Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

カラヴァッジョ「聖マタイの殉教」

2021年05月24日 22時28分52秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

 カラヴァッジョの「聖マタイ伝連作」のひとつである。
 この作品をエックス線調査をすると、人物が小さい下絵があり、全面的に書き直されたと「1時間でわかるカラヴァッジョ」(宮下規久朗)に記載されている。
 また中央の一番小さく奥に描かれている振り向く男はカラヴァッジョの自画像という。

 これまでの「聖マタイと天使」「聖マタイの召命」、あるいは他の作品から私が第一に受け取った印象は、「クローズアップによる焦点の明確化を促す光線」、そして「劇的な動作による登場人物の視線の集中」である。

 これは一見俳句の方法に似ている。また藤田嗣治の戦争画の密集化した集団表現につながるものである。劇的な場面といっても、人々の意識がすべてある出来事に集中しているわけではなく、個々の意識は散漫である。
 自分の後ろで交通事故が起きても、その事故に意識が向いているわけではない。一つの出来事に登場人物の視線や意識や、小さな動作がすべてそこに集中している。この集中がカラヴァッジョの構成の真髄だと思い至った。当たっているのか、頓珍漢なのかはわからないが、あくまでも私の思い付きである。


笛吹けど踊らず‥

2021年05月24日 21時05分17秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 ワクチンの電話予約は、10時半過ぎから断続的に50回かけた。しかしいづれも「ただいま混みあっております。おかけ直しください」という音声が流れるだけ。そのうちに市のホームページに「本日の受付は終了しました」という表示が出てしまった。
 今度は来週の31日(月)が受付日ということになっている。とんだ一日になってしまった。妻は午前中に申し込んだかかりつけ医の個別接種が可能となったという連絡待ちでいい、と言い出したが、どちらが先に接種となるのかわからないのでは、本当に接種できるのか不安は解消されない。

 横浜市では「大規模接種会場」設置について市長の意向があるようだが、具体化の目途はまったくたっていないという。そもそも人的な目途がまったく立っていないとのことである。高齢者ですら、ますます接種のあてが遠のいている。市長が笛吹けど踊らず、笛だけで解決が促進されるわけではない。五輪もカジノも、政府と同じである。

 本日はこの予約に時間を費やし、肝心な「仕事」はほとんどできず。明日は朝から退職者会の会議に費やされてしまう。


笛吹けど踊らず‥

2021年05月24日 20時25分17秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 ワクチンの電話予約は、10時半過ぎから断続的に50回かけた。しかしいづれも「ただいま混みあっております。おかけ直しください」という音声が流れるだけ。そのうちに市のホームページに「本日の受付は終了しました」という表示が出てしまった。
 今度は来週の31日(月)が受付日ということになっている。とんだ一日になってしまった。妻は午前中に申し込んだかかりつけ医の個別接種が可能となったという連絡待ちでいい、と言い出したが、どちらが先に接種となるのかわからないのでは、本当に接種できるのか不安は解消されない。

 横浜市では「大規模接種会場」を市長が表明したようだが、具体化の目途はまったく経っていないという。そもそも人的な目途がまったく立っていないとのことである。高齢者ですら、ますます接種のあてが遠のいている。市長が笛吹けど、それで解決が促進されるわけではない。政府と同じである。
 政権も、横浜市政も、トップが笛吹けど踊らず‥。末期症状に近いのか。


ワクチン予約できず

2021年05月24日 11時46分54秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 集団接種の予約サイトに8時55分からアクセスして、接続待ちをしていた。10時になってようやく接続し、受付画面に入れたのだが、なんとすべてが埋まっていた。居住区だけでなく、近隣の区、電車で通える箇所すべて埋まっていた。Web予約の個別接種会場も埋まっていた。
 横浜市のホームページをのぞくと、10時15分の画面で「5月24日の予約分はすべて終了」の表示。妻と二人、呆れて声も出なかった。おそらく、受付画面に入れた時にはすでにすべて埋まっていたのであろう。
 9時から接続するまでの間に、電話予約の個別接種のかかりつけ医(あまり受診していないが診察券があった)に妻が電話をしたら、「いつワクチンが入荷するかわからない。診察券があるので、入荷したら受付順に実施する。しかしすでに200名を超えているので、数か月先になる見通し。集団接種の予約もしてほしい。」ということであった。とりあえずは申し込みはして電話を切った。

 Webでの受付が終了したとのことなので、電話をしているがまったくつながらない。NTTの「ただいま混みあっています」のテープが流れるだけである。

 これまでの積み残しの高齢者が集中しているので、だんだん予約の競争率が高くなっている。これでは首相のいう7月末までに高齢者の接種完了はとても無理である。
 私の親と私自身の予約ができたのは、幸運ということなのであろう。しかし妻の予約が取れない限りは、意味がない。
 ワクチンの絶対量が少ない、接種する人手が足りない、とナイナイ尽くしである。ワクチンは1億回分入荷する、などという「政府発表」は1940年の「大本営発表」と同程度の嘘、と言わざるを得ない。どちらも人の命が粗末にされている。

 若年層の接種など夢のまた夢。