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薪割機油圧シリンダー取り外し

2022年06月03日 | DIYを楽しむ生活

PH-GS13油圧シリンダーから油がダダ洩れ

2014年10月に購入したPLOWのPH-GS13 PRO(前期型)の油圧シリンダーヘッドから作動油#32が漏れ出した。そういえば購入してから8年になるが一度も作動油の交換をしていなかった。

油漏れをネットで調べてみると油圧シリンダーの油圧シールの劣化から起きるとあった。バックホウなど建設重機の油圧シリンダー分解・シール交換の情報はYou Tybeにたくさんあったが、エンジン式薪割機の事例は販売元の修理ブログ記事しか見つけられなかったのが困った。

修理ブログ記事は大いに参考になったが、交換シールセットが販売中止になったこと。さらに各シールの規格サイズが不明なのには困った。販売元に情報提供を依頼したがシリンダーのアッセンブリのみの提供しかできないとの返事。

ならば自分で分解して、各シールの規格サイズを調べ、市販汎用品から探して交換しようと挑戦したが失敗に終わった。悔しいがアッセンブリを購入して交換修理することになった顛末を三つのブログ記事にしてみた。

作動油の抜き取りと油圧シリンダーの取り外し
作動油タンク底のドレンボルトを緩め、オイルキャップを抜くと作動油がいきよいよく流れ出る。 作動油タンクには9リットル入っている。廃油受け容器がもっと大きければよかったが5リットルなので、途中ボルトで止めなければならなかった。
シリンダー後部の油圧(高圧)ホース口金から口金ボルト(二面幅27㎜)をレンチで取り外す。 コントロールバルブと油圧ポンプを繋ぐホースのバルブ側口金ボルト(二面幅27㎜)をレンチで取り外す。
コントロールバルブと油圧タンクを繋ぐホースのバルブ側口金ボルト(二面幅27㎜)をレンチで取り外す。 タンクに関係する油圧ホースの一方を取り外すとすべての廃油が出る。想像以上に油が汚れていた。
スライド押し出し板とシャフトを固定するボルト(二面幅13㎜)を外す。 スライド押し出し板、スライディングプレート(プラ製)、シャフト固定ボルト、止板ボルト左右一式。
コントロールバルブ上部突起にレンチを挟みレンチの柄に鉄パイプを差し込み回すと簡単に取り外せる。 コントロールバルブを手で回しながら油圧シリンダー取り付け口金から取り外す。
コントロールバルブは正ねじになっている。バルブ内部にも微量の廃油が残っているので、分解しないで作動させて廃油を取り出した。 シリンダーは重いので、下部にジャッキーをタンク上に置き、シリンダーを支えてからボルト(二面幅17㎜)を取り外さないといけない。
ジャッキーによってシリンダーが支えられて安定しているので、ボルトをすべて取り外しても安定している。 少々重いがシリンダーを持ち上げ、前に移動させて取り外し完了。

まとめ

今回の作業で油圧シリンダーの作動油交換手順が分かった。本来は2年に一度は交換するのが機械にやさしい使い方らしいが、8年間も作動油交換をしなかったのはまずかった。これからはシールのためにもちゃんと交換しよう。

汎用品を使ってのシール交換チャレンジの顛末はシール交換失敗談に引き継ぐ。あれやこれやと計測したり、シール部品を注文したり、復元の手間暇を考えたら新品のシリンダーを交換した方が実に簡単でリスクが少ないと実感した。これって何とかならないの?

これだけ薪割機が普及しているのに情報が少ないのは残念!  

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