陶芸ブログ「ひとりごと」

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作品アップと上絵付など

2022-10-16 | Weblog


今日のお天気曇りのち晴れ。
歩行が回復してきた母を連れて家庭菜園に行ったら、楽しいようでなかなか帰ろうとしない・・・
帰宅後はパタッと寝てしまい、子供帰りだろうなぁと思ったまちゃぷです。

minneに作品アップしました
トップ画像は栗のヘアゴム。
今回は小ぶりでころんとした形。


こちらは帯留め。


ポニーフック


落ち着いた色合いの竹ヘアゴム。


ジャックオランタン帯留め


舞落ち葉のポニーフック


赤磁器帯留め。


チョコレートのテンパリング中
ではなくて・・・


粉末の上絵の具をタイルの上で水性メディウムで溶いているところです。
微粉末状態なので、パレットナイフできちんとくっついた粉を分離させてメディウムと混ぜていきます。

メディウムがないと、陶器にくっつかないし、多すぎると焼成の邪魔になって泡立ちなどの原因になってしまいます。


右が描いて焼成前。
中央が焼成後。
左が二回目重ねて焼成した後。

こんな感じで、3回か4回くらい重ねて焼きます。
絵の具は乾いた上から重ねて描こうとしても、ベースがつるつるのため重ねられないんです。
そのため、焼いては重ねを繰り返して仕上げていきます。

現在、どんぐり、栗グッズ色々制作中です!





先日、横浜のそごう美術館に、上絵磁器を見に行ってきました。
オールドノリタケ×若林コレクション
アールヌーヴォーからアールデコに咲いたデザイン

こういうの見るの好きですが、今回は上絵の参考という目的も大きかったです。
上絵の中でも最高レベルの技法が詰まっていて、現在では再現が難しいと言われているものもあるとのこと。

自分が一番気になったのが盛り上げ。
英語圏でもmoriageで通るそうです。
本焼きをした後に、クレイで絵柄を盛り上げて装飾されているため、とてもゴージャス!
更にそこに上絵の具で装飾を重ねたりもしています。
細かなガラスビーズの乗ったもの、エナメル装飾が施されたもの等様々!
こんな技法で帯留めとか出来たら楽しいだろうなーーーと思いました。


撮影スポットもちゃんとありました。

で、帰宅後調べてみたら、名古屋絵付け凸盛りという名前で技術が引き継がれている様子。
やってみたいっ。

そういえば、先日発注した九谷焼調の無鉛盛絵の具も届いたところ。
濃い色の素地に上絵付を出来るやり方を探していて、実験用にお取り寄せしたものです。

凸盛りは、台白という、土系(アルミナとガラス、焼いた磁器の粉等のミックス)で盛り上げるようですが、市販されている様子は見当たらないです。
これで龍を表現した器がとても素敵でした。

台白の入手方法、もしくは調合など、もしご存じで教えても良いよと言う方、
いらっしゃっいましたら教えてくださると嬉しいです!

そこまで大きく盛り上げなくていいなら金下盛り等である程度行けるかなぁなんて思っています。

色々試したくてうずうずしてきました。
こういうの、スイッチ入ると周りが見えなくなるタイプなのでちょっと気を付けながら(笑)


こういうマイナーな技法話は書くか迷うことが多かったですが、案外面白がってくれる方もいらっしゃるようなので気が向いたとき書いてみようと思います。


そして、バックギャモンのオンライン世界チーム戦を応援観戦。
お酒飲みながら、チーム戦参加者の解説を聞きながら贅沢に楽しみました。
結果は後は勝たないと終わっちゃう!という状態ですが、日本チームは強いので期待です。


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