自然のシャワーを浴びながら:パート2

定年後の主人と晴歩雨読の日々。同じタイトルのニフティのブログ の続きです。

奥多摩・三頭山

2021-07-13 | 登山ハイキング
今日は山の会のハイク日だったけど、4回目の宣言発令でまたまた流れ、去年からほどんどハイクがない。
それで山の会のSさんとIさんの3にんで奥多摩・三頭山へ行って来た。
以前からプランを立てていたが梅雨時で延期続き、今日も午後からの雷雨を気にしながら出かけた。
武蔵五日市駅から数馬までバス1時間、その後は都民の森まで無料の連絡バスで10分位だった。
なのでスタートは10時半と遅かったが、都民の森に着いたとたん、3人共寒くてビックリ。
なにせ標高1000mあったから、「ひゃーさむ」と言いながら歩きだした。
都民の森のでっかい看板を左に見ながら、ウッドチップを敷き詰めた足にソフトな山道を鞘口峠へ。
緊急事態宣言中なので木材工芸センターはクローズされ、ひっそりかんとしていた。
私は2015年以来来てなくて、彼女らも3年前位に来たそうで、分岐でしばし迷ってシラカバの路へ行ったり。
幾つも散策路があって、たとえばツガの路、ハリモミの路、かおりの路、ケヤキの路などなど。
現地調達の地図でルートを確認して、鞘口峠(1142m)到着。
峠からはブナの路をチョイス。
山頂までブナの路1200m、1300m……と表示されていた。
三頭山にもキノコがニョキニョキ出ていた。
薄暗い森では白いキノコが特に目に飛び込んできた。
地元の山浅間岳ではとっくに枯れてしまったイチヤクソウがまだ咲いていた。
まだ花が付いていなかったが葉っぱからトリカブトもあり、ギンリョウソウも。
ギンリョウソウは花なのかキノコなのかと、3人で議論しながら歩いていた。
ちょうどギンリョウソウが群生している近くに、木を伐採していた作業員の方がいた。
彼らと話をしたら今年はギンリョウソウが多く出ているという事だった。
今までこんなに「これでもかこれでもか」とギンリョウソウを見た事はなく、ちょっと興奮。
結局、ギンリョウソウは花でキノコではないという事だったが、確かにキノコならギンリョウダケとなりそう。
ギンリョウソウのファミリーみたいな。
11時過ぎくらいからガスが湧いてきて、あたりがもやって来て幻想的になった。
途中には案内板や標識がしっかりしていた。
ちょっと芸術的な古木に魅かれて写真に撮った。
1時間ちょっとでガスがだんだんと晴れて来た頃、1397mの見晴らし小屋到着。
往きはブナの路で帰りは尾根道にしようなどと、標識を見ながら。
そしてブナの路1400m地点。
日原川流域と三頭山にのみまとまったブナ林があるという説明板あり。
確かに大小さまざまなブナの木があり、新緑が鮮やかで目に沁みた。
ブナの根っこコースを頑張っている2人、巨木ブナはスックと空に向かって伸びていた。
まず12時15分に人っ子ひとりいない山頂、三頭山東峰(1527,5m)到着。
ほんの数分で中央峰(1531m)到着、道標は東峰とほぼ同じだったので写真はカット。
いったん下って登り返し3つ目の西峰(1524,5m)到着。
奥多摩の七ツ石山と同じ御影石の立派な道標あり。
標高から言えば中央峰が一番高いけど、なぜか西峰にあった味気ない山頂を示す道標。
12時半だったのでランチタイムにし、ベンチにお弁当を広げて、食べだした。
山頂からの景色は皆無で真っ白ケッケの世界だった。
ほんの10分もしないうちに、何だか暗くなってきたねーと言い合っていたら、いきなりの土砂降りが来た。
お弁当を片付けたりレインウエアを着たり、一気に忙しくアタフタしているうちにも雨がドバーッ。
一目散に下山したが、40分位ひどい雨に降られ、見晴らし小屋に着いた頃少し小降りになった。
6年前には山頂からムシカリ峠から大沢山(1482m)経由で下山したが、沢が多かったので今日は止め。
途中で往きにはなかった丸太の路ができていて、作業中だったのが立派に完成していた。
途中から回廊コース下山の推奨コースだとあったので、素直に従って下山。
ほぼ下り切った所で作業員の4人とまた会ったら、雨でびしょびしょになったねと言われた。
そこで私たちは雨でびじょびじょ(美女美女)になったと切り返した。
そして足元が危うかった場所に、立派な橋もどきが出来ていてよかったと報告。
ランチを食べかけだったお蔭で、雨に降られたお蔭で、2時半のバスに間に合った。
しばらくゴロゴロ雷の音がしたりしてハラハラしたけど、セーフで楽しいハイクだった。

コメント
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