自然のシャワーを浴びながら:パート2

定年後の主人と晴歩雨読の日々。同じタイトルのニフティのブログ の続きです。

南高尾山陵7サミット

2023-04-29 | 登山ハイキング
2009年以来ずっと足が遠のいていた南高尾に連なる山々7峰。
たまにはしっかりとロングコースを歩いてみようと。
山の会のSさんは行った事がないというので、誘ってピンコロ2姉妹での山行。
山歴を調べてみたら1998年に初めて昭島の山の会で行っていた。
その後草戸山のみ2000年1月に同じ山の会で。
その年3月と2004年と2009年に相棒を連れて。
高尾山口駅から1座目草戸山→最後7座目が大洞山というコースですべて歩いていた。(キランソウ)
そして高尾山経由で高尾山口へや城山経由で相模湖へ下山していた。(ヤブレガサ)

およそ14年もの間、私にとって忘れ去られていた南高尾山稜。
その間に体力が落ちた事を考慮し、バスで大垂水まで行って今までの逆コースとした。
それでもコースタイム5時間の長丁場なのに、バスが1日3本のみ。
大垂水峠を歩きだしたのが10:45で、歩道橋を渡って先日の飲み会ハイクとは逆方向へ。
いきなり左手下に道路が走っている細い山道歩き。
急な坂道を登ったかと思えば、同じ位急坂を下って、あ~あモッタイナイ。
数年前に飯能アルプスを歩いた時も、こんなだったね~とSさんを話しながら。
おしゃべりし過ぎで最初の大洞山636mをいつの間にか通り過ぎていた。
2座目のコンピラ山514,7mでは、若者たち8人位がベンチに座ってランチ中。
中沢峠に着いた頃12時のチャイムが鳴っていた。
トレランコースの巻道がたくさんあって、中沢山への道標とかが全くなし。
急登を見つけたら山頂へ行けるかも…と登って行って、な~んにもなし。
ようやく中沢山494mめっけ。
聖観音菩薩像が祀ってあった山頂の中沢山。
ちょうどいいベンチがあってランチタイム。
食べてる間もトレランのカップルやお兄ちゃん達が、目の前を走り抜けて行った。
そばの木に貼り紙がしてあったが、植物の盗掘は3年以下の懲役か30万円以下の罰金だって。
二人共牢屋で麦飯を食べたが健康的でいいよね~と意見一致。
生暖かい風が吹いて来たと思ったら、展望台と書いてある場所へ出た。
リュック掛けがしつらえてあったりの展望台に、イイね~このアイディア。
たしかに津久井湖が見下ろせて、ベンチで食事中の人もいた。
4座目の入沢山490mが私の昭文社の地図には載ってなくて。
そこらじゅうの登り道を登ったりしたが、見つからず。
でも山の名前こそないピークにはベンチがあって、そこそこ景色がよかった。
今度来たら蒲鉾板と油性ペン、針金を持参して山に名前を付けような~んて。
二人でそんな話をしながら探し歩いていたら、地図にない東山460mという山発見。
何だか大発見したみたいで気分良く、登ったり下りたりして西山広場まで来た。
広場には龍の彫り物があったが、明らかに朽ちて倒れた木を利用してた。
眼が生きていて、なかなかの腕前の人が彫ったみたいとべた褒めのSさん。
近くにスマホ台が設置してあって今風。
龍の彫り物のすぐ近くが西山峠だった。
必ずと言っていい位巻道が用意されてたが、全部巻かずに急登を上り詰めて山頂へ。
そして5座目の泰光寺山475m。
どの山頂も眺めがよくなくて、苦労の割にはな~んだという感じだった。
泰光寺山からの下りは階段112段あり、だんだん足が……。
途中フクロウの彫り物があって周りを1周して感心する事然り。
うまい廃物利用というか、森の中にいるフクロウだからイイのかも。
ヤブレガサしかなかった花のないコースと思ったら、ヒメウツギ。
そして先日高尾山で見た葉っぱが放射状で面白い花、ナツトウダイ(夏灯台)も。
もちろんヒトリシズカ(一人静)やチゴユリもあった。
ランチ後1時間半で三沢峠到着。
ようやく城山湖や草戸山の表示がある道標が出て来たー。
ここから先満開のキンランを何本も(10本ちょっと)見た。
木で囲いがしてあったりなかったり、目立たないように二人で葉っぱをのせて隠したり。
神奈川県から東京都に入ったとたんに道標が立派なものに変わった。
6座目榎窪山も然り。地図に標高が乗ってなかったが道標にもなし。
嬉しい事にキンランを何度も見る事ができたが、ギンランはひとつもなかった。
東京都になると木の階段ではなく、しかもステップが高く歩き難くて……。
何回もこんな階段に出くわしてアップダウン攻めにあった。
10年前いや20年前くらいには歩きながら城山湖が見えていた。
でも今では木が大きく成長していて全く見えず、残念。
7座目の草戸山は以前登った時には365mだった。
なので1年山とも呼ばれていたが、今の道標では364mになっていたが、なんで~?
それに東屋に登って眼下の城山湖を見た記憶があるが、今は老朽化の為登れず。
神社もあったっけな~。高尾の町が眼下に広がっていた。
草戸山から草戸峠までやって来た。
私的には草戸山からは下る感じだと思っていたら、トンデモナイ、登ったり下ったり。
これを登ったらもう登りはないと6回位言って、やっと高尾の文字ありの道標あり。
でもさらにロープの張られた急な登りもあって、もう来ないぞ!と言ってた私。
コースタイムでは草戸山から高尾山口までは1時間ちょっとなのに、なかなか着かなかった。
高尾山口駅まであと0,3kmの道標を見て、やっと今日のハイクが終る~と。
ついに民家が見えて下山し終えてコンクリ道に見つけた最後の道標。

