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薪割機シリンダーの動き遅い

2022年09月24日 | DIYを楽しむ生活

油圧シリンダーのサイクルタイムが異常に遅い

PLOWのPH-GS13 PRO(前期型)の油圧シリンダーヘッドから作動油#32が漏れ出したので、シリンダーアッセンブリ一式を販売元から購入し交換したときはこれで完璧と思った。

しばらくぶりに薪づくりをしようと交換後はじめて動かした。負荷を掛けていないときは動くが、負荷を掛けると超遅い動きになる。サイクルタイム10秒が30秒以上に感じられるぐらい超スローな動き。作動油#32も当然新しい、原因はなんなんだろうと頭を抱える。

油圧がかからないのであれば、油圧ポンプの不調が考えられる。動きが緩慢な症状からポンプに作動油#32が十分に送られていない可能性がつよい。

取扱説明書の分解図を見ると、作動油タンクの送り側コネクターにストレーナー(フィルターと記述)が付いていた。本来はストレーナーとフィルターは別々の役目があり別物だがストレーナーしかない。【掲載写真をクリックすると大きくなります。】

ストレーナー(フィルター)の清掃編
タンク内の作動油は、タンク内清掃用に手押しポンプにフィルターを付けて、ペットボトルに吸い上げる。 油圧ポンプへの送り耐圧ホースの締め付けバンドを緩める。
耐圧ホースを傷つけないようにウエスを巻いた上からウォータレンチでよじりながら抜く。 油圧ポンプ内から作動油が流れ出る。いくらも使っていないのに作動油は汚れていた。
コネクターの幅は36㎜、自在レンチをかませ柄にパイプを通し回すと簡単に緩んだ。 コネクターをゆっくり引き抜くと、固形物が付着したストレーナー(フィルター)があらわれる。
引き抜いたストレーナー(フィルター)を見て納得、油と汚れが固形化して網を覆い作動油が送れない。 パーツクリーナーをかけてみたが、あまりに固形物がすごく落ちないので、慎重に削って取ることに。
パーツクリーナーと歯ブラシでこすって、やっときれいになった。 タンク底に残った廃油は、ドレーンボルトを緩めて取ったところ、廃油受けに鉄粉や固形物が溜まった。
ペットボトルに取った作動油をタンクに入れて、タンク内の汚れを洗い流すことを繰り返し、汚れが出てきた。 ストレーナー(フィルター)を点検すると、先端部に小さな網の破れがあった。
アルミテープを巻き、その上からステンレス針金(ミニφ0.26㎜)を巻き上げて補強。 ネジの2山を残して13㎜幅のシールテープを2周ほど巻き、ヘルメチック配管用シール材「F-119」を塗る。
ゆっくり手で回してねじ込む。 36㎜幅のコネクターを自在レンチで締め上げ、最後に鉄パイプで締め上げて終わり。
油圧ポンプへの送り耐圧ホースをコネクターに戻し、新しい締め付けバンド2個をポンプ側ともに締める。 ENEOSスーパーハイランド32(20ℓ缶)を購入。二回交換ができる。
手押しポンプでオイルジョッキー2ℓに移す。 オイルジョッキー2ℓで4回注ぎ、いったんエンジンを起動して作動油の油糧を確認して調整した。
負荷を掛けなくても掛けても、まったく変わらない速さで動く。見事に復活した。ストレスなく薪割りができそう。作動油交換とフィルターの重要性を知っていれば。 新品のストレーナー(フィルター)に変えるには、GS13PRO#60 FILTER【GS13PRO-ALL-60】¥886(税込)送料 ¥880で手に入るそうだ。

まとめ

年間の使用時間にもよりますが、二年に一度は作動油#32を交換したいものだ。これとは同時に作動油タンクの送りコネクターを緩め、ストレーナー(PLOWではフィルター扱い)の清掃もやるべきではないかと感じた。

清掃後の負荷を掛けた状態でのサイクルタイム10秒は、とても満足がいく結果となった。原因は油圧ポンプではなく、ストレーナーのつまりでした。

作動油の交換とストレーナーの清掃はセットだ! 

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