住まいの安全 心の健康 住まい塾 21

住まいの安全性、食物の安全性、政治の危険性、感動の共有
心と体のリラクゼーション、誰かに秘密を話すストレス解消

ー 晴天の壁歴 ・・・

2015年12月02日 | 日記

  12月2日 の『 晴天の壁歴 』の朝日連山 こせこせした『巷』を何千年、何万年も見守り続けて来た地球の一つの皺。



  朝から晴れがましい気持ちに引き込まれるような、一日で有った。
今日も日本国中、食べて応援、知って応援、我慢して応援・・・の欺瞞的な言葉が巷に踊る。

  新自由主義を、推進して体裁だけ整えようとする現政権、行政、司法、立法に携わる、税金を自分の命の拠り所とする人群れ。 体裁を取り繕う事で、自らの喰い扶持を得ようなどと云う事は、口が裂けても言えない事であろう。  年金の株式投資(所謂バクチ)で国民の資産を消し去り、円安で物価の上昇(その狙うところは、40年代の様なインフレ、そして国債の比重の低下)を引き起こし、GDPの見かけ上の上昇。  経済が、パチンコ屋の同元の様に簡単に操作出来れば、かつての様な世界大恐慌など起こるはずもない。

  最近では、民間のリーダー財界でも新自由主義にかぶれ、自分の懐だけ潤えば、後は野となれ山と成れの『刹那主義』が蔓延している。
新自由主義、現代の資本主義の行きつく先は、誰もが想像が付いている事であるが、怖くてその結末を口に出来ない、 臆病な有識者、投げやりな一般人が増えた。  遠慮会釈なく、来るべく近未来の世界を暗示、示唆出来るのは、ブログで『これでもか、これでもか・・』と、口を酸っぱくして、発信し続けている一部の人群れ・・・。


  新自由主義の行きつく先を、ギリシャの不況に重ね意見を発して居られる方のブログを、以下にご紹介したい。
『明日は我が身』、この言葉が遠い立ち位置の人ほど、既得権益層に蹂躙され、指導層の一部だと勘違いさせられているに違いない。
ここは『スパッ』と、ゴロー丸選手の様に手を組んで、無心で『神』に御伺いを立てて見れば、真実の声が聞こえてくるはずである。  ユメユメ自分だけは永遠に、『お金』が付いて回るなどと、思い込まない方が良い。

  ***  以下引用 下記URLより(原典:TheTimes)  ***
   http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2015/12/post-7878.html

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 ドイツのメルケル首相とヨーロッパの銀行によって、ギリシャ国民に強いられた生活水準急落のおかげで、非常に多くの若いギリシャ女性が売春に追いやられている。
性的サービスを提供する女性の数が大量に増えたため、価格は、一時間4ユーロにまで低下した。  つまり、チーズパイや、サンドイッチに十分な4.24ドルが、強欲銀行幹部が押しつけた緊縮策が、女性の体を一時間利用するのに対して付けた値段なのだ。  30分なら、価格は、2.12ドルだ。  彼女たちは、最低賃金さえ得られない。
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  ギリシャでは、困窮は、ギリシャが愚かにも、緊縮策と引き換えに、主権を放棄して加盟してしまった欧州連合によって、ギリシャ国外から押しつけられている。
強欲銀行幹部や、EUやドイツ政府にいる連中の代理人は、ギリシャ国民は融資で恩恵を受けたのだから、融資を返済する責任があると主張する。  しかし、融資はギリシャ国民に対してなされたわけではない。  
融資を受け入れるよう、貸し手から賄賂を貰った腐敗したギリシャ政府の連中に対して融資がなされ、その資金は概して、融資をしている国から、物を購入するのに使われることが多かったのだ。 例えば、ギリシャ政権は、ドイツ潜水艦を購入するため、ドイツや、他の外国銀行から借金するように賄賂をもらったのだ。 ギリシャの借金が膨らんだのは、この種の腐敗によってだ。

  強欲銀行幹部のサクラを演じる経済マスコミとネオリベラル経済学者が語る筋書きは、ギリシャ国民が、無責任に金を借り、それを自分たちの幸福のために使い、融資の成果を享受したのに、返済するのをいやがっているというものだ。
そんな話はウソだ。しかし、ウソは、銀行自身の過剰貸し出しという失敗を補填するため、ギリシャ国民からしっかり略奪するのに役立つ。  銀行は、融資手数料と、潜水艦造船業者からのリベートの両方で儲けた。 (潜水艦造船業者は、融資が使われる、様々な外国の製品やサービスの総称として引き合いにだしているに過ぎない。)

  ギリシャでは、融資は、ギリシャ人の年金や教育や社会福祉や公務員雇用を削減して“節約された”お金と、港湾や市営水道や保護されていた島などの公有資産売却で得たお金で返済されている。  年金、教育、社会福祉や雇用の削減は経済を枯渇させ、公有資産の売却は、政府予算を枯渇させる。  マイケル・ハドソンは、彼の新刊『Killing The Host』で、これを非常に巧みに語っている。

 結果は広範な困窮で、困窮の結果、若いギリシャ女性は身を売らねばならない。

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   ***  以上引用  終  ***


                 ≪  月山の雪 ≫

  世界的に、新自由主義に侵されているが、その主たる原因の一つに国会議員の世襲が上げられ、そして、その症状も共通点が多い。  にもかかわらず、革新的な貧困撲滅への改善手法が頭をもたげないのは、その根本に、世界を牽引している15世紀以降世に広がった、金貸し商売による弊害が、挙げられるのだが・・・、其れをを取り除く事も、その見込みも無い。
良かれ悪しかれ『貨幣』を世界の中心に置き、経済に置ける血液として資本主義が円滑に回らないのは、人類の品格とか徳性とかが軽んぜられているせいで有ろうが、ギリシャの場合を省みれば、何とかなるだろうと云う『刹那主義』が、その根元に有り、未来に希望が持て無い事が有るのだろう・・・・。

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