自然のシャワーを浴びながら:パート2

定年後の主人と晴歩雨読の日々。同じタイトルのニフティのブログ の続きです。

韮崎大村美術館

2021-07-26 | 日記
甘利山下山後「白山の湯」で軽く汗を流した。
4連休はメチャ混みだったそうだが、今日は我らと地元のおばあちゃん2人のみでのんびりー。
美人の湯として親しまれている天然掛け流し温泉で、露天風呂がとてもよかった。
八ケ岳や茅が岳の雄大な姿を眺めながらゆったりと、でも景色も私もボーっとしていたが。
続いて隣の韮崎大村美術館へ。
2015年にノーベル賞(生理学・医学)受賞された大村智(さとし)博士のコレクションが展示されていた。
1階ロビーには私の好きな片岡球子さんの「富士に牡丹」という陶板がかかっていた。
展示品の写真撮影は禁止だったのでポスターを撮った。
日中の作家たちの水墨画が多数鑑賞でき、その他上村松園ら女性美術家を中心とした絵画・彫刻など約90点あり。
大村博士の数々の受賞を紹介するコーナーもあった。
ノーベル賞のメダルとその証書、文化勲章とその証書、日本学士院賞他多数展示されていた。
ノーベル賞授与式の写真とか、海外講演先で集めたビアジョッキとかもあった。
どれだけ偉大な人かと畏敬の念を持って展示物を見て廻った。
その中で意外だったのが亀のコレクションで、日本中の亀というカメがたくさん集められていた。
亀の子たわしまであったのには笑えたけど…。
このユニークなコレクション、写真に収めたかった。
なんで亀を収集したかというとベンゼン環が亀の甲羅とよばれる6角形だからだそう。
美術館のすぐ前には大村氏のご自宅があるとK氏に教えてもらったが、由緒ある佇まいのように見うけられた。
ハイクと温泉と美術鑑賞、3拍子揃った1日で、みんな大満足。
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甘利山ハイク

2021-07-26 | 登山ハイキング
南アルプス前衛の山であり、山梨100名山のひとつでもある甘利山。
今から21年前に昭島の山の会にいた頃に登った山でもある。
今回はリーダーK氏のもと総勢6人(女性4人男性2人)で車で登山口まで。
ハイクがメインであることには間違いないが、隠れた目的が桃を買う事と温泉入浴のおまけ付き。
山梨県・韮崎からまずは桃を買うべく直売所へK氏が案内してくれた。
9時半からオープンしていて、私達が到着した10時半には休憩タイムとやらで待たされた。
そこで近くの甘利郷きっての大社という、南宮大神社に参拝。
それから直売所の周りを物珍しさでうろついてみた。
すると傍の桃の木にはまだ袋をかけたままの桃、収穫前の桃があった。
規格外なのか傷んだ桃なのか、無造作に籠に入った桃も……。
そうこうしているうちに開店となり、みんな2箱ずつ(もっと買った人もいたが)購入して車内へ。
すると車の中はたちまち桃の香りに包まれた。
寄り道の末今日の目的のハイクは11時半過ぎからスタート。
日光いろは坂のようなくねくね道をドンドン上った甘利山駐車場は、すでに1000m近くあり。
6月の約15万株のレンゲツツジの花が咲く頃に来ると、一帯がオレンジ色に染まって見事だ。(ウツボグサ)
スタートしたらすぐにいろんな花が次から次へと出て来た。(ヒヨドリバナ)
ツル状のこのボールのような白い花はイケマという名前だと名札あり。
青空に向かって背伸びしている花はヤナギラン。
前にも見た事があるクガイソウ。
実は甘利山は駐車場から1731mの山頂まで、たったの30分で着いてしまう。(ヤマホタルブクロ)
楽ちんなハイクの割に山頂からの眺望がメチャいいのだ。(ミヤマオダマキ)
富士山をはじめ甲府盆地、八ヶ岳、鳳凰三山などの大パノラマが広がる人気の山。
今日は富士山のてっぺんしか見えていなかったけど。
ダケカンバやシラカバの森を登って……空気の美味しい事。
だんだん高度を上げて来たら木道があり、網が張ってあって高山植物を保護していた。
コオニユリやヤマハハコ、ワレモコウも見つけた。
黄色い大きめの花キンバイソウやピンク色のシモツケソウも。
斜面で風に揺れていたミヤマナデシコの花。
やっぱりキノコが目に付いてしまう。
これも食べれそうなキノコだけど……。
高原植物の小さいピンクのハクサンフウロの花も見つけた。
何だかすごく高原ぽい景色が広がっていて、いつもの浅間岳とは完全に違う景色に感動。
そしてたびたび道草食っていても40分足らずで山頂に着いてしまった。
2度目の甘利山山頂からも富士山が見え、360度の展望と青い空。
もちろん山頂でランチタイムで、吹き渡る風の心地よさはまさに高原。
眺める景色がいいとランチがもっと美味しく感じられ、お昼寝でもしたい気分だった。
山頂付近にワラビがあってほとんどは育ちすぎてダメだったが、中には食べれるワラビも。
21年前は山頂から更に足を延ばして千頭星山(2139m)まで行ったけど。
今日初めて名前を知ったのがチダケサシという白い花。
サラシナショウマのような感じの花だけど、勝手に変換してチダケサシを「血だけ刺し」
ゆっくりと山頂での雄大な景色と高原の風とランチを楽しんで、別ルートで下山。
下山コースはカラマツ林が多くて、笹の野原が両側に広がり女性的なルートだった。
木に取り付いているたくさんのサルオガセが、風にあおられて大揺れしていた。
駐車場近くまで下りて来たらマルバダケブキの群生地があった。
そしてこんな木にかかったホースとキノコのコラボをK氏が見つけた。
森の中って時々とっても不思議な光景に出会うことがある。
メチャ楽をして高い所からの景色を楽しみ、たくさんの花々を愛でて、高原の風を味わって来た1日。

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