天気は昨日とは変わって朝からどんより。午後からはまた雨が降る予報になっている。
最近はさまざまな日程が極端に少なくなり、今週と来週が頭の中で混同している。来週月曜日が退職者会の幹事会である。頭の中では20日(月)としっかり正しくインプットされているのだが、それが本日13日(月)だと勘違いする日が先週に幾度かあった。
先週のある日、頭の中では「今度の月曜が20日」となってしまった。13日の週が頭の中から抜けてしまったのである。13日の週は18日(土)だけに予定が入っている。週に2ないし3日ほどの予定が入らないと日時の混同が起きるのかもしれない。
要するに、暇になると日時の感覚がずれてしまったり、抜け落ちてしまう。生まれてこのかた68年間、毎日時間に追われて生きてきたようなものである。これがコロナウィルスの感染拡大に伴う「巣篭り」の影響だけでなく、現役を退いて毎日の予定が無くなるとこんな症状が出て来るのかもしれない。
時間に追われる生活は誰しもが経験してきたことである。これが急にストップしてしまうと、脳も急ブレーキが効かなくなり、いろいろと齟齬をきたしてしまうのではないか、と思う。
現役を離れるとということは、少しずつゆっくりとした時間の流れになるように自分を制御しないといけないということである。
過度ではない範囲で、新幹線ではなくせめて鈍行のスピードで時間をうまく組み立てていくようにしないといけないのであろう。
人と会うことで予定を立てることもいい。それが出来なければ、自分でいろいろな場所を訪れたり、何かをこなしたりしながら、自分自身と会話を続けることもまた時間を自分で制御する方法だと思う。
今回の教訓としては、1週間の内、2日ないし3日はあらかじめ予定を立てて、スケジュール帳に書き込んで行くことであろう。例えば会議や人に逢う日、医者に行く予定などだけでなく、近くの公園でのんびり過ごす予定もスケジュール帳に書き込んでしまうのもやってみたい。思いついて公園に行くのも悪くはない。だがそれだけではなく、一週間前に予定を立てて近くの公園に行く、ということである。
現役時代よりも、「予定」の定義が変わってくるということでもある。他人との関係から強いられた予定ではなく、自分自身のための能動的な予定、という風に切り替えればいいのである。
判り切ったことでも少し視点を変えることが大切なのであろう。