書とお寺が大好きな春逕の「日々是好日」

日々思うこと、感じた事をつづります。

「なう」

2011-01-24 22:39:24 | 思う事

新聞に面白い記事が載っていた。

種田山頭火はそのときの一瞬(なう)な気持ちを自由に俳句にしたんだ。

今で言うツイッターの「なう」

  • 酔うてこほろぎと寝ていたよ(なう)
  • 鴉啼いてわたしも一人(なう)
  • まつすぐな道でさみしい(なう)
  • また見ることもない山が遠ざかる(なう)
  • 分け入つても分け入つても青い山(なう)
  • 鉄鉢の中へも霰(なう)
  • 生死の中の雪ふりしきる(なう)
  • おちついて死ねそうな草萌ゆる(なう)

(出典「草木塔」「俳句検索」)

山頭火の奥さんは熊本の下通りの本屋さんをしていて、後に山頭火は植木町の味取観音の堂守となったが、そこも捨て一笠一杖の行乞僧として諸国行脚した。


幸せの時間。

2011-01-24 07:24:58 | 思う事


親友Yちゃんと御船の温泉「華ほたる」に行った。

二人で露天風呂に入っていると赤い色でもないオレンジ色でもないそれこそ茜色なのかなと思える夕日を見た。
「なんとも言えない綺麗な色だよね。」

二人で沈む夕日を見つめた。


帰りに『葺屋』さんで季節先取りの美味しいお料理(蕗の薹・タラの芽・たけのこ・くわい・そらまめ・あなごなどのてんぷら)など頂き

最後に抹茶のシャーベットを頂いた。

ここの味付けは天下一品。

調味料からすべて手作り。

心にも体にも優しいおもてなしに感激。


昨日でも明日でもない時間だった。


白と黒の世界。

2011-01-22 08:29:45 | 書について

白と黒の世界。線の世界。

単純のように思えてとても複雑。

黒と一口に言っても黒の世界は奥深い。

同じように、線の世界も・・・。

「黒って何だ?」「線ってなんだ?」って悩み始めたらとんでもなくなる。

小国坂本善三美術館に行った時、「黒」って何だろう「線」って何だろうとおもった。