27日(土)、28日(日)の2日間にわたって開催された浜名湖フォークジャンボリー。
私たちは毎年このイベントを楽しもうという事で、開催前日の夜から浜松に泊まることにしています。
前泊すればジャンボリー初日の朝いちからゆっくり皆さんの演奏を聴かせてもらう事ができるからです。
今年も何とか26日(金)に浜松に泊まることができました。
というのも、私が風邪をひいてしまって25日は38.7度という熱が出てしまっていたのです。
解熱剤の点滴などで何とか間に合いましたが、翌日に浜松へ出かけると言ったら、クリニックの方はあきれた様子でした。
熱だけなら良かったのですが、のども炎症を起こしていましたので、声が回復するかどうか、それはもうとても心配で心配で・・・。
本番前の1週間はほとんど声も出さず、練習もせずといった具合でしたから、不安も最高潮でした。
体調はよくない状況でしたが、私たちは2日目の出番ということもあり、会場に足を運び、1日目はとにかく皆さんの演奏を目いっぱい楽しませてもらいました。
お付き合いのある音楽仲間の皆さんの写真を載せさせていただきます。
「103(とうさん)」さん。
「会津里花」さん。
「ののちゃんず」さん。
「永井バンド」さん。
「とんちんかん」さん。
「海音」さん。
「小野ヒロシとナガセ君」さん。
「りっぷるとぉん」さん。
「そらとこころ」さん。
「もろちゃんず3/4」さん。
「いがりまさしとネイチャーイレブン」さん。
「ザ・ブトン」さん。
「ひらりんバンド」さん。
「フォークコンプレックス」さん。
「Kariyars」さん。
「無限時空」さん。
「青葉の風」さん。
「にちようや」さん。
一日目の落陽がきれいでした。
この日、体調はだんだん回復してきて、(明日は何とか大丈夫そうだぞー。)という気がしてきました。
交流会も体調次第では不参加も考えていましたので、参加できて本当に良かったと思っています。
新潟から来られたKazmin'.comさんや野村・深沢さん、小野ヒロシとナガセ君に、1年ぶりにお会いしていろいろなお話をすることができました。
1年のブランクなどなかったように音楽の事、健康の事など一杯話して、宴会のお料理を食べているどころではありませんでした。
そして、今まであまりお話したことのなかった方からも声を掛けて頂いて、一気に距離が縮まったようでした。
明日の演奏の事もあるし、体調もまだ万全でなかったので、一足先に失礼しました。
明けて2日目。
朝からとても良い天気で、気持ちがうきうきしてくるのがわかりました。
7時前にガーデンパークに到着しましたが、もうたくさんの方たちが忙しく準備をされていて、3日間にわたるもろもろの忙しさの中で努力してくださっている実行委員の方々をはじめ皆さんに、心からの感謝でした。
集合写真を撮り終わるともうみんな心は一つ。
実行委員によるオープニング
実行委員の皆さんの顔が、うれしそうにとても生き生きとしているのが印象的でした。
「ぶりこら」さん。
「磐田フォークソング愛好会」さん。
「ぷりん♪#」さん。
「エスポアール」さん。
この後、なるべく多くのバンドの演奏を聴かせてもらいたいと思いつつ、自分たちの演奏の事や、割り当ての仕事、そして私たちのメンバーの事などあって、ステージ横で耳だけ向けさせてもらったりであまりじっと聴かせてもらう事ができず残念でした。
私たちが撮った写真はこれが最後でした。
実はこの日、メンバーのUさんは避けることのできない事情で遅れて来ることになっていました。
約束の時間になっても到着せず気をもみましたが、何とか本番前にちょっとだけ練習する時間をとることができ、ほっとしました。
でもこの時私の心の中はブルーでした。
午前中に公園の日陰で1週間ぶりに相方さんと練習したのですが、温存していた声がやはり出なかったのです。
低音域は、良い声ではなかったけどそれなりに出たのですが、高音域はかすれたり、出なかったり、音程が不安定になったり・・・。
森山良子さんが愛用しているという「のど飴」を、9月21日に森町文化会館で開催された「森山良子コンサートツアー・グレイテスト・ヒッツ」の会場で手に入れることができましたので試してみました。
でも、この時の私には効果がありませんでした。
ため息しか出ず、くら~い気持ちに落ち込みました。
でもそんな時、私の気持ちを救ってくれたのが、音楽仲間の方たちでした。
「のどしゅっしゅ」を持ってきてくれたMikity、森山良子さんの「のど飴」より強力な飴をくださったぶり子さん、そして出番前の私を気にして「この日のPAの状況では小さな声でも大丈夫。」と励ましてくれたNamiさん。
私の心をほんわか温かな雲の上に乗せてもらったような気がしました。
写真はMCしま~さんから頂きました。
「風邪で十分な声が出ない・・・。」という言い訳から始まった私たちの演奏でしたが、途中で不思議な事が起こりました。
今考えてもよくわからないのですが、途中から、高音域の音があるべき場所に収まる様になったのです。
何が起こったのだろうと、自分でも狐につままれたような気がしました。
前にも何度か経験したことがあるのですが、とても気持ちの良いPAをしてくださった時に、いつも苦労している音がなんなくするりとスウィートスポットに向かって飛んでいくのです。
今回もそんな感じでした。
絶好調の声ではありませんでしたが、あの状況では考えられない声が出ました。
今もって、どういう事だったのか正確にはわかりませんが、温かな音楽仲間の心をもらった事、そして会場のお客様の応援の気持ちを頂いたこと、そして素晴らしいPAをしてくださった事、すべての事が私の声を押し上げてくれたのだと信じています。
そしてバックスクリーンを開いてのフィナーレです。
素晴らしい景色をバックにしての演奏でした。
浜名湖ガーデンパークの野外ステージならではの光景でした。
名倉バンドのフィナーレの時に「遠い世界に」をステージ上で皆さんと歌いながら、お客様の顔を見渡したら、本当に皆さんの顔が希望に満ちているような輝いた眼をされていました。
そしてそれを見て、今回のもろもろの事など想い出されて思わず涙が出そうになってしまいました。
浜名湖フォークジャンボリー、ありがとう!!!