Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

COVID-19への対応

2021年05月22日 21時58分48秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 横浜市域の最高気温は、本日は22.1℃であったとのこと。予報では25℃となっていたので半袖とメッシュのベストで出かけた。集会の会場をでると少し肌寒く感じた。
 中華街を通ったが、思った以上に人出があった。

 5月22日の人口100万人あたりに換算した感染者数をみると、東京都、大阪府、沖縄県が突出し、兵庫県、神奈川県、北海道、福岡県が多い。
 愛知県、京都府、千葉県、埼玉県、奈良県も深刻である。

 横浜に住んでいる私としては相当な危機感がある。しかし一方で具体的な対策については、従来の自己防衛の範囲の対策しか示されないことに違和感を持っている。

 ワクチン接種についても、予約システムへのいら立ちだけでなく、接種の体制についても、神奈川県・横浜市の独自のさまざまな対応があってしかるべきではないのか、と思っている。現場の第一線の職員の頑張りだけに依存していないだろうか。
  90歳以上への高齢者への巡回接種・訪問接種のシステムも必要である。システムから疎外されている高齢者へのフォローも見えてこない。医療従事者への接種の促進、また接種従事者のマンパワーの確保・拡大についても、その努力が見えてこない。一度にすべてを解決することはできなくとも、段階を踏んだ対応が見えない。とても歯がゆい。


本日の「仕事」は終了

2021年05月22日 20時26分32秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 午後からの「横浜未来構想会議」の発足記念講演会の取材のための準備。

 カメラとパソコンをいつもの布地が薄く軽いリュックに入れたら、重くなって布地が切れてしまいそうに見えた。やむなくハイキング用の20リットルのリュックに詰め替えた。一回り大きく、頑丈である。このタイプの15リットル程度のリュックも欲しいが、これはあくまでも願望。

 マスコミの取材チームが大勢参加した記念講演会も予定通り終了。私が一応カメラに収めた画像も役に立ちそうである。

 昨日とは違って風は無く、穏やかな天気。陽射しがないのがさびしいが、梅雨の時期と思えば致し方ない。しかし気象庁は関東地方の梅雨入りを発表していない。

 


カラヴッジョ「聖マタイと天使」

2021年05月22日 11時52分39秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

   

 カラヴッジョのデビュー作ともいえる「聖マタイ伝連作」(1600~02)で、「聖マタイの召命」と「聖マタイの殉教」、「聖マタイと天使」について「1時間でわかるカラヴァッジョ」(宮下規久朗)の解説を読んでいくつかの感想をもった。
 「聖マタイと天使」は第一作は第二次世界大戦の終了後、火災で消失し、モノクロ写真しか残っていないのがきわめて残念である。解説では、第一作はジュスティア―二候のために描かれ、第二作が祭壇画として描かれたという立場で解説してある。
 たしかに祭壇画として第二作が整っている。構図も縦の一直線にまとめられ、下から見上げるには分かりやすく、祭壇画にふさわしい。
 第一作は人物が複雑に絡み合いすぎて祭壇画としては不向きである。ただしこちらのほうが劇的で、よりマタイという人物を大胆に表現していると思える。
 解説では「本来無学だった粗野な男としてのマタイが、神の導きによって(天使の指導で)執筆をするという情景のほうが、この軌跡のエピソードにはふさわしい」と書かれている。新約聖書の第一番目に位置し、多くの人に読まれる「マタイの福音書」が出来上がる秘密に迫るというのであろう。私もそのようなドラマを想像させる第一作に惹かれる。