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風間杜夫と聞くと血が騒ぐ。70年代後半から80年代、風間杜夫、平田満、加藤健一らは舞台狭しとばかりに踊り駆けまわった。観るものはそのエネルギーに圧倒され熱狂した。
「熱海殺人事件」「蒲田行進曲」などなど。ご存じ、つかこうへいの舞台である。あれから40年、つかは鬼籍に入り熱狂した世代は古稀を迎えている。風間はその後ひとり芝居をはじめ、かなり前になるが調布で見た記憶がある。
その風間が11年ぶりに「ひとり芝居 帰ってきたカラオケマン」を府中の森で演じるという、早速チケットを購入した。劇場に入って驚いた、来る人来る人年配者(自分も含め)ばかり。かつての熱気を想像した私は完全に裏切られてしまった。
それもそのはず、風間は72歳。カラオケマン牛山も同じ年である。芝居の内容も「人生いろいろあった、でもまだまだ頑張ろう」的な、完全に団塊世代に向けた応援歌になっていた。笑いあり、歌あり、そしてしんみりとノンストップの90分間だった。
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