目黒重夫昨日・今日・明日

周囲の出来事を思いつくまま

デジタル社会と学校教育

2021-11-18 08:50:42 | まちづくり研究所
第44回 議員の学校
16、17日の2日間、多摩研主催「議員の学校」に要員として参加した。今回のテーマは前回に続き、デジタル社会にどう対応するかなのだが、とりわけ教育との関係が中心だった。

講義1は「GIGAスクール構想と、一人一台端末導入の課題」。そもそもGIGAとは「Global and Innovation Gateway for All」で、全ての児童・生徒のための世界につながる革新的な扉、ということだった。

「構想」は2019年12月に閣議決定され5年計画で着手されたが、翌年のコロナ感染拡大、一斉休校などで前倒しされ全小・中学校に導入された。

問題は急速なICT化による教育現場の混乱である。中でもパッケージ化による「教育の画一化」や「個別最適化された学び」による「学習活動の監視」などだ。

講義2は「シティズンシップ教育」について。横文字ばかりでついていくのが大変だったが、「市民としての資質・能力を育成するための教育」ということのようだ。

デジタル社会は避けられない。しかしそれはあくまで道具であって、それを使いこなす主権者としての資質・能力が問われている。そのための教育が大事ということだ。そこまでは分かった気がする。

私の小・中時代は1955年~1964年。先生は身近な存在で個性に溢れていた。影響も受けた。それから60年、堤未果・著の「デジタル・ファシズム」、今回の自治体学校とこれから日本社会はどうなるのだろうか。

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財政学習会

2021-11-10 12:35:20 | まちづくり研究所
次のステップへ
再び、「財政白書」作成に向け勉強会を重ねてきた。9回目が終わりいよいよ次のステップへ、といってもまだ本格的なものではない。

とりあえず関心のあるテーマを出し合い、2人が組になって調査・分析を始めることになった。私の組は社会教育の中で公民館を受け持った。

現在下調べの最中だが、他市比較が大変そうだ。すでに公民館の名称を使ってないところがあるからだ。コミュニテーセンター、学習館などなどである。

府中だって名前は残っているものの、一般的には文化センターで通っている。今後、事業内容、事業費、利用状況、利用料など他市比較も含め明らかにしていきたい。
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2021衆院選終わる

2021-11-03 08:41:06 | 日記
「野党共闘」はまだまだ
選挙結果は残念というより、身体中の力が抜けてしまうようなものだった。小選挙区で野党共闘は一定の効果はあったが、比例では共産党も立憲も議席を減らしてしまった。その分、あの維新が大幅に議席を増やした。自公対野党統一の中で、漁夫の利を得たような感じになった。

野党共闘が始まったのは、6年前の安保法制を巡るたたかいからだった。府中でも超党派議員が揃って街頭に立ったこともある。以来「アベNO府中」の取り組みは昨年まで続いた。

各地に「市民連合」が立ち上がり、参院選では野党が一本化した。少しずつ成果を積み上げ、いよいよ政権交代を目指す衆院選を迎えた。その経過と方針に間違いはなかったと思う。

ただ、結果から見ると私たちの思いと有権者の意識の間には、まだまだ距離があったのかもしれない。選挙中、政権交代を言えばいうほど、冷ややかな感じを受けた。

枝野代表が辞任するという。今後、野党共闘の見直し論議が始まるらしい。しかし考えてみれば、野党共闘で政権交代を掲げた初めての選挙、うまくいかなかったからまた見直すでは、ますます信用されない。

目先のことだけでなくもっと大きな視野が必要と思う。

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