書とお寺が大好きな春逕の「日々是好日」

日々思うこと、感じた事をつづります。

帰去来辞(蘇軾)

2011-01-16 20:24:11 | Weblog

宋の時代に活躍した三大書家の一人の蘇軾(そしょく)の書。

このころは、文房四宝(墨・すずり・筆・墨)特に筆の発達もあり、流れるような行書が盛んになった。

宋時代は唐時代の筆の使い方とは違って動きがあるが、蘇軾は米芾や黄庭堅より特徴がとりにくいので難しい。

唐の時代の人は、それより前の書を学び、宋の文人は唐までの書を学んでいた。

当時まで、科挙制

何の歴史でも面白いだろうが、書の歴史はその人の歴史になるし、その周りのも(道具)の歴史になるから面白い。

蘇軾は、蘇東披(とうば)とも言う。

余談だが、中華料理にある東披肉(トンポーロ)はこの蘇軾(蘇東披)から名がついたものらしい。

東坡肉との呼び方は、中国北宋代詩人蘇東坡(蘇軾)の名による。

これは政争に巻き込まれて左遷された蘇東坡が、流刑先の黄州で安価な豚肉をたらふく食らい、悠々自適の生活を送る詩を吟じたことに由来するという。

 

 

 

 

 

 


陰。

2011-01-16 09:48:01 | 書について

最近毎日寒い日が続く。

昨日の夕方も雪が・・・。

今朝は空気が澄んでいるのか、いつもと空の色が違うし、光がキラキラまぶしい。

 

あまりに明るく、キラキラした陽の光が今の私にはまぶしすぎ、逆に陰を強く感じさせる。

陰と陽。

黒と白。

緩と急。