目黒重夫昨日・今日・明日

周囲の出来事を思いつくまま

やりきれない2つの記事

2016-12-31 20:20:05 | 日記
汐凪ちゃんと電通社員自殺
2016年もあと数時間となった。先日から「振り返る○○編」を書いていた。今日で最後、「議会編」の予定だった。しかしどうしても気になることがあり、その事を今年最後のブログとする。

25日付読売新聞は、福島県大熊町で行方不明になっていた汐凪ちゃん(当時7歳)の遺骨の一部が見つかったことを報じた。また過労自殺した電通社員のお母さんの手記も掲載された。「赤旗」は汐凪ちゃんの記事は今日になったが、取材を続けてきた写真家、尾崎孝史さんの報告を詳しく載せた。

いずれもやりきれない親の心情が心を打つ。汐凪ちゃんのことは以前から報道され、気になっていた。お父さんは避難先の長野県から通い詰めて捜していた。「発見が遅れたのは、原発事故の影響で捜索が打ち切られたこと。それを考えると怒りさえ覚えます」。見つかったのはほんの一部、これからも捜索は続けるという。

電通社員だった娘さんの死から1年。手記は「母親なのにどうして娘を助けられなかったのか。後悔しかありません。」と、癒えることのない親の悲しみが綴られている。電通は書類送検され社長は辞任した。しかし91年にも過労自殺を起こしている、あまりにも遅きに失した対応だ。

2017年、明るい話題を書きたいことを願って、それではみなさん良い年を。
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2016年を振り返る(市民運動編)

2016-12-30 19:44:06 | 日記
継続は力
今年も府中でやることに拘った市民運動が継続した。1つは「アベNO府中!」、毎月フォーリス前で2~3時間アピールを続けた。12月で18回目、マンネリにならないよう、その都度実行委員会で時宜にかなったテーマを考えている。因みに先日はオスプレイの墜落に焦点を当てた。2つ目は「原発イヤだ府中」。隔月でデモを行っているが、12月は特別に「電飾デモ」。けやき並木フォーリス前では、毎回私がアピールをしている。福島県出身の一人として福島の現状と県民の思いを伝えていきたい。

市民運動といえるかどうか分からないが、「財政白書」第2弾(歳出編)も発刊することができた。ただ第1弾のような盛り上がりがなく普及の方はさっぱり。次に向けたテーマも検討中だが、今回の教訓を生かしたい。

アベNOも原発イヤだも安倍政権が続く限りやめるわけにはいかない。この府中から、この府中で2017年も叫び続けていきたい。
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2016年を振り返る(選挙編)

2016-12-28 20:57:28 | 日記
まずまずかなぁー
今年は市長選から始まった。毎回そうだが今回も候補者選びに苦労した。決まったのは年明け早々、それでも4年前より1週間早かった。候補者の寺下さんには今でも感謝している。おかげで生活者ネットと8年ぶりの共闘となった。結果はともかく事前ビラも出せたし、そこそこの戦いはできた。

7月の参院選は衆院との同時選が取りざたされ、両にらみの取り組みとなった。特に衆院は「野党は統一」の動きとなり、複雑な対応を迫られた。結果は参院単独選挙となり「改憲勢力が3分の2」と報じられたが、1人区で野党連合は善戦した。共産党は躍進が続いた中、期待したほどの議席獲得とはならず、何となくがっかり感が残った。

舛添都知事の辞任で参院選直後に都知事選となった。参院選の流れで野党統一候補となったのが鳥越俊太郎氏。出だしは好調だったが年齢問題や週刊誌報道で失速、思った結果にはならなかった。特に宇都宮さん不出馬についての説明に最後まで苦慮した。救いといえば府中でも野党連合と市民が一緒に戦えたこと。何度か一緒に街頭で宣伝することができた。

ところで「いまのところ」という限定で小池知事の活動は目を見張るものがある。この半年都民、マスコミの注目を集めたままだ。来年は都議選、小池新党の動きにも目が離せない。
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原発なくせ、福島を忘れない!

2016-12-24 15:37:13 | 震災・原発
恒例の電飾デモ
12月とは思えない陽気が続いている、昨日は本年最後の原発イヤだデモ。毎年23日はツリーに電飾を施しけやき並木を歩いている。けやき並木のエルミネーションに負けないぐらいの注目度はあったと思う。最近原発を巡るニュースが多い。1つは自主避難者への住宅支援打ち切り、原発から20㎞、年間積算放射線量20ミリ㏜地域以外を排除しようとしている。避難指示解除も拡大しているが、帰還しているのは高齢者が中心と言われている。生業、コミュニティーの復興は進んでいない。

2つ目は廃炉・賠償費用が11兆円から倍の21.5兆円に膨らんだ。電気料金にも上乗せするというが、この先どこまで膨らむかわからない。もう1つは「もんじゅ」の廃炉決定、しかし核燃料サイクルは続けるという。そんなこんながあり、昨日のデモではいつも以上にシュプレヒコールに力が入った。
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膨れる新庁舎建設事業費

2016-12-22 13:50:06 | 議会
177億円が205億円へ
12月議会、庁舎建設特別委員会に基本設計の概要が出た。驚いたのは概算事業費で総額205億円とのこと。最初は150億円だった、それが昨年の基本計画では177億円となり今回さらに28億円増となった。増となった理由は来庁者駐車場(12.2億)、労務・資材の増(10.1億)、基礎工事の変更(10.1億)などである。いまさら駐車場分を追加するのもおかしな話だが、そもそも150億の枠内で設計を請けているはずなのに、これでは先が思いやられる。

外壁にアスベストが見つかったなどで竣工は半年延長され35年になる。あと7年もある、基本計画の見直しも含め、ここはじっくり考え時ではないだろうか。
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