友達に強く勧められて、今「一日一書」をやっている。
朝起きて、頭に浮かんだ文字を筆で書くという日課。
いつも書ける状態の筆と紙があるので、なんという事は無い。
今日で15日目。
今日の字は「震」
「震」(籀文)ちゅうぶん
朝起きたら岩手の地震のニュース。
ネパールでもまた余震があったようだ。
「震」の字を早速調べてみた。
「辰」は、二枚貝の殻が開き、内にある弾力性に富む肉が外側に伸びてベロベロと動いている形に象る。ぶるぶると震え動くもの。「振・唇・震」
はらむ、身ごもる、中にこもる。「娠」 『甲骨・金文辞典 水上静夫』より
「蜃」は「辰」の象形。祭儀や予兆の事に用いられた。『字統 白川静』より
籀文(ちゅうぶん)の複雑な文字は、雨の下で雷が響き渡る。雷がゴロゴロと鳴り響く。雨空に雷がビリビリとふるえ轟く。ひいて、ふるう。震える。『甲骨金文辞典 水上静夫』より
文字を調べていくとどんどん不思議な世界に繋がっていく。