毎年恒例のワンゲルOG会の忘年ハイク、今年は参加できなかったので単独で今年締めのハイクに行った。
目的はダイヤモンド富士を見る事で、ついでにトレーニングを兼ねてと思い、相模湖から城山経由で高尾山を目指した。
今日は単独山行で相模湖駅から相模湖大橋を渡って歩いていたら、何と台風で相模ダムにたまった木や枝などがたくさん集められていた。
途中に登山口がある嵐山に登ったことがあったから、ついでに嵐山にもと思っていたが、台風19号の影響で通行止めになっていた。
弁天橋を渡った所に弁財天があったが、いつも素通りしてばかりだったから、ちょっと苔むした階段を上がって行って見た。
意外と日当たりがよくて景色はなかったけど、ここでひとりカップラーメンとおにぎりのランチにした。
相模湖駅を12時半過ぎに出発したのには日没の時刻を計算しての事で、遅めのランチだった。
千木良バス停への途中の山道から見た弁天橋と相模川。
千木良にはふじみ桜という名の桜の樹齢100年以上という老木があった。
もちろん今日富士山が見えていたから、この桜は毎日のように富士山を見て育ったんだって思って、ちょっと羨ましかった。
東海自然歩道のこのコースはいつも城山から下ってばかりで、逆に登るのは初めてだったが、意外と登りっぱなしで長かった。
城山まで残すところ半分あたりから雪道になった。
今朝私より先に仲間のおじさん2人と一緒に日の出山に出かけた相棒が、雪が積もっているから気を付けてと電話してきた。
なので予想はしてたけど南斜面だからまだ少なかった。
城山(670m)に到着した時にはすでに午後3時になっていたし、ほとんど人がいなかったからちょっと焦った。
でもスカイツリーや筑波山はじめ、眼下には関東平野が広がっていて、メチャ素晴らしい景色で今まで見た中で絶景だった。
でもだんだん富士山の近くに雲が湧いてきてしまった。
城山から先の稜線の方は積雪が多かったし、
一部凍っていたりした。
時々滑りそうになりながら階段状の道を下って一丁平に着いたら、5、6人くらいの人がカメラを持って待機していた。
また一丁平の展望台には誰かが可愛い雪だるまを作っていた。
それから紅葉台の少し手前の開けた場所では、20人くらいの人がカメラを構えて日没を待っていた。
この頃はまだ太陽は高い所にあった。
人も少なくてよく富士山が見えたのでかなりズームにして撮ってみた。
さらに高尾方面に進んだ紅葉台では40、50人の人がいた。
途中でまた暮れ行く富士山を撮った。
そしてさらに高尾山頂(599m)には200人くらいはいそうなほどの群衆がいて、さらにビックリ!
それもそのはず高尾山でダイヤモンド富士が見れるのは、今年は20日から24日までで今日が最終日となる。
でもでも残念ながら今日のダイヤモンド富士は、ダイヤモンドにならなかった。
随分前に田貫湖で見た日の出のダイヤモンド富士が、メチャメチャきれいなダイヤモンドだったがゆえに………。
意外と若いひとたちもいてダイヤモンド富士で話が盛り上がった。
3日前に河口湖までダイヤモンド富士を見に行ったのに雲で見えなかったとか。
別の彼は昨日も来たが今日よりはきれいなダイヤモンドだったけど、両側が雲で隠れていてイマイチだったとか。
じゃ来年また来なくちゃ……ということになった。
山頂からの別方角の景色も暮れなずむ色に変わってきていた。
山頂を後にして下る途中に薬王院でお参りしたが、すでに新年の門松のお飾りが飾ってあった。
灯篭にも灯がともりだして夕暮れに雰囲気になってきた。
かすみ台からは夜景が楽しめるというおまけ付き。
山頂近くにも夜のとばりが下りてきていた。
ケーブル山上駅にはケーブルを待つ人の長蛇の列が出来ていた。
ケーブルカーを利用するのは来客と一緒の時で稀なので、31度の斜度で6分で下るケーブルカーが新鮮な驚きだった。
くっきりはっきりのダイヤモンド富士は見れなかったけど、今年最後の山として満足。