宋の時代に活躍した三大書家の一人の蘇軾(そしょく)の書。
このころは、文房四宝(墨・すずり・筆・墨)特に筆の発達もあり、流れるような行書が盛んになった。
宋時代は唐時代の筆の使い方とは違って動きがあるが、蘇軾は米芾や黄庭堅より特徴がとりにくいので難しい。
唐の時代の人は、それより前の書を学び、宋の文人は唐までの書を学んでいた。
当時まで、科挙制
何の歴史でも面白いだろうが、書の歴史はその人の歴史になるし、その周りのも(道具)の歴史になるから面白い。
蘇軾は、蘇東披(とうば)とも言う。
余談だが、中華料理にある東披肉(トンポーロ)はこの蘇軾(蘇東披)から名がついたものらしい。
東坡肉との呼び方は、中国北宋代の詩人蘇東坡(蘇軾)の名による。
これは政争に巻き込まれて左遷された蘇東坡が、流刑先の黄州で安価な豚肉をたらふく食らい、悠々自適の生活を送る詩を吟じたことに由来するという。