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桂水大明神の水 十和田市の湧水

2010-01-26 | 名所 旧跡
十和田市街から西へ2km程離れた所に桂水大明神の水があります。
十和田市に数箇所ある湧き水のひとつですが、ここは樹齢400年といわれるカツラの木の根元から水が湧き出しています。

桂の木は地下水位が高かったり伏流水がある所など湿った場所によく生えています。
昔は井戸を掘るときに、周辺の樹相を見て掘る場所を決めたと聞きますが、桂の木は絶好の案内役だったのでしょう。
桂の葉は綿飴のような甘い匂いがします。
落ち葉の季節は匂いでこの木の存在がわかります。

湧き水と桂の木は関係が深く、弘前市の堂ヶ平桂清水や南部糠部三十三観音の天台寺の桂清水なども知られています。
湧き水と神域もまた深い関係にあり、ここには気比神社と桂水大明神の二つの社が祭られていました。
湧き水は神様から授けられたもの、桂の木は神様がつけた目印、そんな認識を昔の人は持っていたのかもしれません。







桂水大明神の水 十和田市深持字後平29番地1