陶芸ブログ「ひとりごと」

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本焼き窯だし

2014-09-29 | Weblog
家の不用品を片づけるため、リサイクルショップに持っていく。

値段をつけてもらっている間、店内を眺めていると、一緒に来た母親がいつの間にか何か買っている・・・

まあ、トータルでは減ったからいいか^^;

ホントにリサイクルだなあと思ったまちゃぷです。


窯出しをした作品から一部紹介。



どんぐりと、栗の秋シリーズです。

この後、上絵付けをして仕上げます。



今回、釉薬は透明釉薬(左)と黄瀬戸釉薬(右)を使いました。
どんぐりの帽子の部分は撥水剤で釉薬を抜いてあります。
釉薬の性質の違いがとても分かりやすかったので紹介してみます。

透明は、つるんとした雰囲気で、色ものっぺり。

黄瀬戸釉薬(どんぐりの実の部分だけ透明釉薬を塗っています)は、凹凸のテクスチャーが出ています。
また、無釉の部分に赤茶色の発色も出ます。

主に灰を使ったアルカリ質の釉薬は、こういう風合いが出ます。
とても味があって綺麗ですが、土に影響が強く出て、歪みやすくなったりもします。

今回は、バレッタが一部歪みました。
本来は、歪みにくい土に使うべきでしたが、どんぐりシリーズに使っている土は、鉄分も多く歪みが出やすいタイプでした。

まあ、チャレンジみたいなもので、結果は予想の範囲内でしたのでよし。


ちなみに、この黄瀬戸釉として購入した市販釉薬、カップに使ったときは、伊羅保釉薬独特の模様が出来たので、釉薬違ったのかと思いました。
(焼成条件によって風合いが異なったりするものなので、一概に言えないのが釉薬です)

初回焼いたときに、ピンホールだらけになったので、釉薬の成分を少し調整しての再挑戦でしたが、もう少しだけ再調整してみようと思います。



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