住まいの安全 心の健康 住まい塾 21

住まいの安全性、食物の安全性、政治の危険性、感動の共有
心と体のリラクゼーション、誰かに秘密を話すストレス解消

グローバリズムの終焉…時代の潮目

2016年11月13日 | 日記

  どこかに今回の米国の大統領選挙、トランプが勝つのではないかと書いた気がして、想い当たるところを探してみたが、何処に書いたか、見つける事は出来なかった。  辛辣で、削除された・・w ?
新自由主義がもたらした格差社会と、それが生じさせた手段であるグローバリゼーション、今更では有るが、やはり記憶に留めるべきと云う結論から、再び取り上げる事にした。


  後出しじゃんけんの様で、今更こんな事を云うのも、狡いような気がするが、ブレグジット(イギリスのEU離脱)が決まった辺りから、時代は、世界中が反グローバリズムへと流れつつあるのが、社会の表層に現れ始めたのではないかと思っている。  しかし、現実にはその数年前、いや10年ほど前から、≪反グローバリズム≫は賢人たちに拠って、提唱されていた。  世界の先進国社会の中間層が、貧困層に落とし込まれた現実が見えるようになった上に、そのことが、グローバリゼーションに起因する実態が、折に触れ実例を指摘されながら、多くの国民がその貧困を体験する事になったからであろう・・・。


  グローバリズムの中心的な空念仏、あの米国から持ち込まれた ≪民営化、規制緩和、市場原理、小さな政府…≫ それが、アメリカからの命令で有ったのかどうか・・・慶応の≪タケナカ先生≫が、コイヅミ時代から一貫して、その方向を推進して来た。  新自由主義とも市場原理主義とも云われたアメリカへの追従施策。 一般的に見れば、少なくない謝礼が米国内から有ったとみられても、止むを得ないのではないだろうか・・・。  1980年代からの、プラザ合意から続く90年代の米国からの≪年次改革要望書≫そして郵政の民営化、その延長線上の、米国型資本主義(企業主体の論理)を世界に広める為の所謂、市場原理主義、グローバリゼーション。




  この事実に拠って、アジア地域も、ヨーロッパも、言い出しっぺの米国々内に於いても、グローバリズムは進み、貧困格差は広がり、世界の文明社会の所得中間層は絶滅危惧種へと、落とし込まれる事となった。  
それは、ただ単に≪資本の論理≫だけで、地域的特性とか歴史的食文化や生活文化、物の考え方までをも溶けさせ、大国や大企業に或は働く事の無い国際金融家に、有利に働かそうと、云う経済施策的内容であった。

  しかし、現実には細胞膜で仕切られていない、国と云う仕切りの無い世界は、悪弊も、水資源や食料資源も、緊急時を想定すれば、世界中同じ困難が瞬時に蔓延し、地球全体を一つの生態系として維持することが、出来なくなるのではないかと云う懸念を、消し去る事が出来ない・・・・。  
 国際金融資本家達にとってのメリットは、数限りなくあるのだろう。  単純に言えば、お茶を濁したり、町衆を、タバコで煙(けむ)に巻き、ドサクサ紛れに、誤魔化し自分達の利益としたいのだろう・・・・勿論、彼らの最終目標は≪金≫、それさえ有れば世界は思いのままと云うメンタリティが、彼らの流浪の民の頭から、消え去る事は無い。


  深く考えなくても、何故、恐竜が滅びて、ゴキブリがいまだ健在なのか、改めて指摘するまでも無い。
筆者が子供時代、世界的に大豆の不作の年が有った。  豆腐一丁が、それまで30円で有ったのが、一気に100円に上がり、それ以来ず~~っと、お豆腐一丁100円になった。  
当時、国内の商社は大豆を手に入れる為、大きく言えば、国内の人々の栄養を維持するため、命を懸けて、国際競争の中を走り回った。  全ては、自主独立、独立自尊を保つため、もっと細かく言えば家族、親戚、国民の為に国際商戦で戦ったと言って、誤りは無かろうと思う。  古来、日本人の、大和の国のメンタリティは、家族の為に、或は他人の為に、言葉を変えれば≪慈愛(母が我が子に注ぐ愛)≫と云う事であろう。


  今回の米国の大統領選挙で勝った『トランプ』に、ドイツのメルケルさんはこんなメッセージを送ったそうである。
  「われわれは協力しあうことができます。ただし、それは人の尊厳、人種的平等、そして寛容さなどの価値に基づくものである場合のみ可能なことです」。

 何時の時代でも、物事には多面性があり、一言で言い表すことは出来ない。  しかし、事のどさくさに於いて、自分たちの既得権を貪り、何時までも、それがばれないと思う事を、神は見逃しはしない。
全ての出来事を、見えざる手は、お見通しである。  大手マスメディアが、いかに既得権益層に媚びを売り、現実を曲げて世論を誘導しようとも、そんな世は長くは続かない。



  犬HKは、今日の報道でも≪トランプ≫の、否定的報道をトップで取り上げ続けている。
まるで、米国の金融資本家達からそのような報道要請を受けているかの様相である。
彼らには、歴史的な審美眼が欠けて居り、米国或はヨーロッパに蔓延している、金融資本主義病に冒されているとしか思えない。  金銭が全てでは無く、 古き良き日本人のメンタリティとは何か、も一度思い起こしてほしいような気がする。

  話は変わるが、トランプの勝利宣言の時、後ろに付いて来たミニスカート水色のワンピースを身に纏った、妙齢のご婦人二人・・・・のどちらか、米国大使として、日本に来てほしいと思ったのは、筆者だけですか・・・・?