駅着16:45で休み入れて6時間のハイク、7サミットクリア。
おつかれ生でした。







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ニセ○○ ヤセ○○

2023-04-28 | 登山ハイキング
1週間行ってなかった浅間岳。
土手と多摩川の間には白い藤の花に似た花が咲いてて、いい香りが漂ってて。
言わずと知れたニセアカシアの木の花で、房が垂れてまるで藤の花のよう。
どこかの里山に下山して来た時、里の人が房ごと天ぷらにして食べたらうまいよと。
また花を集めて鍋で煮ると蜂蜜が出来ると言ってた人もいた。
あんなに甘い香りがしてるのだから、ミツバチがほっておくはずがない。
私もミツバチになりた~い。

また土手には質素な目立たない茶色の棒きれのような植物も。
数で勝負とばかりにたくさん沢山あった、ヤセウツボの花だ。
枯れたようなのもあったけど、よ~く見たらそれなりに花が咲いていた。
寄生植物ヤセウツボは見かけによらず役に立つようだ。
アルツハイマー病の原因物質を抑える作用がある事が発見されたという。

登山口近くにはいつの間にやら桐の花が咲いていた。
そして雪が積もったような真っ白い花を付けた大きな木も。
遠くからでもすぐに花が咲いているのが分かった。
たぶんガマズミという木の花だと思うが……。
木に咲く白い花は多くて一番ややこしくて困る。
知らぬ間に時が経過した事を花や木が静かに物語っていた。
昨日狭山丘陵で見たピンク色の花、てっきりニワゼキショウだと思っていた。
でも勘違いでユウゲショウの花、土手にチラホラ咲いていた。
ヤセ○○やニセ○○というといいイメージがないけど、花達は好きで名乗っているわけじゃないんだよね~。
ヤブ○○やヘビ○○等の名前が付いた植物や花たちも。
信号待ちの間に撮った玉川上水のツツジ。



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染もの展

2023-04-27 | イベント
耕心館で開催されていた染工房シゲタ草木染め展。
私も子供が小さい頃、草木染めを研修部の活動でやった事があった。
絹のマフラーに染めた草木はなんだったかな~?
「輪になって染まろう」というタイトルで3月18日から5月7日まで展示中。
檜原村で草木染め工房を営む作家ご夫婦による展示。
東京都の山間の標高500mの檜原村にある築100年近い古民家。
そこに住み藍などの植物を採取したり、近隣の野山の植物を採取したり、染の仕事をしているお二人。
天然の柿渋・墨を染料として使用する事もあるそう。
図柄は型染が中心で伝統的染法で、作品制作をされている。
図柄は型染め、筒描きで布の上に防染糊を置き、染料を刷毛で何回も引き重ね、
さらにお日様や風にさらしながら、染めていくそうです。
自然の恵みから出た色だからか、柔らかい色合いで美しい色だと思った。
自然の優しい色合いに溢れた会場だった。
時が経つうちに一層味わい深い色となるとか。
1階展示ギャラリー・エントランスにて、10時から午後5時まで。
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山野草ウィーク

