞集 二十魚虫禽獣)
霜むすぶ入江のまこもすゑわけて たつみとさぎのこゑもさむけし(夫木和歌抄 十七水鳥 前大納言忠良卿)
五月雨はみつのみまきのまこも草 かりほすひまもあらじとぞ思ふ(袋草紙 二 相模)
さみだれは 美豆(みづ)の御牧(みまき)の まこも草 かりほすひまも あらじとぞ思ふ(後拾遺206)
まこもおふる伊香保の沼のいかばかり波こえぬらん五月雨のころ(内裏名所百首・順徳院)