自然のシャワーを浴びながら:パート2

定年後の主人と晴歩雨読の日々。同じタイトルのニフティのブログ の続きです。

黒茶屋

2021-07-08 | グルメ
毎週卓球後に数人とランチしたり、女子会の集まりでランチしたり。
でも相棒は仲間とリモート飲み会をしているくらい。
アルコールが飲めない居酒屋なんて、昔CMにあったクリープを入れないコーヒーみたいだ。
日頃掃除大臣として頑張ってくれている相棒に、たまにはサービスしようとランチに出かけた。
雨が降りしきる中、武蔵五日市にある黒茶屋へ。
バスを降りて歩くこと数分の、向かいにある子生(こやす)神社でお参りしてから。
御神木の夫婦杉があるくらいだから、子生神社は安産祈願の神社だった。
彫刻が素晴らしい狛犬もあり、シーンと静まり返った境内に雨音だけが……。
今更関係ないけど、一応……。
拝殿は入り母屋造りで派手さはないけど、荘厳な雰囲気に包まれていた。

黒茶屋入口のインパクトのある苔むした門から、川の方へ下って行った。
いつだったか記憶にないくらい前に来たなーと思いながら……。
秋川渓谷へと下りたら野外テラスがあり、とうとうと流れる川面がもやっていた。
黒茶屋のある一帯はあきる野市の岩瀬峡と呼ばれ、景勝地として新緑や紅葉が楽しめるようだ。

梅雨時だから竹にもキノコが生えていた。
しばらく広い黒茶屋の庭を散策してからレストランへ。
入口で大きな水車が迎えてくれたが、勢いよく水が流れていた。
黒光りする個室は250年前に建てられた庄屋造りの家だそう。
今日のランチはおまかせ若菜コース。
2名ならアルコールもOKという事で(ただし1時間半)昼間から……。
前菜に始まり、7品の中では「尺玉豆富旨出汁ゼリー」が食べたことがない味でもあり、美味しかった。
冬瓜の汁と向付は「うすい豆豆腐旨出汁ゼリーかけ」で、うすい豆ってなんぞやと聞いてしまった。
相棒が「今日は肉がないんだねー」と残念そうだったが、鮎の塩焼きが出て来て満足していた。
久々に食べた鮎の塩焼き、いつ食べても美味しい結構なお味。
無花果やあお梅の揚げ物や、止肴として地蒟蒻などの酢味噌。
部屋の外側にもう一部屋あって外の竹林が見渡せた。
夏場だったら外の個室で涼やかな風を受けながら。食事するのもいいかも。
その後玉蜀黍ごはんと汁もの、ビワゼリーにお焼きがデザートだった。
黒光りの太い梁や廊下、使い込まれた手すりや柱などと、和紙で作ったぼんやりとした灯り。
時の流れがゆっくりとしているようなひと時を過ごした。



コメント
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