目黒重夫昨日・今日・明日

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金守珍「泥人魚」

2021-12-10 09:43:24 | 芝居・映画
難解なのだが
師走、甲州街道のイチョウが激しく落葉している。新聞記事で金守珍の公演を見つけた。宮沢りえ、風間杜夫ら豪華メンバーが出演する「泥人魚」。

彼は「新宿梁山泊」で演出を担当、唐十郎の作品を手掛けてきた。とにかく印象深い作品が多い。「風のほこり」「唐版・風の又三郎」など、難解なのだがなぜか心に残る。A席で9,000円は厳しいが今年最後と思い2枚購入した。

登場人物も舞台も猥雑としている。鮮やかな色彩に溢れているが懐かしさを感じさせる。むかし、田舎にまわってきたサーカス小屋だ。隣のテントでは「親の因果が子に報い」みたいな呼び込み。

さて「泥人魚」は諫早湾の「ギロチン堤防」を巡る人間模様、と言ってしまえばそれまでだが。そこは唐十郎と金守珍、奇想天外な舞台だった。彼らの芝居の特徴となっている「水」「義眼」もふんだんに使われ、舞台は水浸し。

分かったようでわからない芝居。結局、1,800円のパンフレットを買ってしまった。
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