2023-04-27 | 花物語
1,2月は行ったけど3月入ってなかった瑞穂の耕心館。
ハイク終了後立ち寄ってみたら、山野草ウィークのポスターが入り口に。
今日寄ってみたのはクマガイソウを見たいと思って。
でも高尾山ですでに見た時、耕心館のクマガイソウは終わってるかも……との予感が……。
10株以上あったけど萎れて茶色になってて、見れる状態のは3,4株しかなかった。
やっぱり今年は花の咲き具合が早め早めだから、遅かったかー。
オドリコソウ公園でイッパイ見たオドリコソウも群生していた。
すっかり終わったと思っていたチゴユリだが、キバナチゴユリを初めて見た。
初めての花は他にもコアツモリソウ。
オサバグサは見た事あり。
キクバクワガタという珍しい花も初めて。
葉っぱが菊の花のようで花がクワガタのようで。
白い小さい花が並んだタンチョウソウ。
これから咲くクロユリの花。
デッカイ葉っぱが八角形のハッカクの花が垂れて咲いていた。
えんじ色のみならず奥の庭には白いハッカクの花も発見。

木に寄生して咲くセッコクの花、シンガポールでは普通に街路樹等で見られた花。
白が多く見られたセッコクの花、高尾山でも以前見かけたけど年々少なくなってきている。
紫色が印象的なヒイラギソウ。
タツナミソウの白バージョンかと思ったが、カライトソウの名札が付いていた。
初めて出会った派手な花、メイアップルという北アメリカ東部に咲く花らしい。
同じく国産ではない花、オーニンガラムダビラムという名前の花。
オレンジ色と黄色があったが、ひっそりとしたイメージの山野草の中でひときわ華やか。
こっちはちっこいアッツザクラ。
もう終わっていると期待してなかったユキモチソウがまだ見られてよかった。
去年初めて見た時ほどの感動はなかったものの……。
浅間岳でも見た事があるハンショウヅル。
白はまだこれからでえんじ色の花の方が咲いていた。
チョウジソウの花も可憐で可愛い。

ウマノスズクサも一度見たら忘れられない花だ。
食虫植物で面白い姿かたち、葉っぱが馬の顔みたいで花が馬の首にかける鈴みたいで。
臭いが強烈と聞いてたがマスクのせいか……?
先日見たウラシマソウもあった。
ウラシマソウに似た植物も。
ミヤマオダマキ、サクラソウ、クリンソウ等あちこちの庭で見かける花もあった。
名前がわからない花も多かった。
でもたくさんの花たちに癒されたひと時。
バスの時刻に間に合わないと毎回ロードランでバス停へダッシュ。
また来月行って見たら、違った顔ぶれの花たちに出会えるだろう。
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ハクウンボク

2023-04-27 | 登山ハイキング
狭山丘陵の西端にある野山北・六道山公園、3週間前孫息子2人と山歩きした一帯。
雑木林が広がる穏やかな丘陵地帯で、歩くルートが幾つもある。(登山口)
今日はバスで峰まで行って、孫達と下山したコースを逆に登った。
といっても孫達との下山時は広い道だったが、今日は山道をチョイスして歩いた。
思いもかけず森の中にキンランが4,5本咲いていた。
丈が高いし鮮やかな黄色なので目立つ。
ギンランもあるにはあったが、キンランに比べると少なかった。
やっぱり盗掘する人がいるからなんだろうけど、抑止になるかどうか看板あり。
かえってキンランがありますよ~と教えてるみたいな気がする。
出会いの広場から六地蔵のある稜線に上った。
稜線上に今咲いている花、シャガ、セリバオウレン、ホウチャクソウ、ツボスミレ等を見ながら。
黄色いヘビイチゴの花の脇に実が出来ていた。
ヘビイチゴの実を食べたワンゲル後輩曰く、食べれるけど美味しくないよとの事。

ヒトリシズカ(一人静)が咲いていた。
3,4,5本の花が立っていたが、フタリシズカとかサンニンシズカ、ヨニンシズカと呼ぶのかな~。

ニワゼキショウの花とハエかな?
そういえば今朝のTVで4月からすでに蚊が飛びまわっているとか。
私も今日森の中で吸血鬼じゃないけど蚊に血を吸われた。(森に不釣合いな木)

稜線上の御判立~猿久保~六道山広場へと歩くにつれ、ウオーキングしている人が増えて来た。
稜線へは幾つも登って来るルートや谷戸、里山があるし、今度は違う山道で稜線に出てみよう。

六道山の205m展望台からは、雨あがりの爽やかな天気のお蔭で秀麗富士がバッチリ見えた。
孫達と70段の階段を登って見に来た時は影も形もなかったが……。
富士山の左の三角形の大室山、丹沢山系の蛭が岳はじめ塔ノ岳等がバッチリ。

エゴノキの花に似ているがハクウンボクの花じゃないかな~。
六道山展望台近くに1本大きな木があり見事に咲き誇っていた。
確か秋留台公園に行った時見たと思う。
ちょうど満開の頃見れてよかったな~。


出会いの辻~三角点広場(194m)~お伊勢山遊歩道で西口広場へ下山。
花をたくさん見ながらの2時間のひとりハイク終了。
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